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扉を開いて(人生90年の備え)

2013年4月13日(日)はれ

・人生90年の備え 豊かな老後のためのマネー術。
 日本人の平均寿命は2012年で男性79.94歳、女性86.41歳。60歳で退職しても先は長い。
 「異次元緩和」から1年たち、物価は上がり始めている。現金を眠らせておくままでは資産価値が目減りする。
 年金支給の開始年齢も段階的に引き上げられている。老後の備えは今や一人ひとりの切実な問題。

 日経ヴェリタス60歳退職時に4000万円の金融資産がある年金暮らしの夫婦をシュミレーション
 年金収入に加えて金利のつかない現金のままの資産を取り崩して生活する場合、81歳で完全にお金がなくなる。

 老後の必要資金をどのように備えるべきか。専門家は「資産運用」「就労継続」「資産の有効活用」の3点で助言。

・人生90年の備え 
 高齢者2人世帯の標準的な年間生活費324万円(月27万円)、標準的な年金支給額は年240万円(月20万円)で年84万円(月7万円)不足。
 年金支給が始まる65歳から90歳の25年間の不足額は単純計算すると合計2100万円、60歳から64歳までの年金空白期間も考える必要がある。

 退職時4000万円の金融資産がある持ち家の夫婦世帯で「退職後の資産の減り方シュミレーション」医療や介護費用は平均値基に。インフレ率1%。
 現金のままでは81歳で資金がなくなる。年3%で運用するならほぼ90歳まで資金続き、年4%運用なら90歳時点で1000万円以上の遺産残せる。
 老後の4大コストは『食・住・医療・介護』

・人生90年の備え 退職後から本番。75歳まで資産運用。自宅活用策も選択肢。「生活のため」老いても働く。

・11日の東京株式市場では日経平均株価が大幅に反落。終値1万3960円と2013年10/8以来ほぼ半年ぶりに1万4000円を割り込む。
 週間の下落幅は1103円と、12年秋に「アベノミクス相場」始まって以来、最大に。
 日銀の追加緩和への期待後退や米株安背景に底入れには時間かかるとの見方が多い。
 週末にかけて円は1ドル=101円台半ばまで上昇、輸出関連企業の売りが加速、株式市場の重荷になった。
 14年度の想定為替レートが大企業製造業で99円48銭。為替の「のりしろ」は残り少なくなっている。
 米国株式市場の動向も波乱要因。
 日経平均株価の予想PER(株価収益率)は13倍台まで低下、2012年末に安倍晋三政権発足してから最も低い水準に。
 今月下旬に日本企業の3月期決算発表始まり、企業が今期業績について底堅い見通し示せば、割安感から投資家の資金が徐々に戻ってくる可能性も。

・米国で今週から主要企業の2014年1-3月期の決算発表が本格化。
 市場予想では主要500社の純利益、前年同期比1.1%増益も増益率は6四半期ぶりの低水準に沈む見通し。記録的な寒波の影響が収益下押し。
 天候要因なくなる春以降の企業収益を見極めようと、いつにも増して注目度高い。

・中国16日、2014年1-3月期実質国内総生産(GDP)成長率発表。
 日経新聞社と日経EUICKニュース(NQN)の共同調査では前年同期比7.3%増と13年10-12月期実績(7.7%)下回る見通し。
 10日発表した3月の輸出額は市場予想を大幅に下回る前年同期比6.6%減。中国政府は政策の微調整に乗り出している。
 李克強首相「経済を合理的な範囲内に維持することは、中国のマクロ経済政策の基本的な要求」と語る。
 また「経済を一時的に変化させるための短期的な刺激策は取らない」とも述べる。

・有害物質で汚れた土地を浄化する技術が注目。中国が対策に本腰入れ始め、日本企業の商機につながる可能性も。
 日本の環境省試算で中国の土壌汚染強化の市場規模は20年に年1.9兆円、30年に4.1兆円。最大市場米国(7000億〜8000億円)超える。
 国内では「不動産が動けば、土地汚染浄化ビジネスも動き出す」との見方も。

 エンバイオ <6092> [終値1281円]2012年6月、南京市に政府系の地質調査会社との合弁会社立ち上げ。
 各地から声がかかるのは土壌を掘り起こさずに浄化する独自の原位置浄化技術に注目。薬物注入して浄化。二次汚染は心配せずに済む。
 土地の搬出にかかる手間や費用も省ける。特に原油に含まれるベンゼンやドライクリーニングに使うテトラクロロエチレンなどの分解が得意分野。
 汚染度の不法投棄防ぐために、中国では従来のように土壌を掘り起こさず浄化する技術に関心が高まっている。

 大林組 <1802> [終値595円]バイオレメディエーション(微生物の働き利用土壌浄化する技術)で工期短縮する技術に強み。

 住友大阪セメント <5232> [終値411円]新薬剤「マジカルフィックス」開発。処理の難しい鉛など重金属に対応できるのが特徴。

・製薬大手海外事業で岐路に立たされている。

 第一三共 <4568> [終値1731円]7日、約5000億円投じて買収したインド後発医薬品大手ランバクシー・ラボラトリーズの実質売却。

 武田薬品 <4502> [終値4452円]糖尿病治療薬「アクトス」巡り、米連邦地裁の陪審から60億ドル(6100億円)の賠償命じる評決受ける。 

・発掘実力企業:海外に挑む(6)アドウェイズ <2489> [終値1487円]
 アジアでスマートフォン(スマホ)向け広告市場の開拓を加速。
 4日には中国携帯電話大手の中国聯合通信有限公司(チャイナユニコム)からアプリをダウンロードする公式サイトに関連する広告業務受託。
 「LINE」や「フェイスブック」からも広告・販促業務の一部を請け負っている。
 中国聯通のサイトの登録者は1億人とされる。サイトの閲覧数やアプリの配信数が増えればアドウェイズに入る収入も増える。
 軌道に乗れば大きな収益源に「化ける」可能性がある。今期黒字化見込む。海外事業の収益貢献が市場の評価を占う試金石になりそうだ。

・アコーディア・ゴルフ <2131> [終値1125円]株価下落鮮明。保有ゴルフ場の大量売却という事業の大転換策発表。
 収益への影響やそもそも実現するかどうかが不透明。利益や配当額などの見通し公表していないため、株式保有し続けるべきは判断難しく。
 自社株対象にしたTOB(公開市場買い付け)価格(1400円)もTOB規模「450億円以上」との説明で
 買い取ってもらえないリスクもあり株価下落する要因も。

・会社がわかる 特集日本精工 <6471> [終値1047円]業績急拡大。
 自動車生産拡大で軸受け(ベアリング)好調、電動パワーステアリング(EPS)が大幅に伸びる。2015年3月期は7年ぶりに最高益更新する公算大。
 日本精工、2018年にEPS搭載率が8割に達すると予測。現在世界シェア2割程度。
 特に新興国の伸び見込み、中国の年間需要は約200万台に達し、欧州の約1800万台抜き最大市場に。 

・東京株式市場で不動産や銀行など「リフレ銘柄」の下げが目立つ。
 市場では緩和求める声は根強いが、海外勢は緩和シナリオに見切り付け、新興国市場に資金映しているとの声もある。
 先週の日経平均株価は週間で1103円(7.33%)下げ、リーマン・ショック後の2008年10月以来の下げ幅になった。
 業種別では「不動産」(前週末比10%安)「保険」(8%安)「銀行」(7%安)とインフレ起こすリフレ政策の恩恵受け安い銘柄が下げきつい。
 当面の焦点は4月後半から始まる企業の決算発表と6月に出る予定の政府の成長戦略。起爆剤でなければ、上値の重い展開続く可能性がある。

・OUT Look:今週の株式相場、日経平均株価は上値の重い展開か。
 前週1万4000円割り込み年初来安値更新。下落幅が大きかっただけに自律反発の買いが入る可能性も、それ以上に買い上がる機運は乏しい。
 日経平均株価の予想株価収益(PER)は13倍台まで調整、適正と言われる14〜16倍下回る。
 東証取引所、外国人投資家は3月第4週、4月第1週と日本株買い越し。金融緩和を期待した買いとみられる。
 5日移動平均線が25日移動平均線を下抜ける「デッドクロス」形成、心理的な重荷に。
 国内新規材料乏しく。中国1-3月期国内総生産(GDP)も注目。

・Wall Street:今週の米株式相場は上値の重い展開か。米主要企業の決算発表で、投資家の警戒感を和らげる材料が出るかが焦点。
 足元で下げのきついインターネット関連やバイオ医療関連の株価が下げ止まるかどうかも注目。
 先週のダウ工業株30種平均1週間で385ドル(2.4%)下げ、4週間ぶりの前週比下落、週末は約2ヵ月ぶりの安値。
 ナスダック総合株価指数は週間で3.1%下落、週末は4000を約2ヵ月ぶりに割り込んだ。
 今週16日にバンク・オブ・アメリカ、17日にゴールドンマン・サックスなど金融大手の1-3月期決算発表相次ぐ。
 15、16日にはイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演。18日は祝日で株式市場休場に。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派48% (前回比-14)弱気派26%(同+12)中立派26%%(同+2)

・ランキング:2014年に入ってから累積売買代金をランキング。外国人投資家が好むことが多いとされる主力株が上位に並んだ。

 1位ソフトバンク <9984> [終値6900円]累積売買代金8兆4109億円 株価騰落率▲25.0% 値動き荒く、個人投資家の取引活発。

 2位トヨタ <7203> [終値6900円]3兆6262億円 ▲17.2% 三菱UFJ <8306> [終値530円]3兆88億円 ▲23.6%
 
 4位三井住友FG <8316> [終値4062円]2兆6448億円 ▲25.1% 5位みずほFG <8411> [終値198円]2兆2036億円 ▲13.2%

 10位ソニー <6758> [終値1876円]1兆6746億円 2.7% 累計売買代金トップ10で上昇はソニーだけ。出遅れ銘柄として人気の面。

 12位クルーズ <2138> [終値4675円]1兆5832億円 13.8% 新株予約権の行使停止。市場に安心感。足元は利益確定の動きも。 

 任天堂 <7974> [終値11120円]1兆072億円 ▲20.6% 業績下方修正後、低迷続く。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち10指数が上昇。

上昇1位上海週間騰落率3.5%(13年末比騰落率0.7%)2位香港2.2%(▲1.3%)3位ブラジル1.5%(0.7%)4位アルゼンチン1.3%(20.0%)
下位25位日本▲7.3%(▲14.3%)24位ギリシャ▲4.9%(7.6%)23位スペイン▲4.4%(▲2.9%)22位ドイツ▲3.9%(▲2.5%)17位米国2.4%(▲3.3%)

 2013年末比騰落利率 1位アルゼンチン20.0% 2位ベトナム19.0% 3位インドネシア12.7% 4位フィリピン12.0% 5位ギリシャ7.6% 
 最下位ロシア▲16.5% 24位日本▲14.3% 23位米国▲3.3% 22位英国▲2.8% 21位ドイツ▲2.5% 20位ノルウェー▲1.8% 

・企業価値測る3つのモノサシ。資産・株価・収益力の3点から判断。

 バランスシートから算出:純資産に着目、。将来性の把握難しく。

 株式時価総額を考慮:ブランド力なども織り込む。

 キャッシュフローから予測:中長期の稼ぐ力から評価。 (日経ヴェリタス)

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