
米株式市場急反発
- 2014年08月11日
- 株式投資・経済ニュース全般
2014年8月11日(月)新聞休刊日 スーパームーン 曇りのち時々晴れ
・株式市場、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や国家公務員共済組合連合会、日銀 <8301> [終値49500円]、かんぽ生命保険など、
「公的マネー」による株価下支えへの関心が強い。
「とりわけ海外投資家の注目度は非常に高く、公的資金が買い増して株価が上がりそうな銘柄を先回りして買って売り抜けるケースも多い」とも。
・米国経済にバブル懸念が広がっている。株式市場はすでに金融危機前の水準を大きく上回る水準。
8日のNY株式市場のダウ工業株30種平均、ウクライナ情勢の緊迫緩和期待で前日比185.66ドル高と大幅に反発。
イラク空爆をも買い材料とする投資意欲の高さで、市場関係者の間からは過熱感を指摘する声も。
ただし市場関係者の間では7年間の値上がり分は年利に換算すると3%程度のペースで、「必ずしも高い水準であるとはいえない」との指摘も。
・スカイマーク <9204> [終値176円]が苦境。欧エアバス手付け金(約265億円)の全額没収と700億円の違約金の支払いを求める。
エアバスが強く主張してきたということは、契約上具体的な取り決めがあると見られるとも。
スカイマークは、これまで無借金経営をセールスポイントで、メインバンクを持たず、銀行も相手にしない。
金融マーケットから直接資金を調達は銀行からの借り入れ以上に困難とも。
最後の頼みの綱となってくるのは、国内大手2社日航 <9201> [終値5470円]全日空 <9202> [終値242.5円]。
監督官庁の国土交通省管理下に置かれる可能性も。
・米アップルが9月発売予定する新型「iPhone(アイフォーン)」の部品、
国内の液晶パネルや半導体、電子部品メーカーがお盆休みを返上して増産態勢に入った。
複数の米メディアによると、アップルは9月9日に発表会を開催、同月中にも発売する見通し。
液晶パネルは、ジャパンディスプレイ(JDI) <6740> [終値527円]とシャープ <6753> [終値302円]がアップルから受注と。
半導体では、東芝 <6502> [終値446.7円]のデータ保存用「NAND型フラッシュメモリー」、
ソニー <6758> [終値1745.5円]のカメラ画像処理用半導体「CMOSイメージセンサー」が採用されたもよう。
・イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは10日、エジプトが提案した新たな72時間の停戦に同意。
・台風11号10日、全国各地の交通機関に影響が出て、お盆の帰省を直撃。国内航空大手2社では合計169便が欠航。東京湾大華火祭は中止。
気象庁は三重県に大雨特別警報、四国、近畿や東海、北陸、関東甲信越の広い範囲に大雨や洪水、暴風に関する警報や注意報を発令し、警戒。
・ソニー <6758> [終値1745.5円]スマートフォン(スマホ)の14年度販売目標台数を5000万台から4300万台に引き下げ発表。
販売が不調となった要因、ラインアップを急速に拡大させたこと。
ハイエンドモデルの販売は現在も堅調に推移しているものの、新興国向けのミドル・ローエンドのモデルの販売で中国メーカーシェア急拡大。
・楽天 <4755> [終値1312円]米新興企業のスライスを買収。買収額非公表。(ネット拾い読み)
・米グーグル、KDDI <9433> [終値5720.0円]など通信会社と共同で日米結ぶ大規模な光海底ケーブル敷設。2016年夏にも利用開始。
日米間の通信容量は現在の4倍になる。
日本をアジアと北米の中継地と位置付け、スマートフォン(スマホ)の普及に伴うアジアの通信需要の拡大に対応する。
・公的年金運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、国内株式の保有上限撤廃。5日に開いたGPIFの運用委員会で決定。
約130兆円ある全資産18%までと定めていた上限を超えても買い増せるように。9月に新たな資産割合決めるまでの暫定措置。
9月以降は国内株式の割合20%台に増やす。国内株式の運用比率1ポイント増やせば1兆円強の買いが発生。
仮に3月末実績の16%から20%に高めると、約5兆円の買いに相当する。国内債券については現在の60%から40%台に大幅に落とす方針。
今の仕組みでは最低でも52%持つ必要があった。下限なくせば、国債も売りやすくなる。(日経一面)
・米国イラク空爆継続など背景に、週明けの東京市場は地政学リスクに神経質な展開が予想される。
8日の米国株が大幅上昇でリスク回避の「株売り・円買い」は目先一服するとの見方も、イラク、ウクライナ情勢とともに予断持てず。
・三菱UFJ銀行 <8306> [終値572.7円]みずほ銀行 <8411> [終値193.7円]国際協力銀行、
英国の洋上風力発電プロジェクトに総額3億6950万ポンド(約630億円)を協調融資。
丸紅 <8002> [終値721.4円]が洋上風力最大手、デンマークドン・エナジーなどと共同で手掛ける事業。
・丸紅 <8002> [終値721.4円]豊田通商 <8015> [終値2651円]米電力会社と組み、米国でガス火力発電所を建設・運営する。
発電容量70万KWで総事業費約800億円。老朽化した石炭火力や原子力発電所の代替としてガス火力発電所の需要高まっている。
旺盛な米国年の電力需要取り込む。シェール革命、天然ガスに転換する傾向。
・大成建 <1801> [終値579円]ITホールディングス <3626> [終値1963円]グループインテック(富山市)
病院内の医師の居場所をスマートフォン(スマホ)使って知るシステム開発。医師の移動専用のアプリと特定の音波で把握。(10日 日経新聞)
・2014年4-6月期、上場企業全体の経常利益、前年同期比2%増、7四半期連続で増益確保。製造業好調で全体支える。
増益ペースは1-3月期までの2ケタから鈍化。消費増税の影響もあって、非製造業では減益決算、企業間の差も。
・米軍8日、イラク北部中心に勢力を伸長する過激派「イスラム国」に対する空爆始めた。
米国によるイラクでの本格的な軍事行動は2011年末の駐留米軍撤退後初。イラク政策の大きな転換点、イラク情勢再び緊迫局面に。
・世界保健機構(WHO)8日、アフリカ西部でのエボラ出血熱について「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」との認識で一致。
感染国には原因不明の発熱がないか、全ての出国者検査勧告。一方渡航や貿易の制限は不要。
エボラ出血熱は血液など退役への接触通じて感染、空気感染はしない。
・スカイマーク <9204> [終値176円]国際線参入に向け、欧州エアバスに発注していた超大型旅客機「A380」全6機の購入断念する見通し。
解約に伴う多額の違約金発生、2015年3月期業績は数百億円規模の大幅赤字になる可能性。 (日経一面)
・トヨタ <7203> [終値5905円]ホンダ <7267> [終値3410.5円]中国合弁会社通じ、現地で提供する補修用部品の一部値下げへ。
中国の独占禁止法当局による調査が影響と。日産 <7201> [終値969.5円]も顧客サービス向上を声明。
・米軍あえて白昼、無人機でなく戦闘機を派遣し、イラク北部の「イスラム国」に攻撃。オバマ大統領、威信回復へ「賭け」に出たと。
・対ロシア経済制裁やエボラ熱感染拡大、米国のイラク空爆など地政学リスクの高まりで、市場が警戒。
8日の日経平均株価は454円安と急落。安全資産とされる日本国債や円が買われた。
主要国の金融緩和に支えられ安定していた市場にリスク回避の動き広がり始めた。
・厚生労働省8日、2013年度年金特別会計の収支決算発表。厚生と国民年金合せた積立金は時価ベースで132兆円、前年度から69兆円増。2年連続増。
・日銀 <8301> [終値49500円]黒田東彦総裁8日の金融政策決定会合後の記者会見で輸出の判断を「足元、弱め」と認めた一方、
2015年度メドに2%物価目標達成できるとの物価上昇シナリオ堅持。堅調な内需で「景気の前向きな循環は維持されている」との判断から。
民間エコノミスト間では輸出低迷でも強気な物価見通しを崩さない日銀の姿勢に「違和感」唱える声も再び強まり始めた。
・内閣府8日、7月の景気ウォッチャー調査(街角景気)足元の景況感示す現状判断指数51.3と前月比3.6ポイント上昇。改善は3ヵ月連続。
横ばい示す50を4ヵ月ぶりに上回る。2〜3ヵ月後占う先行き判断指数は2ヵ月連続低下。
・財務省、国債や借入金、政府短期証券あわせた「国の借金」残高6月末時点で1039兆4132億円。過去最大更新。
人口推計(1億2710万人)もとに単純計算では、国民1人当たりの借金は約818万円。3月末から約12万円増加。3月末から14兆4563億円増。
・第一生命 <8750> [終値1387.0円]売上高にあたる保険料収入が最大手の日本生命保険に迫る1兆2252億円(前年同期比22.4%増)。
日本生命(1兆2517億円 7.7%増)明治安田(9428億円 0.6%増)住友(6197億円 4.4%増)
・中国、7月の貿易統計、米ドルベースでの輸出前年同月比14.5%増、6ヵ月ぶりに2ケタの伸び。輸出は4ヶ月連続前年実績上回った。輸入は1.6%減。
・中国政府系ファンド(SWF)、中国投資(CIC)8日発表、
2013年外国投資の収益率は9.33%と12年実績(10.6%)から1.27ポイント悪化。新興国市場が振るわず。
・マレーシア国営投資会社カザナ・ナショナル8日、マレーシア航空を国有化へ。客離れ加速、窮余の策。
・中国7月の新車販売台数前年同月比6.7%増 161万8100台。欧米大手の好調際立つ一方、販売低迷する中国メーカーも急増。
シェア首位独フォルクスワーゲン(VW)約2割増、2位米ゼネラル・モーターズ(GM)3位韓国現代自もそれぞれ1割増。
日産 <7201> [終値969.5円]ホンダ <7267> [終値3410.5円]トヨタ <7203> [終値5905円]3社は7月販売そろって減少。
・インド7月の新車販売台数前年同月比2%増 24万7200台。2ヵ月連続増加。日本勢健闘。
・ミクシィ <2121> [終値4405円]2014年4-6月期連結決算最終損益29億円の黒字(前年同期2億円の赤字)。
モンストの成長率予測困難として15年3月期通期の業績予想取り下げ。14年4-6月期売上高前年同期比約5.9倍、127億円。
・日本工営 <1954> [終値512円]同業英大手ハイダーコンサルティングを約460億円で買収。11月に完全子会社化。海外展開加速。
・騰落レシオ(25日移動平均)8日、78.03%と前日比4.88ポイント低下、4/15(77.07%)以来、約4ヵ月ぶりの低水準に。
騰落レシオは一般に120%を上回ると「買われすぎ」80%を下回ると「売られすぎ」のサインと判断される。
・日銀 <8301> [終値49500円]株価指数連動型上場投資信託(ETF)156億円買い入れ。1日から6営業日連続買い入れ。(9日 日経新聞)
・米国防省8日、イラク北部クルド郊外で現地時間同日夕、追加空爆行い、
無人機とFA18戦闘攻撃機4機がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の迫撃砲陣地など攻撃。
・安倍晋三首相9日から2週間の夏休み。山梨県鳴沢村の別荘で9月第1週に行う内閣改造・自民党役員人事の構想寝ることに。
10日以降「精神的にリフレッシュできる」と公言するゴルフを存分に楽しむ考え。(10日 産経新聞)
・ソフトバンク <9984> [終値6801円]昨年7月買収した米スプリントの分が上乗せされ、売上高前年同期比約2.8倍、1兆9929億円に。
NTTドコモ <9437> [終値1772.5円]KDDI <9433> [終値5720.0円]は1兆円強にとどまり、孫正義社長「一つ頭が突き抜けた」と話す。(9日産経新聞)
・GPIFが動く秋 国内株買い、インパクトを試算。
7日午後の東京株式市場、日経平均株価が軟調な中、1つのニュースが空気一変。
「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革で、日本株は20%超へ調整」。
コンセンサスは運用資金の20%だった。「超」の一文字先物買い誘発、相場は一気にプラスに転じた。
127兆円もの資産運用するGPIFへの関心はかつてないほど高い。「首相官邸の望む日本株比率は21〜22%」。
市場に出回るリスト。GPIFの新たに運用委託先に選ばれた外資系7社が過去に提出した大量保有報告書まとめた内容、
資生堂 <4911> [終値1938.0円]パナソニック <6752> [終値1203.5円]川重 <7012> [終値371円]トプコン <7732> [終値2183円]
メイテック <9744> [終値3250円]ハニーズ <2792> [終値1017円]アルバック <6728> [終値2007円]といった名前が並ぶ。
GPIFの運用の痕跡を残し、「コバンザメ投資をしようという動き」とも。
注目は9月にも公表となるGPIFの新しい「基本ポートフォリオ」。GPIFの運用資産のうち日本株が占める割合は3月末時点16.5%。
仮に日本株比率20%なら3兆3000億円の買い需要が生じる。
加えて国家公務員共済組合連合や地方公務員共済組合、私学共済の「3共済」の資産運用も15年10月にGPIFと実質的に足並みそろえる公算大きい。
3共済の資産規模は約50兆円で日本株比率は10%前後。3兆円規模の日本株シフトが起きても不思議ではなく。合計6.5兆円規模が日本株に入る計算。
・GPIFが動く秋 国内株買い 公的年金で6.5兆円。
国内株の買い手として注目集める年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)。「早ければ8月にもGPIFは買い始めるのではないか」市場での観測。
「高値つかみを避けるため公表前に買い始める可能性は十分にある」との声も。
昨年1年間の海外投資家による日本株買越額が15兆円、6.5兆〜7兆円はその4割強で、相場への影響は大きい。
外国債や外国株も買い、円安の公算。
・GPIFが動く秋 国内株買い GPIF国内株アクティブ運用の委託先
キャピタル・インターナショナル(米国)3月末の委託額2792億円 今年買い増した主な銘柄 資生堂 <4911> [終値1938.0円]
パナソニック <6752> [終値1203.5円]川崎重工 <7012> [終値371円]カカクコム <2371> [終値1750円]
ハリス・アソシエイツ(米国)1046億円 大和証券 <8601> [終値817.7円]トヨタ自 <7203> [終値5905円]
ホンダ <7267> [終値3410.5円]スギ薬局 <7649> [終値4350円]
イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール拠点英系)1004億円 オンワード <8016> [終値719円]
栗田工 <6370> [終値2284円]レンゴー <3941> [終値446円]シークス <7613> [終値1908円]
タイヨウ・パシフィック・パートナーズ(米国)51億円 ダイセキ <9793> [終値1748円]
J・トラスト <8508> [終値1226円]トプコン <7732> [終値2183円]アルバック <6728> [終値2007円]
JPモルガン・アセット・マネジメント(米系)3033億円
DIAMアセットマネジメント (既存委託先)2790億円
日興アセットマネジメント 1761億円
フィデリテイ投信(米系)1540億円
インベスコ・アセット・マネジメント(英系)1029億円
ラッセル・インプリメンテーション・サービシーズ(米国)308億円
みずほ投信投資顧問 203億円。
・GPIFが動く秋 次に動くか「巨鯨」かんぽ生命
かんぽ生命の運用資産は約65兆円で、日本生命保険(一般勘定で55兆円)大きく上回る。
日本生命は一般勘定の13%弱、7兆円もの国内株式運用。
一方、かんぽ生命は民営化に備えて国内株式の圧縮を進めてきた。資産に占める割合は1%に満たず。
2〜3%への買い増しはありうると。3%になれば2兆円流入。
・世界の株式市場で警戒感が強まっている。
ウクライナや中東情勢の緊迫化が直接のきっかけだが、根底には米国の将来の利上げが視野に入り、投資家のリスク許容度が低下。
過去1ヵ月の動きの動きをみると、ロシアのRTS指数が16%安、ドイツDAX指数も8%近く下落。
米国では今年10月に量的緩和の終了が決まり、来年の半ばから秋にかけて利上げが始まるとの観測が強まっている。
金融政策による「追い風」が着実に弱まり、投資家は積極的にリスクを取りにくくなっている。
日本市場でも前週初から一部欧州系証券が日経平均先物に大規模な売りを出す。買いには動きづらいムード強まる。
・内閣府8/13に2014年4-6月期国内総生産(GDP)発表。
市場予想(28社の予想まとめたQUICKコンセンサス)では物価変動の影響除いた実質で前期比年率7.2%減になる見通し。
前回消費増税時(3.7%減)の1997年4-6月期より大きく落ち込む。増税前の駆け込み需要の反動は想定以上に大きく。
問題は消費の低迷が長引きどうか。反動減は一時的な要因で、購買力低下など他の要因は消費の実力ともいえる。
野村証券、7-9月期GDPが4.1%増と予想。みずほ証券も4.4%増、大和総研7.4%増。
クレディ・スイス証券やJPモルガン証券が見込むGDPの伸び率はともに2.5%増。強気派弱気派で見方分かれる。
・「夢の新素材」カーボンナノチューブ(CNT)の活躍の場が広がっていた。ほかの素材と合成する技術の開発が進んできたため。
東レ <3402> [終値681.7円]体に埋め込んで使う血糖値センサーに欠かせない半導体の開発進む。素材に使うのは単層CNT。
ニッタ <5186> [終値2457円]CNTの軽さと強度に目を付ける。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製造する際、CNT添加し、耐衝撃性能高める。
古河電工 <5801> [終値206円]自動車の電子機器つなぐワイヤーハーネスにCNTを使う。銅製に比べ最大4割軽く。
日本ゼオン <4205> [終値988円]導電性が高く不純物の少ないCNTの量産技術確立。電気を通すゴムなど、新素材の開発が可能に。
・ソフトバンク <9984> [終値6801円]米国戦略に不透明感が出ている。傘下の米携帯電話3位スプリントが同4位TモバイルUSとの買収交渉中断。
・会社がわかる 特集伊藤忠テクノ <4739> [終値4410円]業績好調。
セキュリティー意識の高まり背景に企業のシステム投資回復、2015年3月期連結純利益前期比16%増の165億円と最高値更新する見通し。
「クラウド」「海外」で攻勢強める。案件絞り込み「守り」徹底。課題の利益率改善は十分に進まず。予想PER(株価収益率)は16倍と割安感も。
・日経平均株価先週、744円下落、4月2週(7-11日 1103円)以来の下げ幅記録。
市場関係者に先行き聞いたところ、株価の下落は「一過性」との見方過半占める。市場関係者6人日経平均想定レンジの下限1万4000円台。
支援材料の一つが日本企業の業績。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革への関心も高く。
ウクライナ問題の余波で、欧州企業の業績に悪影響が出始めるなど、海外景気が予想外に下振れる懸念もジワリ強まっている。
当面は海外発のニュースに一喜一憂する展開が続きそう。
・先週の株安受け、市場が予想する株価の変動率(ボラティリティー)が急上昇。
信用取引の評価損益も大幅に悪化したもよう。個人投資家中心に当面は買い意欲の低下が続く可能性がある。
松井証券 <8628> [終値917円]同社顧客が信用取引で買った株式に含み損益示す信用評価損益率は8日時点で
マイナス9.9%と5/28以来の水準に悪化。ミクシィ <2121> [終値4405円]など新興株が大幅安となったのが響く。
・OUT Look:今週の株式相場は下値警戒感が根強い展開か。
ウクライナやイラク情勢が一段と深刻化すれば、日経平均株価は1万4500円程度まで下落しかねないとの声も。
13日発表される日本の4-6月期の国内総生産(GDP)速報値はマイナス成長になる見込み。買い材料は乏しく、先週の下げの反発も限定的と。
お盆休みシーズン入り売買の減少が見込まれることも力強さにかける要因となりそう。
・Wall Street:今週の米株式相場は、欧州や中東における地政学リスク意識した神経質な展開が続きそう。
小売り統計や米小売り大手の5-7月期決算への関心が高い。米景気回復期待させる内容となるかが焦点。
今週もウクライナや中東情勢の悪化を示唆するニュースが出るなどすれば、株安・債券高の流れが続く可能性がある。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派42% (前回比-4)弱気派33%(同+9)中立派25%(同-5)
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち21指数が下落。
上昇1位ベトナム週間騰落率1.9%(13年末比騰落率20.0%)2位タイ1.3%(17.1%)3位上海0.4%(3.7%)4位米国0.4%(▲0.1%)
下位25位ギリシャ▲9.9%(▲9.9%)24位日本▲4.8%(▲9.3%)23位スペイン▲3.9%(1.9%)22位トルコ▲3.5%(16.8%)21位ロシア▲3.5%(▲18.9%)
2013年末比騰落利率 1位アルゼンチン52.6% 2位ベトナム20.0% 3位インド19.6% 4位インドネシア18.2% 5位タイ17.1%
最下位ロシア▲18.9% 24位ギリシャ▲9.9% 23位日本▲9.3% 22位ドイツ▲5.7% 21位フランス▲3.4% 20位英国▲2.7% 19位米国▲0.1% (日経ヴェリタス)
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自己株式処分
九州リース <8596> [終値280円]120万株 282円 9/1 処分先 資産管理サービス信託銀行
株式分割
ティア <3294> [終値2340円]9/30 1株→2株
イーグランド <3294> [終値2340円]9/30 1株→4株
ニチリン <5184> [終値1385円]9/30 1株→1.1株
ユニ・チャーム <8113> [終値6344円]9/30 1株→3株
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(今日の一言)
週末の海外NY株式市場は急反発。
ロシアがウクライナとの国境付近で実施していた軍事演習を終了したとの発表受け、安心感。
米軍空爆開始も白昼で明確に説明したことも不安感払拭に。
アップル(+0.28%)グーグル(+0.96%)ヤフー(+0.70%)フェイスブック(-0.15%)
ネットフリックス(-0.85%)アマゾン・ドット・コム(+1.72%)バイオジェン(+1.08%)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約55億株、5日間平均約65億株を下回る。
週間ではダウ工業株30種平均は0.4%高、3週ぶりに反発。ナスダック指数は0.4%高、2週ぶりに反発。S&P500種も0.3%高、2週ぶりに反発して終了。
欧州株式市場の主要3指数は3営業日続落。
米軍のイラク空爆開始で地政学リスクとともに経済的リスクへの懸念強まる。
ロシア報復措置としてロシア領空飛行禁止検討から航空株が売られる。
とりあえずリスク回避の動きが出た模様。
東京株式市場で日経平均は大幅急反落。
米国の下落傾向とウクライナやイラクなどの地政学リスク、そして週末とリスク回避の動きで始まる。
午前10時ごろオバマ大統領がイラクへの空爆承認との報道で下げ加速。
マザーズ指数の下げが大きく、このところ人気の銘柄を持つ個人投資家の中には信用取引の追加保証金差し入れに伴う投げ売りも出た模様。
マザーズ指数4日続落で、8月4日高値(979.40)から8日安値(833.66)まで5日間で14.9%との大幅下落。
1月23日(1042.14)から2月4日(752.01)の9日間で27.8%、3月11日(874.86)から3月27日(689.11)の12日間で21.2%、
4月21日(753.83)から5月20日(633.02)の19日間で16.0%に次ぐ今年4番目の下落率。
東証1部出来高は27億5477万株、売買代金は2兆5678億円。
ただしSQ算出日とのこともありますが・・・
騰落数は値上がり131銘柄、値下がり1656銘柄、変わらず30銘柄に。
週間ベースで日経平均株価は4.8%安、TOPIXは4.1%安、2週続落。
マザーズ指数は11.4%安、4週ぶりの反落、日経ジャスダック平均は2.9%安、2週続落、東証2部は2.0%安、4週ぶり反落。
米国株式市場は反発し、シカゴ225先物も1万5000円に戻ってきています。
週末の【銘柄研究】はコロ朝プレミアムに入っております。
週末の櫻井英明さんの株式セミナー、台風接近で何名かの方が自粛となりましたが、2時間超活況でした。
懇親会も総勢20名弱で、約2時間先生を囲んで質問攻めとなりました。
本日から「一押し銘柄」「二押し銘柄」そして力の入っていた1部昇格濃厚銘柄や桃色銘柄など注目となりますね。
ビデオダウンロードでご覧いただけます。
http://www.koronoasa.com/e/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000066
また103円超えたら「GO!!」などもありましたね。
怖かった米国株式の動向がとりあえず、反発で戻ってきました。
ただ大きく下落したための信用取引に絡む追証の影響はありそうですが・・・
今朝(11日5:42)のNHKニュースで再生医療の特集で渋谷工 <6340> [終値2900円]が取り上げられていました。
ボトリングの無菌充てん技術を生かした細胞培養装置で従来コストを半減できると。
日足チャートも75日線をサポートになっているようなところ。
エボラ出血熱で空港での水際対策として、体温熱センサー(体温の高い人を検出)日本アビオニクス <6946> [終値192円]も。
フリークアウト <6094> [終値6110円]2014年6月新規株式公開(IPO)公開価格2000円ですが、
7/22ゴールドマン・サックス証券は新規「買い」目標株価(12ヵ月)9700円としています。
スマートフォン(スマホ)普及でアドテクノロジー(アドテク=広告関連技術)の伸びに期待。
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