
回復シナリオ3つの誤算
- 2014年09月06日
- 株式投資・経済ニュース全般
2014年9月6日(土)曇り
・楽天 <4755> [終値1325円]米インターネット通販サイト運営のイーベイツ(サンフランシスコ市)の買収で最終調整。
買収額は1000億円超。海外市場本格開拓へ。現金還元やクーポン提供。
・親ロシア派武装勢力とウクライナ軍の戦闘が続く同国東部情勢巡り、ウクライナ政府と親ロ派5日、停戦で合意。
欧州連合(EU)はロシアへの追加制裁見送り検討する見通し。ウクライナ危機は収束に向かう可能性でてきた。
・米労働省、8月の雇用統計、非農業部門の雇用者数、前月比14万2千人増。市場予測平均(22万5千人)下回り、8ヵ月ぶりの低水準。
7月の数値は速報値20万9千人から21万2千人、6月は29万8千人から26万7千人に。失業率は6.1%で、前月比0.1ポイント下落。(日経一面)
・外国為替市場で5日、円相場一時1ドル=105円台後半まで下落、約6年ぶりの円安・ドル高水準に。
米国金融緩和の終了が見込まれ、市場が「強いドル」を意識しているため。年末には107〜109円まで円安が進むとの見方もある。
円安は日本経済にとって輸出増などの追い風になるが、エネルギー価格など上昇で家計や輸入企業の負担増のリスクも。
・証券取引等監視委員会5日、コンピューター通じた自動売買システム使って長期国債先物を相場操縦したとして、
海外の個人投資家に課徴金納付命令出すように金融庁に正式に勧告。0.3秒で注文取り消す手法で、他の自動売買を誘い、相場を動かした。
コンピューターを化かし合う不正取引は今後、増える可能性も。
・三井住友銀行 <8316> [終値4296.0円]5日、香港大手銀、東亜銀行株主を追加で取得、筆頭株主に。
第三者割当増資で約1000億円の株式引き受け、出資比率9.6%から17.5%に引き上げる。
・内閣府5日発表、7月の景気動向指数、景気の現状示す一致指数と前月比0.2ポイント高、109.9、2ヵ月ぶり改善。
基調判断「足踏みを示している」に据え置き。4月から4ヶ月連続同じ判断。先行指数は106.5と前月比0.6ポイント上がった。2ヵ月連続改善。
・米雇用統計が強弱入り混じる内容、今後の焦点は雇用の「質」。
米連邦準備理事会イエレン議長が最近の雇用者数の増加や失業率の低下など「量」の回復は「過大評価されている」と指摘してきたため。
・インド北部や隣接するパキスタン北東部など中心にモンスーンによる大雨が続き、洪水や土砂崩れが発生。
5日までに両国で少なくとも100人超死亡。停電、電話や水道が寸断されるなどインフラの被害も。
・北大西洋条約機構(NATO)5日開いた首脳会議、ロシアへの抑止力強化視野に入れた「即応行動計画」決め、閉幕。
計画は有事の際に最短2日で数千人規模の兵力投入できる即応部隊の創設柱。国防費の拡大に加盟国で取り組む方針でも合意。
・イオン <8267> [終値1100.5円]フランスの冷凍食品専門店最大手ピカールと提携。
年内に首都圏スーパー約10店で欧州で人気の高い同社の冷食の専門売り場設ける。2016年には専門店開く方針。
・大東建託 <1878> [終値13065円]2016年にも電力小売り事業に進出。
全国の自社アパートに設置している太陽光パネルを有効活用し、自社物件の入居者に電気売る。
地域電力大手よりも5%程度安く、電気代負担少ないアパートとして入居者の獲得につなげる。
・トヨタ <7203> [終値6115円]2014年度内に市販する燃料電池車(FCV)の名前を「ミライ」とする方針。欧米でも同様の名で売り出す。
・日本触媒 <4114> [終値1218円]紙おむつ材料となる吸水性樹脂(SAP)増産。
2018年までに生産能力を現在より3割増やし、年間70万トン規模に。総投資額800億円程度になる見込み。
紙おむつは新興国の乳幼児向けに加え、先進国の高齢者向けでも需要伸びる。
・千代田化工 <6366> [終値1198円]マレーシアで重油をガソリンなど軽質油に転換するプラント装置のEPC(設計・調達・建設)など受注。
受注額1300億円。高度な設計技術を生かし手収益拡大狙う。
・医学生物研究所 <4557> [終値502円]デング熱の原因となるウイルスの増殖抑える抗体の開発に成功。
医薬品会社などと新たに提携、実用化目指す。実用化5〜6年、成功すればアフリカや東南アジアで発売目指す。
・大阪製鉄 <5449> [終値2073円]インドネシアの国営製鉄会社と組み、ビルや道路の建設に使う鋼材を2016年秋から現地生産。
総投資額の8割、約160億円負担。建設需要の旺盛な新興国に活路見出す。
・海外勢の買い集める銘柄、キーワードは「SNS」。S(スモール)N(ニッチ)S(シェア)。変化の大きさにも期待。
S(スモール):ブイキューブ <3681> [終値3210円]買い手ブラックロック
ブロードリーフ <3673> [終値1846円]フィデリティ MARUWA <5344> [終値3600円]ブラックロック
N(ニッチ)THK <6481> [終値2556円]ブラックロック デンヨー <6517> [終値1491円]ウェリントン
S(シェア)SUMCO <3436> [終値980円]ウェリントン
太陽HD <4626> [終値3500円]セレクト・エクイティ 日清食品HD <2897> [終値5690円]ファースト・イーグル
・東京株式市場、内需関連株が相場の重しになる。消費増税後の内需が想定より弱いとの見方が背景。
円安進行受け、輸出株に資金シフトさせる動きも内需株安の一因。
8/13比株価騰落率、イオン <8267> [終値1100.5円]マイナス5.8% ヤマトHD <9064> [終値2060.0円]マイナス5.4%
大和ハウス <1925> [終値1924.5円]マイナス6.2%、高島屋 <8233> [終値900円]マイナス5.3% 日経平均プラス3.0%。
日立 <6501> [終値883.6円]プラス3.7%、キヤノン <7751> [終値3470.0円 プラス2.9%、トヨタ <7203> [終値6115円]プラス1.9%。
・銘柄診断 コニカミノルタ <4902> [終値1028円]2010年4月以来、約4年4ヵ月ぶりの高値。
主力液晶パネル用フィルム好調、対ドルでの円安進行も加わり、業績の上振れ期待強まる。
2015年3月期連結営業利益前期比7%増、620億円見込みに対し、市場予想(QUICKコンセンサス)は672億円と上振れ期待強い。
海外売上高比率が約8割と高く、1円の円安による押し上げ効果対ユーロで年8億円、対ドルで3億円。円安進行は支援材料。
・日経平均株価と日経株価指数300構成銘柄について、今年の定期見直しによる入れ替えは該当なし。
・鉄鋼原料である鉄鉱石の値下がりが加速。スポット(随時契約)価格前月初めから11%下落、現在は1トン84ドルと約5年ぶりの安値。
中国の住宅需要の鈍化で鋼材需要が伸び悩むとの観測強まっている。今後も軟調な展開が続く可能性も。
・文部科学省、来年度からアジアやアフリカなどで感染症の共同研究に本格的に乗り出す。
デング熱やインフルエンザ、コレラ、薬剤耐性菌の感染症に対する感染経路の解明や疫学調査進める。
8ヵ国計13拠点のを約10拠点に再編し、国内の他の研究機関の研究者も参加させ、現地研究拠点とも協力強化。(日経新聞)
・5日の東京外国為替市場で円相場一時、1ドル=105円71銭と、2008年10月以来約5年11ヵ月ぶりの円安水準。
同日夜(日本時間)8月の米雇用統計は市場予想を大幅に下回り、一時的に円買いドル売りが広がる場面も。
・厚生労働省5日、デング熱、新宿でも感染確認。代々木公園(渋谷区)周辺以外でも感染者が確認されたのは初。感染患者72人に。
・内閣府5日発表、7月の景気動向指数、4ヶ月連続で「足踏みを示している」に据え置き。回復シナリオ「3つの誤算」。
「鈍い消費」物価上昇に賃金の改善が追い付かず、個人消費の回復が遅れている。
「夏場の天候不順」7-8月の長雨や台風頻発に起き、エアコンや冷蔵庫など白物家電の7月の国内出荷前年同月比15.9%減と激減。
「カード払い利用拡大」増税前にまとめて購入した商品の支払いが4月以降に次々現れ、その後の買い控えにつながっている。(産経新聞)
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第三者割当
リミックスポイント <3825> [終値520円]90万株 346円 9/22 割当先 日本新電力
公募・売り出し価格
ロックオン <3690> [IPO]1300円
新規公開株
コード 銘柄 市場 主幹事証券 公募価格 発行株数 単位株 注目度
9/11 <7172> ジャパンインベストメントアドバイザー マザーズ SBI 2,550円 439,800株 100株 注目度A
オペレーション・リースを始めとした金融ソリューション事業
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(今日の一言)
週末の海外NY株式市場はそろって反発。
S&P500種株価指数は再び終値で最高値更新。
米雇用統計(8月)は非農業部門雇用者数が市場予測平均(22.5万人)を下回る14.2万人となったものの、
市場は米連邦準備理事会(FRB)が早期利上げに踏み切ることはないと受け止めた。
アップル(+0.87%)グーグル(+0.70%)ヤフー(+1.02%)フェイスブック(+1.72%)
ネットフリックス(+0.64%)アマゾン・ドット・コム(+0.12%)バイオジェン(-1.30%)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約52億株、5日平均約51億株を上回る。
週間ではダウ工業株30種平均は0.2%高、ナスダック指数は0.1%高、S&P500種も0.2%高、それぞれ5週続伸。
欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
金や鉄鉱石の価格下落が鉱山株の売りを誘った。
全体的に利益確定の動きが広がる。
東京株式市場で日経平均は小幅続落。
東証1部出来高は20億2682万株、売買代金は1兆6980億円。
出来高はなんとか20億株出来る日が多くなってきています。
騰落数は値上がり603銘柄、値下がり1044銘柄、変わらず175銘柄に。
週間ベースで日経平均株価は1.6%高、TOPIXは1.2%高、ともに2週ぶり反発。
マザーズ指数は1.7%安、4週ぶり反落、日経ジャスダック平均は1.1%高、4週続伸(累計8.3%高)。
東証2部は0.8%高ながら、4週続伸(累計8.4%高)
2つのアノマリーががっぷり四つ?!
1つはSQまで高いという月間のアノマリー、9月のSQは12日です。
もう一つは9月のアノマリーで、9月第1週の高安が、9月月間でも連動するといったところ。
9月の第1週は1万5454円で始まり、1万5668円で終了で高く終わっております。
2つのアノマリーが成立するとしたら、9月第2週(8-12日)後半からSQ(12日)前後にかけて下落、
月末にかけて、上昇して行ければと思っておりますが・・・
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