スイス中央銀行サプライズ

2015年1月16日（金）晴れのち曇り

・格安航空会社（LCC）ピーチ・アビエーション、今年夏にも羽田空港へ乗り入れ。国土交通省認可方針。
　深夜枠活用、運賃大手航空会社の半分から3分の1程度に。

・介護職員2025年度時点で30万人程度不足する見通し。
　25年度には約250万人の職員が必要だが、現状のままでは供給追い付かず。
　厚生労働省は賃上げや介護経験者の活用といった対策強化、人手確保急ぐ。15年度から職員賃金を1人当たり1万2千円賃上げ。

・国土交通省、自動車部品メーカーに不具合の報告義務付け。
　これまでは報告と立ち入り検査の対象を完成車メーカーとしていたが、部品メーカーも加える。（日経新聞一面）

・ソニー　<6758> ［終値2500.0円］傘下ソニー・ピクチャーズエンタテインメント（SPE）へのサイバー攻撃巡り、
　米国と北朝鮮が激しく対立。12日には米中央軍のツイッターのアカウントが外部からの侵入者に乗っ取られた。
　国家の依頼でサイバー攻撃を請け負うハッカー集団の影も透ける。

・スイス国立銀行（中央銀行）15日、
　自国通貨スイスフランの上昇抑えるために対ユーロで1ユーロ=1.20スイスフランの上限撤廃する。
　2011年9月以降、外国為替市場で無制限にスイスフランを売り、ユーロを買ってフラン高防いできたが、
　欧州中央銀行（ECB）の量的緩和観測もあって異例の政策の継続断念。　
　発表受け外国為替市場ではスイスフランが一時1ユーロ=0.86スイスフランと30%近く急騰。
　スイスの主要株価指数SMIは大幅に下落。
　スイスフランと同じように「安全通貨」と見られている円も一時1ドル=116円台に上昇。
　大阪取引所夜間取引では日経平均先物が一時、1万6730円と15日日中終値比430円安となる場面も。

・国債利回り15日、一段と低下。長期金利の指標となる10年物国債利回り一時0.24%まで下がり、3日連続で過去最低更新。
　原油安でインフレ率が低下するとの見方が強く、幅広い年限の国債利回りが低下。

・15日原油市場で国際指標の北海ブレンド原油と北米WTI （ウエスト・テキサス・インターミディエート）原油50ドル台回復。
　石油輸出国機構（OPEC）の供給過剰は1〜3月期にピーク迎え、年後半に向けて需要回復するとの見通し発表。
　最も原油相場が底入れしたかについては懐疑的な見方も多い。

・経済産業省15日、再生可能エネルギーの2015年度の買い取り価格の議論始めた。
　主に企業が持つ大型（出力10KW以上）の太陽光発電の買い取り価格を4月と7月の2段階で引き下げる。
　現在1KW時あたり32円（税抜き）から20円台後半へ下げる方向で調整進みそう。
　地熱や風力、バイオマス、中小水力は価格据え置き、普及後押し。

・市場調査インテージ　<4326> ［終値1689円］2014年度の健康食品・サプリメントン利用者は推定5665万人。
　13年度調査比6%増。日本では国民のほぼ2人に1人が健康食品やサプリ利用に。
　40代の男女が最も利用（19%）。30代と50代合わすと5割超える。
　利用目的は「美肌・肌ケア」で「健康維持・増進」「疲労回復」が続く。

・15日の東京株式市場、日経平均株価大幅反発。2日ぶりに1万7000円台回復。
　原油安一服、外国為替市場で円安・ドル高が進み、自動車関連などが幅広く買われた。

・東京証券取引所の2014年の株式売買代金、中国の上海、深圳証券取引所に抜かれ、13年アジア首位から3位に後退。
　東証の売買代金約5兆4千億ドル、13年比16%減。円安もドル換算の目減り要因。
　上海63%増、6兆ドル、深圳54%増、5兆9千ドル。

・日本経済研究センター15日、世界景気インデックス（天気図）、
　2014年11月の主要国・地域の景気示す指数は前月比0.5ポイント改善、マイナス2.7に。7ヵ月連続「雨」。

・日銀　<8301> ［終値47500円］15日公表、1月の地域経済報告（さくらレポート）
　好調な企業収益起点に、雇用環境の改善など前向きの循環続いていることから全9地域が景気判断で「回復」との表現維持。
　北海道では「弱めの動き」として判断小幅引き下げも、残り8地域は据え置き。

・インド準備銀行（中央銀行）15日、緊急政策決定会合開き、政策金利（レポ金利）0.25%引き下げ、年7.75%に。
　利下げは1年8ヵ月ぶり。原油安でインフレ懸念が後退したため、金融政策を緩和方向に転換し景気下支え図る。

・米国昨年の年末商戦、消費の底堅さ示す結果。
　前米小売業協会（NRF）14日まとめた昨年11〜12月の小売売上高前年同期比4%増、6161億ドル（約72兆円）。、
　伸び率が4%台となるのは3年ぶり。ガソリン安の追い風受け、今後も堅調な消費予想。

・三越伊勢丹HD　<3099> ［終値1533円］旅行サービス専門にする「三越伊勢丹旅行」（東京・中央）20日設立。
　富裕層対象とする高額旅行プラン扱う。豪華バスや列車での移動中心に。訪日外国人に向けたプランも提案。

・プレナス　<9945> ［終値2125円］
　定食店「やよい軒」で定食商品の約7割、22日から値上げ。20〜70円で定食の平均価格は約3.6%上昇。　

・建設大手、リーダー格の現場作業員の確保急ぐ。独自の報奨金制度拡充するケースが目立つ。
　清水建　<1803> ［終値804円］は2015年度に支払金額を今年度の約2倍へ引き上げる。
　大林組　<1802> ［終値789円］技能伝承後押しするため支給年齢引き下げる。

・マツダ　<7261> ［終値2507.0円］南アフリカ共和国の自動車販売事業で伊藤忠商事　<8001> ［終値1203.5円］提携。　

・東芝　<6502> ［終値482.0円］水素使い電力を大量貯蔵するシステムを2020年にも実用化する。
　既存の蓄電池に比べ電力を長期に大量保管しやすく、設置・運用費は半減できると。　

・スカイマーク　<9204> ［終値363円］自社の存在意義としてきた「独立路線」死守する方針。
　日本航空　<9201> ［終値3825円］と全日空　<9202> ［終値308.7円］と今春から共同運航始める見通し。

・トヨタ　<7203> ［終値7526円］15日、燃料電池車（FCV）「ミライ」の国内受注が発売1ヵ月で約1500台に。
　2015年末までに約400台目標、すでに4倍近くに達した。受注内訳は官公庁と法人が約6割、個人が約4割。

・ルネサスエレク　<6723> ［終値756円］ハイブリッド車（HV）や電気自動車（EV）のモーター制御する
　インバーターで、大きさが従来の3分の1の製品開発。車体の軽量化につながる。

・情報処理推進機構（IPA）15日、2013年度にサイバー攻撃受けた国内企業の比率が前年度比5ポイント増の19%と過去最悪に。

・日本自動車販売協会連合会（自販連）15日、2014年中古車統計、「輸出台数」が141万台と6年ぶりの高水準に。
　円安追い風、13年比10.7%増加。足元では原油安が通貨ルーブルの急落により、
　輸出業者から「最大輸出先であるロシア向けが急減」との悲鳴も。　

・信用評価損益率（9日申し込み）マイナス8.46%　前週はマイナス7.64%で3週ぶり悪化。

・裁定取引に伴う買い残（9日時点）前週比3779円減　2兆5911億円。2週連続減少。買い残高は14年10/24以来の低水準。

・米連邦準備理事会（FRB）地区連銀報告（ベージュブック）
　2014年11月半ばから12月下旬にかけ「米経済の拡大が続いた」と指摘。消費全般に底堅さ。原油安には懸念も。（日経新聞）

・日本とオーストラリアの経済連携協定（EPA）15日発効。牛肉・ワイン安く。自動車輸出に追い風。
　イオン　<8267> ［終値1181.0円］全国グループ約1200店舗で豪州産牛肉とワインの値下げセール開始（18日まで）。（産経新聞）

・キヤノン　<7751> ［終値3802.5円］米国で遺伝子診断装置など、新事業相次ぎ立ち上げ。
　2016年に遺伝子診断装置を事業化、レアメタルの回収も視野に入れたリサイクル事業の立ち上げにも着手。　

・損保ジャパン日本興亜　<8630> ［終値2888.0円］インターネットイニシアティブ（IIJ）　<3774> ［終値2387円］
　保険代理店向けに、保険業界では初めて企業固有型のプライベートクラウド開発。自社サーバー保有比コスト半減。

・ササクラ　<6303> ［終値650円］伊藤忠　<8001> ［終値1203.5円］や現地企業との合弁会社通じ、
　造水能力日量9万1200トンと世界最高規模の多重効用型（MED）海水淡水化プラント1基、
　サウジアラビアの海水淡水化公団から受注。受注額約140億円、工期20ヵ月、2016年秋に引渡し。

・オカダアイヨン　<6294> ［終値920円］欧州事業強化。4月にフランス・パリで建設機械関連大型展示会に初出展。
　圧砕機中心とする建築用アタッチメントの需要開拓。海外売上高に占める欧州比率、現在10%から18年3月期に30%へ引き上げ。　

・TDK　<6762> ［終値7400円］非接触給電用コイルのラインアップ充実させる。
　2015年前半にウエアラブル向け小型コイルの量産開始、パソコン向け出力の大きいコイルも年内製品化。（日刊工業新聞）

・英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル14日、カタールの石油化学プロジェクト中止。
　2017年操業計画、原油価格の急落で収益性厳しいと判断。カタールやプラント大手にも打撃。

・リコー　<7752> ［終値1155.0円］カメラや複写機技術を応用した電装部品中心とした産業向け事業で、
　2017年3月期に14年3月期比1.5倍の600億円の売上高目指す。15年末メドに新たにレーザー加工機の市場に参入。

・ガソリン店頭価格25週連続下落。レギュラーガソリン13日時点店頭価格（全国平均）前週比2.6円安、1リットル142.6円。
　約2年5ヵ月ぶりの安値。灯油も20週連続で値下がり。店頭価格前週比2.4円安、1リットル89.3円。（日経産業新聞）

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公募・売り出し価格

ケネディクス・レジデンシャル投資法人　<3278> ［終値387500円］国内外で6万7900口　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、5日続落。
米銀大手バンク・オブ・アメリカ（バンカメ）やシティグループの決算が芳しくなく。
スイス中銀のスイスフランの対ユーロの上限撤廃のサプライズも消化しきれないようなところも。
S&P500種株価指数は終値で昨年12/16以来の2000ポイント割れ。
ダウ工業株30種平均は5日間累計で587.16ドル（3.3%）安、ナスダック総合指数は165.37（3.5%）安、SP500は69.47（3.4%）安。

アップル（-2.71%）グーグル（+0.18%）ヤフー（-2.69%）フェイスブック（-2.92%）アリババ（-3.28%）
ネットフリックス（-0.15%）アマゾン・ドット・コム（-2.16%）バイオジェン（-2.54%）
ラッセル2000（-1.90%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.61%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

欧州株式市場の主要3指数は大幅反発。
予想外のスイス銀行の動き受け、相場乱高下。
比較的安全資産と言われる金が買われる。
原油価格も一時50ドルに回復もあって、エネルギー株も買われた。
スイス主要株価指数SMIは輸出への影響懸念で8.67%下落。
スイスフランは対ユーロで約30%上昇。

東京株式市場で日経平均は3日ぶりの大幅反発。
日経平均株価は1万7000円台回復。
東証1部出来高は25億0605万株、売買代金は2兆3303億円。
騰落数は値上がり1513銘柄、値下がり265銘柄、変わらず82銘柄に。

個人投資家は、ボラティリティー（変動率）の大きすぎることで動けない方と、日計り主体で数多く動く方と二極化に。
相場に方向感がなく、右往左往するようなところも・・・
昨日は売り方の買い戻しが入ったとの声も・・・

相場の落ち着きを待ちたいようなところです。
あまり無理をしないようにしておきましょう。

オカダアイヨン　<6294> ［終値920円］欧州事業強化。4月にフランス・パリで建設機械関連大型展示会に初出展。
圧砕機中心とする建築用アタッチメントの需要開拓。海外売上高に占める欧州比率、現在10%から18年3月期に30%へ引き上げ。

FFRI　<3692> ［終値5480円］個人向けにセキュリティーソフト4/1から販売開始と。

来年の歌会始のお題は「人」に決定。『人生かすバイオ技術に光有れ』なんてバイオテクノロジー期待・・・

櫻井英明さんからは「人」からヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ　<6090> ［終値1301円］
ヒト・コミュニケーションズ　<3654> ［終値1740円］

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載（過去3回連載中は新高値更新　10/7〜）
「今だけチャンス！　大化け中小型株」TOA　<6809> ［終値1165円］が載っておりました。
セキュリティーシステムはピカイチ。上場来高値の更新が近い。

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