ECB金融緩和実施

2015年1月23日（金）晴れ一時雨

・欧州中央銀行（ECB)22日理事会で、国債大量に買い入れて資金流す「量的金融緩和」の導入決定。
　ECBの指揮下で各国の中銀が3月から国債含め毎月600億ユーロ（約8兆円）の資産買い取り、当面は2016年9月まで続ける。
　資金供給で景気と物価テコ入れ、デフレが進むのを阻止する構え。

・ソニー　<6758> ［終値2610.5円］パナソニック　<6752> ［終値1325.0円］ジャパンディスプレイ　<6740> ［終値394円］
　産業革新機構が共同出資で設立したJOLED（ジェイオーレッド）2017年にも有機ELパネル国内生産。
　16年までに700億〜800億円投じ開発、ノートパソコン向けに出荷。

・過激派「イスラム国」とみられる組織が72時間以内に身代金支払わなければ日本人2人殺害すると予告している事件、
　身代金支払い期限迎える。安倍晋三首相人質の早期解放に向けて各国首脳らへの強力要請続けた。（日経新聞一面）

・日立　<6501> ［終値883.0円］グループの上場企業、計10社は2016年3月期から国際会計基準（IFRS）に移行。
　今後のM&A（買収・合併）や事業提携に備える。

・主要国の中央銀行の金融政策、日欧が緩和強化する一方、米国は引き締めの検討に入り、方向感にバラツキ。
　マネー変調、ふぞろいな各国の金融政策がその一因とされる。

・22日の欧州金融市場では。欧州中央銀行（ECB）が量的緩和策の導入決めたことで、ユーロ安や長期金利の低下が進んだ。
　外国為替市場ではユーロが対ドルで1ユーロ=1.14ドル台後半に下落、11年ぶりの安値に接近。
　ユーロは対円でも売られ、1ユーロ=136円台から134円台半ばへ円高・ユーロ安が進んだ。
　円高ユーロ安は昨年10月以来、約3ヵ月ぶりの水準。

・政府が推進している「ロボット革命」、介護・医療や農業、中小企業など人手不足が深刻になっている分野を重点的に支援。
　介護保険適用するロボ増やすほか、医療ロボも国の審査迅速に。官民で1000億円投じ関連産業市場規模4倍の2.4兆円に拡大。

・ネット証券の業績振るわず。個人投資家の株式売買代金の減少響く。
　松井証券　<8628> ［終値1026円］カブドットコム証券　<8703> ［終値590円］マネックスグループ　<8698> ［終値252円］
　上場3社の2014年4-12月期業績、いずれも経常減益。

・ウクライナ軍22日、ロシアの支援受ける親ロシア派武装集団と激しい争奪戦繰り広げた東部中心都市
　ドネツクの国際空港ターミナルから撤退。ウクライナ軍は事実上空港明渡した。

・中国の証券最大手中信証券の株主が、同社親会社で同国国有複合企業、
　中国中信集団（CITIC）のインサイダー取引立証するための証拠を規制当局に求めている。
　当局が一部証券会社に対する処分決めたことをきっかけに株価急落したが、
　その数日前にCITICが、処分された中信証券株売却していたため。

・ヤマト運輸　<9064> ［終値2502.0円］22日、3月末でメール便サービス廃止へ。
　メール便に手紙などの「信書」が交ざると、利用者に刑事罰が科せられる恐れがあり、誤った利用避けるため。　
　小口荷物で新サービス打ち出す。法人中心とする顧客に乗り換え促す。

・ローソン　<2651> ［終値7690円］ツルハHD　<3391> ［終値7690円］と組み、
　ドラッグストア機能持ったコンビニエンスストア増やす。
　一般用医薬品（大衆薬）や日用品扱い、今後3年で100店にまで店舗網広げる。

・米マイクロソフト（MS）21日、今年後半に発売予定の次期基本ソフト（OS）「ウインドウズ10」を
　「7」以降の利用者に無料で提供。発売後1年間の期間限定とはいえ、最新OSをユーザーにただで提供するのは初。
　「8」による買い替え戦略が不発、利用者の囲い込み優先する「捨て身の戦略」は功奏するか。

・日本電産　<6594> ［終値7990円］22日、2015年3月期連結純利益、前期比33%増の750億円になる見通し。
　従来予想60億円上回り、2年連続で過去最高更新へ。車載用やエアコン用のモーター伸びる。
　年間配当従来予想10円多い70円に。14年4/1付で実施した1株を2株に株式分割、前期比（100円）で実質4割の増配となる。

・2014年の粗鋼生産量は前年比0.1%増の1066万5千トン。2年連続で増加。

・首都圏の中古マンション平均価格3年ぶりに前年上回る。
　2014年の中古マンション平均価格（70万平方メートル換算）首都圏2851万円と13年比2.1%高。近畿圏0.6%、中部圏0.4%上昇。
　日本のマンション価格は世界の各都市に比べ割安感強く、投信物件として外国人の引き合い強く。

・イーブックイニシアティブ　<3658> ［終値1058円］中国に日本の電子書籍配信。作品は主に漫画で、今年半ばにも配信。
　正規版配信で、海賊版の横行に歯止めかける狙いも。　

・DMG森精機　<6141> ［終値1508円］22日、資本業務提携する独DGM MORI SEIKI（旧ギルデマイスター）買収。
　TOB（公開市場買い付け）実施、売上高4千億円超の世界最大級の工作機械メーカーになる。規模拡大と経営一体化急ぐ。
　全株取得し完全子会社化する場合の買収額は16億4千万ユーロ（約2200億円）になる見通し。

・東証投資主体別売買動向1月第2週（13-16日）海外投資家（外国人）3週連続売り越し（2796億円）
　個人投資家3週連続買い越し（4504億円）信託銀行2週連続買い越し（1452億円）。

・ジャスダック投資主体別売買動向1月第2週（13-16日）
　海外投資家（外国人）3週連続売り越し（29.35億円）個人投資家3週連続買い越し（43.28億円）。

・大型物流施設の2014年12月末の空室率が首都圏で1年半ぶりの低水準。高機能の物流施設に入居し業務効率化する動き加速。
　15年の新規供給面積、14年比4割増で過去最高になる見通し。

・貴金属のパラジウムの相場下落。指標となるニューヨーク先物22日、時間外取引で1トロイオンス770ドル下回る。
　2ヵ月ぶりの安値水準。直近高値の1/13比6%安。東京商品取引所では22日清算値は1グラム2956円、前日比22円下落。（日経新

聞）

・イスラム国とシリア反体制派組織の間で昨年10月以降、
　日本人人質捕虜交換交渉行われたが、反体制派がイスラム国に金銭支払い求め頓挫した可能紙も。金銭で条件合わず。

・欧州中央銀行（ECB）による「量的緩和」、欧州の景気後退が現実味帯び、
　世界経済の足かせになると危惧される中、市場予想上回る資産購入額に。

・身に着ける電子機器「ウエアラブル端末」の普及視野に、精密・電子部品各社が相次ぎ超薄型電源の新技術開発に乗り出す。
　富士フイルム　<4901> ［終値3751.0円］排熱を電力に変換できるシートの実用化にメド。
　日立マクセル　<6810> ［終値1964円］厚さ0.4ミリと超薄型リチウムイオン電池、
　TDK　<6762> ［終値7280円］シート型太陽電池開発。（産経新聞）

・経済産業省、若者らの企業マインドを触発するような新事業創出したベンチャー企業を表彰する第1回「日本ベンチャー大賞」
　ユーグレナ　<2931> ［終値1618円］に決定。
　「ベンチャー企業・大企業等連携賞」にはサイバーダイン　<7779> ［終値3125円］大和ハウス　<1925> ［終値2188.5円］

・FDK　<6955> ［終値131円］
　2015年度初めに、産業機器向けのニッケル水素電池事業で米国市場に進出。高付加価値品で差別化。

・東レ　<3402> ［終値981.3円］
　米サウスカロライナ州で予定している炭素繊維新工場建設について、2015年にも着工、17年稼働目指す。　
　二つの生産ライン構築、年産能力で合計5000トン程度の規模に。20年までに1000億円程度投資。

・住友化学　<4005> ［終値457円］米国有機EL次術開発大手ユニバーサルディスプレイから、
　印刷法用いた有機EL照明機器に関する技術ライセンス供与受ける契約結ぶ。

・山陽特殊鋼　<5481> ［終値382円］銅フィラ―に比べ比重3分の1、導電性約2倍に高めるフィラ―用金属粉末開発。
　電子機器、医療、自動車、航空宇宙などへの高機能素材として期待寄せる。（日刊工業新聞）

・アプリックス　<3727> ［終値1927円］近距離無線通信規格「ブルートゥース」の送受信モジュール（複合部品）増産。
　2015年は約500万個と、14年比10倍規模。順調に受注獲得できれば、16年年間1000万個規模に量産体制拡大する考え。
　スマートフォン（スマホ）とブルートゥースを無線接続し、
　稼働状況や故障の有無などのメッセージを送れる家電機器の企画・開発が活発なため。　

・東京エレク　<8035> ［終値8683円］
　次世代メモリーと期待される「MRAM（磁気記録式メモリー）」今春一部装置の出荷始める計画。MRAMの大量生産が現実味。　
　2016年までに主要工程の4装置投入。MRAMは電源を切ってもデータ消えず、
　高速に動作することから、IT機器の主記憶に利用すると、システムの高速・低電力化につながると期待。

・栗田工　<6370> ［終値2451円］欧州で工場向け水処理薬品の開発、販売。独に技術者常駐。買収拠点と融合。

・アデランス　<8170> ［終値1054円］1月から米国で増毛サービス始める。
　部分的に髪のボリューム増やしたい人のニーズ取り込む狙い。約100店舗でサービス始める。（日経産業新聞）

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公募・売り出し価格

イオンリート投資法人　<3292> ［終値170600円］13万3190口　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、大幅続伸。
昨年10月末の日銀金融緩和と同様に、今回の欧州中央銀行（ECB）の金融緩和の恩恵は米国株式市場が最も受けるとの期待も。
金融株が買われる。

アップル（+2.60%）グーグル（+3.16%）ヤフー（+1.47%）フェイスブック（+1.19%）アリババ（+0.69%）
ネットフリックス（+4.68%）アマゾン・ドット・コム（+4.40%）バイオジェン（-2.26%）
ラッセル2000（%）HTG(ハイイールドファンド)（%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約77億株、月初平均約72.7億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は6営業日続伸。
欧州中央銀行（ECB）の金融緩和受け、低金利やユーロ安追い風に金融や自動車株が買われる。

東京株式市場で日経平均は小反発。
ECB理事会前に、金融緩和の発表やそれを受けた米国株式市場の動きが読めず、様子見にも。
東証1部出来高は19億7108万株、売買代金は2兆507億円。
騰落数は値上がり724銘柄、値下がり988銘柄、変わらず149銘柄に。

本日は海外市場続伸して、東京市場も良い週末になりそうです。

外国為替市場で円相場は対ユーロでは円高、対ドルでは円安に振れています。
自動車など主力銘柄には追い風。
米国景気が良くなれば米国の金利引き上げは早くなってきたとしても、
米株式市場は一度目は一時的に下落しても戻るとの考え方も。

外国人訪日客が増加、インバウンド消費拡大で関連株の上昇が続いています。
TOTO　<5332> ［終値1330円］絶好の商機でもあるようにも・・・
外国人に対しての国内設備の取り換え需要やその快適感での海外需要などあるところも・・・

アプリックス　<3727> ［終値1927円］近距離無線通信規格「ブルートゥース」の送受信モジュール（複合部品）増産。
2015年は約500万個と、14年比10倍規模。順調に受注獲得できれば、16年年間1000万個規模に量産体制拡大する考え。
スマートフォン（スマホ）とブルートゥースを無線接続し、
稼働状況や故障の有無などのメッセージを送れる家電機器の企画・開発が活発なため。　

いつ動き始めるかが分からないところですが、動き出しても良さそうなチャートを描いてきた銘柄が多くなってきたような。

星光PMC　<4963> ［終値933円］アイ・オー・データ　<6916> ［終値681円］
アルメディオ　<7859> ［終値163円］北川精機　<6327> ［終値232円］・・・

アイロムHD　<2372> ［終値1936円］払込み前に材料が出てくることも良くあります。そろそろ・・・？

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載（過去3回連載中は新高値更新　10/7〜）
「今だけチャンス！　大化け中小型株」（55）コムチュア　<3844> ［終値1987円］が載っておりました。
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