
四季報速報
- 2007年06月07日
- 株式投資・経済ニュース全般
(4091) 大陽日酸 【増 益】前期買収の米国産業ガスメーカー通期寄与。特殊ガス拡大、酸素・窒素やアルゴンも増加。溶断機器材料は引き続き急伸。制度変更による減価償却増14億円、利払い増を吸収。小幅ながら最高益更新。
(5001) 新日本石油 【改 善】原油価格弱含みで石油開発一服だが、石油精製のマージン改善。石化マージンも拡大。補修費等のコスト削減効果大きい。在庫評価益(180億円)上乗せ。制度変更に伴う償却費増こなし営業益回復。
(5012) 東燃ゼネラル石油 【減益幅縮小】原油価格弱含みで石油製品のマージンが改善。石化製品もオレフィン、芳香族とも伸びが続き計画超で推移。人件費中心に経費減る。国内需要減で営業減益だが会社計画(510億円)は上振れか。
(5016) 新日鉱ホールディン 【減 益】原油価格軟化で石油開発弱含み。金属は銅山の買鉱条件悪化響く。制度変更で償却負担増。営業減益。チリ銅山持分会社も利益減だが、銅価前提条件慎重で、会社最終益計画(900億円)は保守的。
(5108) ブリヂストン 【増 益】タイヤ順調、欧州は計画以上。原料高も想定内。会社計画は為替変更で上期増額だが通期据え置き。下期の保守的為替前提継続と米バンダグ社買収上乗せ含まない会社計画営業益1910億円は過小。
(6273) SMC 【続 伸】アジア好調、欧州着実増。国内も自動車向けが下期回復し漸増。アジアの牽引で材料費高や人件費・償却増こなす。会社側の営業益横ばい計画は保守的、増益濃厚。金利負担増え最終益は若干増程度。
(6301) コマツ 【連続最高益】主力の建設・鉱山機械は米国が中小型機中心に前年割れ。だが欧州・ロシア圏が20%以上伸びる。減価償却負担増こなし営業増益、会社計画の2870億円は保守的。4期連続で最高益、増配。
(6302) 住友重機械工業 【堅 調】船舶に駆け込み需要の反動。が、受注7000億円(前期7053億円)となお最高水準。荷役機械・プレス、建機堅調。液晶関連きついが、前期黒字化の船舶の改善加速、減速機も着実。外注・資材高こなす。
(7267) ホンダ 【営業減益】2輪順調、4輪393万台(前期比8%増)計画も、原料高や研究開発費の増加等響く。下期1ドル113円前提が保守的で会社営業益7700億円は過小。営業外のデリバティブ関連損益改善。増配。
(7269) スズキ 【続 伸】印・欧中心に4輪好調、生産計画261万台(前期比8%増)。インドネシア回復の2輪生産も375万台(同17%増)を計画。為替1ドル112円想定など保守的で会社計画営業利益1340億円は過小。
(7270) 富士重工業 【続 落】今夏の新型「インプレッサ」は力不足。連結販売58万台(前期比1%増)止まり。今春開始のトヨタ車受託生産は収支均衡圏。原料高や新車種開発負担が響き利益率悪化。年金代行返上益なく純益半減。
(7272) ヤマハ発動機 【増 益】船外機や特機の出足が鈍い米国は部門利益軟調。電子部品実装機も市況調整が続く。ただ、主力の2輪が、アジアを軸に拡大が続き、営業増益を牽引。円安効果も寄与し、最高純益を連続更新。増配。
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