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目覚める40億人の力

2016年1月3日(日)はれ

・再生医療製品、国内で実用段階へ入る。大学や研究機関の基礎研究が軸だった再生医療の事業化が加速。

 テルモ <4543> [終値3780円]2016年4月から、ヒトの細胞からつくった心不全治療用の製品を本格生産。
 大日本住友製薬 <4506> [終値1431円]
 国内初となるiPS細胞由来の治療薬開発で、17年にも同細胞培養する専用施設稼働。
 
・安倍晋三首相、5/26、27に三重県志摩市で開く主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の参加国の首脳と協議するため、
 今春欧米の主要7か国(G7)を歴訪する検討に入った。
 サミットでは海洋安全保障や難民問題、テロ対策など扱う方針。

・官民ファンドの産業革新機構、旭硝子 <5201> [終値696円]積水化学 <4204> [終値1591円]
 宇部興産 <4208> [終値257円]DIC <4631> [終値330円]日本触媒 <4114> [終値8470円]
 ソニー <6758> [終値3002.0円]化学子会社が前身のデクセリアルズなど10社、新素材開発で連携。
 100億円規模のファンド立ち上げ、大学や研究機関がもつ有望技術に資金投じて量産の取り組み後押し。

 (日経1面)

・環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する12か国、2月に協定に署名する調整に入った。
 TPP発効には主要国の承認が必要、米議会が年内に承認するかが早期発効のカギを握る。

・大企業の福利厚生費が膨らむ。
 経団連、企業の負担義務がある法定福利費は2014年度に1人当たり月8万3500円となり過去最高更新。
 高齢化が進み、医療、介護などの社会保険料が増えたため。
 企業の負担増は今後の賃上げにも逆風となる可能性がある。

・1〜2日に初売り開いた小売り各店には、前年より多くの買い物客が訪れた。
 百貨店の行列長く、福袋には訪日観光客も。

 (3日 日経新聞)

・目覚める40億人の力。インド俊英、続々頂点に。 
 アジアの「ひと」の輝きが増している。
 人口の2分の1占める彼ら、彼女らの活躍が、世界を変えようとしている。

・ANAHD <9202> [終値350.0円]欧州エアバス製超大型機「A380」3機を国内勢で初導入。
 発注規模は定価ベースで約1500億円。国際線の拡大に向け大型投資に踏み切る。

・理化学研究所31日、森田浩介グループディレクター(九州大教授)らが
 人工的に合成した新元素が原子番号113番の元素として認定されたと発表。
 アジアで初の新元素に。命名する権利にも認められる。

 (元日 日経1面)

・日銀 <8301> [終値42150円]
 1/29に公表する経済・物価情勢の展望(展望リポート)で2016年度の物価見通しを下方修正する検討に入った。
 原油価格が反発しなければ物価2%目標の達成時期も現在の「16年度後半ごろ」から先送りする可能性大きい。
 追加緩和のカードをいつ切るかが市場の焦点に浮上。

・米不動産投資大手ラサール・インベストメント・マネージメント、
 2月にも日本の物流施設に投資する不動産投資信託(REIT)を東京証券取引所に上場させる。
 当初運用規模は1600億円程度。

・経済産業省、自動運転車の実用化に向け、市街地をイメージした専門テストコースを整備へ。

・ユーロ圏19か国の銀行の破たん処理が1日から一元化。
 破たん処理費用賄う550億ユーロ(約7兆2300億円)のユーロ圏の共通基金が同日、運用始める。
 ユーロ圏が目指す「銀行同盟」の柱の一つとなる。

・ギリシャ2015年12月、ユーロ圏の金融支援受け、四大銀行の資本増強完了。
 各行の経営破たん懸念はひとまず遠のく。

・米自治領プエルトリコ・ガルシア知事30日、
 2016年1月に期限迎える債務およそ3700万ドル(約45億円)分の支払い行わないと発表。
 プエルトリコが債務の支払い不履行とするのは8月以来、2度目。

・マレーシア・ナジブ首相が政権維持に向け、中国頼みの姿勢強める。
 巨額債務抱え政権のアキレス腱となっている国営投資会社「1MDB」の試算を中国国有企業に相次ぎ切り売り、
 資金繰り難による経営破たんの回避に道筋つけた。
 中国に「借り」を作った格好で、南シナ海問題をめぐる議論や高速鉄道の発注に影響与えそう。

・パナソニック <6752> [終値1240.5円]米国でスマートシティ(環境配慮型都市)事業に参入する。
 コロラド州デンバー市郊外の国際空港近くで太陽光発電設備備えたオフィスビルなどを地元自治体と建設。
 2016年夏の開業目指す。強みの省エネ技術活用し、新たな成長領域と位置付ける。

・経営者が占う2016年。主要企業の経営者20人。
 日経平均株価の高値予想、平均2万2300円。好調な企業収益が理由。米国景気の底堅さも強気の予想につながる。
 今年の高値を付ける時期は、「年後半」が多数派。
 参議院選挙意識して、年前半に株価ピークと読む経営者も。
 安値予想は1万8000円前後に集中。

・経営者が占う2016年。主要企業の経営者20人。
 今年の有望銘柄、昨年に続きトヨタ <7203> [終値7488円]最も多くの支持集める。
 2位(15年2位)信越化 <4063> [終値6617円]3位(11)伊藤忠商事 <8001> [終値1442.0円]
 4位(4)富士フイルム <4901> [終値5080円]5位(-)花王 <4452> [終値6255円] 

 (元日 日経新聞)

・ウエザーニューズ <4825> [終値4135円]先進的に取り組む「参加型」天気予報が始まって10年経過。
 天気を報告するリポーターは全国約900万人、同社は次の10年へ世界展開目指す。
 世代間情報格差の解消も課題に。

  (3日 産経新聞)

・マイナンバー制度の運用始まる中、
 カード発行担う地方公共団体情報システム機構のプログラムに誤りがあったことが31日、分かった。
 システム不備が確認されたのは初めて。機構は原因開示を拒否。

  (元日 産経新聞)

・2016年は、現代の産業革命に例えられる「モノのインターネット(IoT)」技術などを活用した経営改革の動きが、
 着実に進む年に。実用化進めるフェーズに入る。

・政府、日本貿易振興機構(ジェトロ)とコンビニエンスストアが連携し、
 農商工連携で開発した農産物加工品を東南アジアで拡販する体制整える。
 環太平洋経済連携協定(TPP)を地方の中小企業や農林水産業の振興につなげる狙い。

・ブリヂストン <5108> [終値4174円]
 米自動車用品小売り大手、ザ・ペップ・ボーイズ・マニー・モー・アンド・ジャック(ペンシルベニア州)買収断念。

 
 (元日 日刊工業新聞)

・2016年、宇宙支える開発加速へ。

 栗田工 <6370> [終値2541円]
 15年9月、宇宙で汚水を飲み水に再生する水処理装置を宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注。
 16年から国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で機能実証する計画。
 薬品やフィルター使わず、電気だけで水を浄化するため、消耗品の取り換え不要。

 植物実験ユニット(PEU)など提供するのは千代田化工 <6366> [終値923円]。
 無重力状態で種子を発芽させ、成長観測。水分供給や湿度管理などはセンサーによる自動制御。
 バイオテクノロジー分野への還元目指す。

 シャープ <6753> [終値125円]
 微生物の量を計測するセンサー、16年夏ごろにJAXAがきぼうに送り出し、衛生管理のために使う予定。

・東南アジア主要6か国、2015年通年新車販売台数、前年比約5%減、300万〜305万台前後と2年連続前年実績割れ確実。
 15か月連続のマイナスとなったインドネシアが足を引っ張った。

・日本の素材力は2016年、空の黒子から主役へと飛躍できるか。

 航空機を支えるエンジンの主要材料として使われるのがチタン合金。
 現在高品質のスポンジチタン製造できるのは世界で数社。
 日本勢の東邦チタニウム <5727> [終値993円]大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> [終値2504円]がその一角。
 東邦チタニウムはサウジアラビアに工場を17年に新設。
 大阪チタニウムは休止中だった炉を再稼働して、今春までに8割増産。

 チタン合金製造する新日鉄住金 <5401> [終値2416.0円]は15年8月、
 欧州エアバスと開発や供給に向けて提携で合意。

 航空機のエンジン向け素材で注目のセラミック繊維複合材「CMC」。
 この繊維でリードするのは、日本カーボン <5302> [終値306円]宇部興産 <4208> [終値257円]の2社。
 米ゼネラル・エレクトリック(GE)は日本カーボンと提携。仏エンジン会社と3社で新工場着工決めた。
 宇部興産はIHI <7013> [終値337円]と組み、量産化目指す。

 胴体や主翼に使う炭素繊維は東レ <3402> [終値1130.0円]帝人 <3401> [終値415円]
 三菱レイヨン <4188> [終値774.3円]の日本勢が世界シェア約7割占める。

・2016年は日本の再生医療にとって、本格的な実用化に向けた第一歩を記す年になりそう。
 セルシード <7776> [終値672円]16年中に食道がん治療後の「食道狭窄」予防する細胞シートの治験始める。
 テラ <2191> [終値782円]16年中の治験予定。
 患者の血液採取し、異物を攻撃するリンパ球に命令する細胞培養、患者の体内に戻す技術持つ。
 再生医療製品として承認目指す。

 (元日 日経産業新聞)

※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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(今日の一言)

2015年末のNY株式市場は、続落。
年間では過去最高値更新する一方、夏場に大幅下落もあり株価は乱高下。

アップル(-1.92%)グーグル(-1.57%)ヤフー(-0.33%)フェイスブック(-1.47%)アリババ(-0.50%)
ネットフリックス(-2.00%)アマゾン・ドット・コム(-1.91%)バイオジェン(-0.65%)
ラッセル2000(-1.20%)HTG(ハイイールドファンド)(+0.06%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(-0.71%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)

週間ベースでは、ダウは0.7%安、ナスダック総合指数は0.8%安、S&P500種指数は0.8%安、 
ともに2週ぶり反落で取引を終えた。

年間ベースでは、ダウは2.2%安、年間では7年ぶりのおマイナス。
ナスダック総合指数は5.7%高、S&P500種指数は0.7%安。
大統領選挙の前年は、株価上昇するというアノマリーが敗れました。
クリスマスラリーも、新年2営業日残しで、ダウは2064.29ドルを上回るかが焦点。

欧州株式市場の主要3指数はドイツは休場、英仏株価指数は続落。
年間ベースでは、主要市場の大半で株価は上昇。

年末の東京株式市場で日経平均は3日続伸。
東証1部出来高は14億9001万株、売買代金は1兆6505億円。
騰落数は値上がり1207銘柄、値下がり597銘柄、変わらず131銘柄に。

週間ベースでは、日経平均株価は1.4%高、5週ぶりの反発、東証株価指数(TOPIX)2.1%高、6週ぶりの反発。
東証マザーズ指数は6.7%高、3週ぶりの大幅反発、日経ジャスダック平均は3.2%高、4週ぶり反発。
東証2部指数は3.0%高、4週ぶりの反発で終了。

年間ベースでは、日経平均株価は9.1%高、東証株価指数(TOPIX)9.9%高。
東証マザーズ指数は2.5%安、日経ジャスダック平均は12.0%高、東証2部指数は7.7%高で終了。

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