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甘利ショック×日銀

2016年1月29日(金)小雨

・甘利明経済再生担当相28日、内閣府で記者会見、
 千葉県の建設会社からの金銭授受問題巡り、同社が提供した資金のうち300万円を秘書が私的に流用明らかに。
 責任とって辞任。「アベノミクス」の司令塔の辞任は安倍政権への打撃に。

・安倍晋三首相は28日、甘利明氏の後任に自民党、石原伸晃元幹事長を充てる人事決めた。

・シャープ <6753> [終値138円]再建巡り、官民ファンドの産業革新機構が支援の条件として
 シャープの高橋興三社長(61)ら3首脳の退任求めていることが28日、明らかに。
 業績不振の責任明確にして経営陣刷新、再建主導する狙い。

・世界の鉄鋼大手の業績悪化に拍車。韓国鉄鋼最大手ポスコ28日、2015年12月期連結最終損益は初の赤字に転落。
 中国勢の過剰生産で鋼材価格が下落し、収益圧迫。鉄鋼業の苦境は長期化しそう。

 (日経1面)

・日銀 <8301> [終値38900円]29日、金融政策決定会合で追加的な金融緩和の是非議論。
 原油価格の急落や中国経済の減速で先行きの不透明感が強まっているため、景気や物価に及ぼすリスク見極める。

・米連邦準備理事会(FRB)27日、米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げ見送り
 「海外経済や金融市場を注視する」と表明。

・野党は甘利明経済再生担当相の突然の辞任に勢いづいている。
 民主党は「これで幕引きとはいかない。引き続き厳しく調査、追求しないといけない」として、
 金銭授受問題の追及の手を緩めない考え。

・日本郵政 <6178> [終値1630円]西室泰三社長、
 保有するゆうちょ銀 <7182> [終値1570円]かんぽ生命 <7181> [終値2739円]の金融2社の株式について、
 昨年11月の上場時に続く売却で「出来るだけ早く実施したい」と述べた。

・関西電力 <9503> [終値1228.0円]28日、高浜原子電力発電所(福井県)29日に再稼働。
 同日午後5時に原子炉起動、2/1午後に発電と送電始める見通し。再稼働は2012年2月以来、約4年ぶり。
 再稼働するのは九州電力 <9508> [終値1239円]川内1、2号機(鹿児島県)に続き2か所目。

・大和証券グループ <8601> [終値692.3円]28日、2015年10-12月期連結決算純利益263億円と前年同期比32%減。
 中国不安の余波で株式相場の値動きが不安定になり、個人投資家の売買が細った。
 主力の個人営業部門は経常利益が37%減の135億円。株式売買や投資信託の販売が伸び悩む。

・北朝鮮北西部の東倉里(トンチャンリ)で長距離弾道ミサイル発射の準備進めている兆候確認。
 米中の制裁論議本格化させる中、「強行」と「揺さぶり」の両にらみで発射時期探る戦術とみられる。 

・米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースについて、市場は年1〜2回見込む。
 「年4回」の利上げシナリオ描くFRBとの認識の差は埋まらず。
 市場が十分に織り込まないまま利上げがあれば、相場は一段と混乱するリスクもちらつく。

・英政府統計局28日、2015年10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値、前期比0.5%増。
 7-9月期の0.4%増からやや勢い増し、市場予想と一致。

・南アフリカ準備銀行(中央銀行)28日、金融政策委員会で政策金利0.50%引き上げ年6.75%に。
 通貨安で強まる物価上昇圧力を抑制する狙い。通貨ランドが対ドルで1ドル16ランド台と過去最安値で推移。

・サムスン電子の業績支えてきた半導体部門が陰り。市況悪化の打撃跳ね返せず。
 2015年10-12月期決算で、同部門の営業利益は1年半ぶりに直前四半期を下回った。
 危機意識高めて新技術の投入やコスト削減急ぐ。

・中国ネット通販最大手アリババ集団(浙江省)28日、
 2015年10-12月期決算は、営業利益が前年同期比33%増の124億元(約2200億円)。課題は海外事業の伸び悩み。

・LINE(東京・渋谷)が成長の踊り場に差し掛かっっている。
 28日、2015年12月の世界の月間利用者数は約2億1500万人となり、9月時点から上積みは300万人にとどまった。
 アジアでは伸び続くものの、欧米では苦戦目立つ。「世界一」戦略の見直し迫られそう。
 LINE親会社ネイバー幹部は上場について「明確な時期を明らかにするのは難しい」と話す。

・NTTドコモ <9437> [終値2461.5円]2015年4-12月期連結営業利益6700億円強と前年同期比14%増。
 スマートフォン(スマホ)の利用が広がり、データ中心に通信料収入が伸びた。

・ソフトバンク <9984> [終値5099円]
 都市交通のビッグデータ解析で米ベンチャー企業のアーバンエンジンズ(カリフォルニア州)と提携。
 日本のバス、タクシー、運輸会社などに効率的な交通システム提供。

・ヤマト運輸 <9064> [終値2333.0円]28日、宅配ロッカーのシステム開発手掛ける仏ネオポストと合弁企業設立。
 駅の近くなどに荷物保管するロッカー設置、利用者が都合のいい時間に受け取れるサービスを共同展開する。
 競合する佐川急便や日本郵便にもロッカー利用呼びかける。

・ファナック <6954> [終値18115円]2016年3月期の純利益前期比24%減、中国での工作機械需要の低迷背景。 
 日立建機 <6304> [終値1608円]中国や資源国向けの不振で63%減益に下方修正。

・東急不 <3289> [終値681円]東京都心で大型開発加速。
 2020年までの完成目指し、原宿に商業を核とする大型施設建設。
 総事業費400億円程度になる見込みで、渋谷駅中心とする「広域渋谷圏」の魅力高め、訪日客や20〜30代を取り込む。

・楽天 <4755> [終値1195.0円]28日、
 格安スマートフォン(スマホ)サービス「楽天モバイル」で5分以内の通話無制限で利用できるオプションプラン開始。
 通常プランに月額料金850円(税別)。

・SBIHD <8473> [終値1195.0円]金融とIT(情報技術)融合した「フィンテック」関連企業4社に総額50億円出資。
 リップルラボには約30億円を投じ、発行済み株式の17%弱を取得。
 仮想通貨関連の米ペイワードやビットフライヤー(東京・港)、
 オンライン融資サービスの米ファンドボックスにも出資。

・インド、スズキ <7269> [終値3613.0円]子会社マルチ・スズキ28日、
 2015年10-12月期最終利益(単独ベース)101億ルピー(約175億円)で前年同期比27%増。
 新車攻勢が功を奏し高い増益率確保。 

・東証投資主体別売買動向(週間)1月第3週、外国人3週連続売り越し(1902億円)
 個人3週連続買い越し(278億円)信託銀行、9週連続買い越し(1821億円)

・ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、1月第3週
 外国人3週ぶり買い越し(21.10億円)、個人3週ぶり売り越し(44.32億円)

 (日経新聞)

・甘利明経済再生担当相辞任表明。
 安倍晋三政権はアベノミクスの「司令塔」失うことに。
 環太平洋経済連携協定(TPP)審議、混迷必至。

・日銀 <8301> [終値38900円]金融政策決定会合、市場では金融政策は「据え置き」とみる専門家の見方優勢。
 日米欧の中央銀行が連携して市場への配慮示すべきタイミングとして「追加緩和」予想する声も根強い。

  (産経新聞)

・ファナック <6954> [終値18115円]FA機器大手米ロックウェル・オートメーションと協業、
 工場のスマート化支援加速させる。北米製造業を主な対象に、
 モノのインターネット(IoT)技術用いた「つながる工場」の実現後押しする。 

・OKI <6703> [終値131円]
 現金自動預け払い機(ATM)など手掛ける富岡工場(群馬県富岡市)生産能力、2014年度比15%増に引き上げ。
 加工システム刷新。ほぼすべての部品加工作業自動化する。

・ミナトHD <6862> [終値111円]約8000万円投じ、クリーンルームの新設と設備拡充。
 「ROM書き込みセンター」開設。月産体制従来比40万個多い100万個引き上げ。

・鉄鋼大手の業績に依然、改善の兆し見えず。
 ここへきて一層の原油安で油井管などに使うエネルギー向け高級鋼の回復遅れ、
 鉄鉱石や石炭など原料価格下落も鋼材のひも付き価格の押し下げ圧力に。
 2016年3月期連結決算予想のさらなる下方修正にも迫られかねず。

 (日刊工業新聞)

・米フェイスブック、自社保有のデータセンターなどインフラ投資拡大。
 2016年は前年比8割多い最大45億ドル(約5300億円)投じる計画。高成長維持へ拡大。

・アルプス電気 <6770> [終値2208円]プリント基板や電子部品を電気的につなぐ
 「圧接コンタクト」と呼ぶ接続部品で、実装面積従来の半分に抑えた業界最小製品開発。

・日本マイクロソフト(MS)28日、パソナ <2168> [終値732円]進めるデータ分析人材育成に協力。
 ソフト利用促し、派遣、年300人に講座実施。

・ジェイテクト <6473> [終値1778円]
 エンジンの動力を効率的にタイヤに伝達するためのモジュール(複合部品)開発。
 電子部品のノウハウ活用しながら、早期の量産出荷目指す。

・日本建設機械工業会28日発表、2015年建設機械出荷額前年比5.3%減、2兆3129億円となり、2年ぶりに減少。

 (日経産業新聞)

※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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TOB(公開市場買い付け)

メッセージ <2400> [終値3480円]買い手損保ジャパン日本興亜 買い付け価格 3500円 期間 1/29〜2/29

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(今日の一言)

海外NY株式市場は、反発。
原油価格の大幅上昇がエネルギー株の上昇につながり、フェイスブックの好決算がハイテク株上昇をけん引。
原油上昇はサウジアラビアがロシアなど産油国と原油協調減産の方向で検討と伝わったのがきっかけ。
ただOPECはロシアとの減産協議を否定し、上げ幅縮小。
ロシアからの「ガセネタ」ではないかとの声も・・・

アップル(+0.72%)グーグル(+4.42%)ヤフー(-3.17%)フェイスブック(+15.52%)アリババ(-3.77%)
ネットフリックス(+3.58%)アマゾン・ドット・コム(+8.91%)バイオジェン(-2.67%)
ラッセル2000(%+0.05)HTG(ハイイールドファンド)(+0.51%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(-3.51%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)

3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約88億株、過去20日間平均約86億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は反落。
スイス製薬大手のロッシュの軟調な決算でヘルスケア関連が売られ、ユーロ圏の銀行株も下落。

東京株式市場で日経平均は反落。
東証1部出来高は21億4538万株、売買代金は2兆3772億円。
騰落数は値上がり753銘柄、値下がり1095銘柄、変わらず87銘柄に。

米国株安で売り先行も一時は日経平均はプラス圏に浮上。
ただ日銀金融政策決定会合の結果を控え、様子見する方も多く。

甘利氏辞任を巡って、海外メディアでは
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉やデフレ脱却など経済政策への影響懸念する論調目立つ。

駅探 <3646> [終値772円]
昨日後場に『独り言】で週末の銘柄研究候補にしようと掲載したのですが、上方修正発表されました。

1月16日の【銘柄研究】はインフォテリア <3853> [終値1529円]ストップ高でした。(18日寄り付きは910円)

週末の【銘柄研究】の検証です。

NY市況

続きの個別銘柄等は【コロ朝プレミアム】に掲載済
http://kabucoro3.toypark.in/index.html

有り余る甘利ショックになるか、甘利ショックはあまりないか・・・
それほど無いようにとも思っていますが・・・

それよりファナック <6954> [終値18115円]の決算受けた株価動向が注目。
工作機械や鉄鋼企業の下方修正が続きそうな感覚も・・・

インフォテリア <3853> [終値1529円]ストップ高で、
出遅れ気味のアイリッジ <3917> [終値4320円]ロックオン <3690> [終値2171円]などにも回ってくることを期待。 

オプティム <3694> [終値3890円]切り口豊富ですが、もたもたしています。
ほんの少しでもきっかけ一つで動意しそうですが・・・

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【コロ朝セミナー】2016年予定

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3/26 (土) ミョウジョウ・アセット・マネジメント
      最高経営責任者(CEO)菊池真氏講演(東京・日本橋三越前)

4/23(土) 馬渕治好氏(ブーケ・ド・フルーレット代表)
      世界から見た株式金融市場(東京・日本橋三越前)
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