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日銀バズーカ

2016年1月30日(土)小雨のち曇り

・日銀 <8301> [終値38800円]金融政策決定会合で、
 銀行から預かる当座預金に付けている金利の一部を初のマイナスにする新たな金融緩和決めた。
 マイナス金利導入で債券などン市場金利が下がり、融資や株式投資に資金が向かい、
 企業収益や賃金の改善通じて景気回復や物価上昇につながる効果見込める。
 海外に比べ金利が低くなれば、円高圧力が和らぎやすくなる。
 一方、マイナス金利には副作用も。金利の大幅低下で銀行の収益力が落ち、中小企業向け融資など抑えられる恐れ。
 銀行収益への配慮で当座預金残高を3つに分け、すでに預けている分は従来通り0.1%のプラス金利付ける。

・日銀 <8301> [終値38800円]マイナス金利導入決定は29日の東京市場を大きく揺さぶった。
 長期金利の指標となる新発国債利回りは初の0.1%割れ。
 株式・外国為替市場では異例の緩和政策への評価割れ、株価や円相場乱高下。
 日経平均株価の終値は476円高1万7518円。マイナス金利政策が伝わると一時597円上昇。
 買いが一巡後金融株が売られ200円超す下げに転じたが、円安手掛かりに輸出関連株など買い直された。
 円相場では米国との金利差意識、1ドル121円半ばに下げた。
 買い戻しで119円台前半まで下げ渋った後、再び120円台まで売られた。

・シャープ <6753> [終値139円]官民ファンドの産業革新機構の支援受けて経営再建進める枠組みが29日、固まる。
 革新機構が同日開いた会合で、シャープ本体への出資など支援策協議し、シャープ側も受け入れる方針。
 東芝 <6502> [終値199.0円]の白物家電に加え、
 同子会社が手掛けるPOS(販売時点情報管理)システムもシャープと事業統合する検討に入った。

・関西電力 <9503> [終値1295.5円]29日、高浜原子力発電所3号機(福井県)再稼働。
 再稼働は2012年2月以来、約4年ぶり。2月下旬にも営業運転始める。

 (日経1面)

・29日上場企業の2015年4-12月期決算発表ピーク。3月期決算の439社開示。
 ソニー <6758> [終値2523.0円]構造改革の成果で最終損益2361億円の黒字(前年同期は191億円の赤字)に転換。
 JR3社は訪日外国人の増加で増益。純利益が4-12月期として過去最高更新。
 コマツ <6301> [終値1770.5円]の純利益は11%減、1037億円。
 JFEHD <5411> [終値1606.0円]16年3月期純利益前期比82%減の250億円に。

・日銀 <8301> [終値30800円]金融政策は未踏の領域に入った。
 今後は量の追及とマイナス金利の合わせ技で物価目標の達成目指す。デフレ心理、転換狙う。

・日銀 <8301> [終値30800円]
 マイナス金利政策は、市場金利の低下を通じて企業向け貸し出しや住宅ローンの金利押し上げる効果。
 個人や企業の預金金利までマイナスになるとの見方は少なく、ひとまず恩恵先行しそう。
 運用難が深刻となり、金融機関の収入が減るとの見方もある。

・トヨタ <7203> [終値7200円]29日、51.2%出資するダイハツ <7262> [終値1860円]8/1付で完全子会社化へ。
 株式交換実施、ダイハツ株1株に対しトヨタ株0.26株割り当て。ダイハツ株は7/27上場廃止。

・シャープ <6753> [終値139円]
 産業革新機構の再建案受け入れる背景には、国の強い関与によってこれまで計画倒れだった再建が進むとの期待。

・甘利明氏の後任として、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の司令塔になった石原伸晃経済・再生相が29日、
 本格始動。就任後初の記者会見で成長や景気刺激に力点置く姿勢強調。
 財政規律派としての主張控えつつ、甘利氏の成長視路線踏襲する考え表明。

・蚊が媒介する感染症「ジカ熱」がブラジル中心に中南米地域に広がり、世界が警戒強めている。
 世界保健機構(WHO)は感染者が最大400万人に上る可能性もあると指摘。
 予防薬や特効薬はない。妊婦が感染すると新生児の脳の発育が不十分になる「小頭症」につながると疑われている。

・中国、著名投資家ジョージ・ソロス氏唱えた「中国売り」に警戒感強める。
 ソロス氏、世界経済フォーラム(ダボス会議)で「中国経済のハードランディングは不可避」と発言、
 アジア通貨の空売り宣言。
 人民日報「中国は絶対にハードランディングしない」と中国経済に対する不安払拭に躍起。

・11月の米大統領選に向け野党・共和党28日、中西部アイオワ州デモインでテレビ討論会。
 不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は司会者への不満から参加拒否。「主役不在」ともいえる異例の討論会に。

・米経済に内需、外需の両面で減速懸念広がる。
 新興国経済の停滞で輸出が下振れ、年初からの株安は個人消費の逆風となるため。
 6年半に及ぶ米国の景気拡大局面は転換点迎えつつある。

・2016年東南アジア主要6カ国の新車販売、2年連続前年割れとなった15年と横ばいの310万台前後になる見通し。
 主要市場のタイが新税導入が重荷となり引き続き落ち込むほか、最大市場のインドネシアも通貨安響き足取り重く。
 トヨタ <7203> [終値7200円]マツダ <7261> [終値2148.5円]新車増や富裕層開拓。

・海運大手が新興国の景気減速の荒波でもがく。
 商船三井 <9104> [終値236円]29日、2016年3月期は1750億円の最終赤字に転落。
 日本郵船 <9101> [終値256円]純利益はほぼ半減する。

・ホンダ <7267> [終値3341.0円]2015年4-12月期連結決算純利益、前年同期比2%増の4379億円。
 北米中心に新車販売が伸び、200応援近い税の還付も寄与。
 タカタ <7312> [終値661円]製エアバックに関連したリコール(回収・無償修理)費用増え続けており、
 上期増益だった営業利益が4-12月期では減益に転じる。

・トクヤマ <4043> [終値236円]2015年4-12月期連結決算、
 マレーシアでの多結晶シリコン事業の減速損失1234億円計上。
 140億円の黒字予想の16年3月期最終損益(前期653億円の赤字)を1030応援の赤字に下方修正。 

・ANAHD <6202> [終値351.0円]29日、欧州エアバス製の超大型機「A380」3機導入正式発表。
 2019年春から順次ハワイ路線に投入。5百席超える座席設定できるA380が3機就航すれば、提供座席は2割増。
 日本航空 <9201> [終値4476円]牙城としてきたハワイ路線でシェア拡大狙う。

・不動産投資信託(REIT)相場が29日、急騰。
 東証REIT指数の上昇率は前日比5.6%と2013年5月以来、2年8か月ぶりの大きさ。
 日銀がマイナス金利の導入決めたため、金利低下でREIT各社の利払い負担抑えられるとの連想。

 (日経新聞)

・黒田東彦総裁の日銀 <8301> [終値38800円]マイナス金利政策導入によって、
 白川方明前総裁時代の悪癖に決別し、異次元緩和制度整えた。
 最大意義はマンネリ化していた異次元金融緩和政策の再活性化にある。

・昨年12月の主要な経済統計29日出そろう。
 雇用の現状表す有効求人倍率は24年ぶりの高水準となったが、消費の不振は鮮明で、生産や出荷も2か月連続で減少。
 エコノミストからは、景気の足踏みが長引いているとの懸念も根強い。

  (産経新聞)

※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

コタ <4923> [終値1376円]3/31  1株→1.1株

自己株処分

ジースリーHD <3647> [終値24円]108万6000株 45円 処分日2/15 処分先 エスアンドピー

アートネーチャー <7823> [終値909円]10万株 933円 処分日2/16 処分先 資産管理サービス信託銀行

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(今日の一言)

海外NY株式市場は、大幅続伸。
日銀のマイナス金利導入政策発表を好感。

アップル(+3.45%)グーグル(+1.64%)ヤフー(+2.64%)フェイスブック(+2.84%)アリババ(+0.16%)
ネットフリックス(-2.72%)アマゾン・ドット・コム(-7.61%)バイオジェン(+2.67%)
ラッセル2000(+3.20%)HTG(ハイイールドファンド)(+0.33%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(+1.42%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)

3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約100億株、過去20日間平均約83億株を上回る。

週間ベースでは、ダウは2.3%高、ナスダック総合指数は0.5%高、S&P500種指数は1.7%高 2週続伸で取引を終えた。
月間ベースでは、ダウは5.5%安、ナスダック総合指数は7.9%安、S&P500種指数は5.0%安と大幅に下落。
3指数とも3か月続落となって終了した。

欧州株式市場の主要3指数は反発。
日銀のマイナス導入金利好感。
欧州市場でも投資家のリスク志向強まったと。
銀行株指数が上昇した。

東京株式市場で日経平均は急反発。
日銀のマイナス金利導入決定受けて、まずは買い戻しも伴って上昇。
一時590円超上げた後、マイナス金利の副作用意識、銀行株売られ270円超安、
マイナス金利で円安に振れると国内企業業績の改善につながるとの見方もあり、再び買い直され500円超高に。
マイナス金利の効果と副作用の取り方で乱高下。
昨年12/18の上昇後の反落の記憶も重なったようなところ。
東証1部出来高は41億2505万株、売買代金は4兆4317億円。
騰落数は値上がり1721銘柄、値下がり186銘柄、変わらず28銘柄に。

金融緩和の恩恵受けやすい不動産、証券、ノンバンクが大幅高、一方銀行株が33業種で唯一下落。

週間ベースでは、日経平均株価は3.3%高、東証株価指数(TOPIX)4.2%高、ともに4週ぶり反発。
東証マザーズ指数は7.4%高、4週ぶり反発、日経ジャスダック平均は2.8%高、、
東証2部指数は4.6%高、それぞれ4週ぶり反発で終了となった。

月間ベースでは、日経平均株価は8.0%安、東証株価指数(TOPIX)7.4%安、ともに続落。
東証マザーズ指数は7.4%安、4カ月ぶり反落、日経ジャスダック平均は6.3%安、続落、
東証2部指数は5.2%安、続落で終了となった。

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