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岡本昌巳氏SQ株式セミナー「先取り大作戦」

それでは本題に入っていきましょう。(2007.6.8)①ベストシナリオの05年型のリズムとなるか!?

 2月末の世界同時株安から5回目の揉み合いに入った可能性があり、次の上放れ場面は相場を続けて来た大型株の仕上げの場面となる可能性があります。最後はいつも行き過ぎますので、そうした熱狂相場の可能性も出て来ています。
しかし、その後、ベストシナリオの05年型になるかどうかは、判断できません。後で触れますが、05年型になる確率は4割、いや、もう少し下の確率かもしれませんが、予断をせずに、そのときのトレンド、リズムから判断したいと思います。

 六本木ヒルズバブル崩壊の流れはライブドアからグッドウィル、テイクアンドギヴ・ニーズまで来て、ほぼ最終局面となってようで、新興市場銘柄もやっと落ち着いて手掛けられそうになって来ました。ただし、新興系も業績相場に乗る 好業績ものに絞っていくべきでしょう。

外資系の日本人向けレポートに「モンキーレポート」というものが有るらしいですね。
日本人向け推奨と有力顧客向けレポートの推奨が正反対となっているものがあるのではないかと・・・。テイクアンドギヴ・ニーズでもゴールドマンサックスが微妙な策略と読めなくもないようなレポートをだしていました。
 外資の一部は、買いたかったら一度叩いたところで投げを大きく拾い、売りたいときは上げて提灯筋にぶつけるようなやり方も存在しているらしい。
 もっとも確証は掴んでいませんが、以前元外資系証券友人から聞いたことがありますと。

 話はそれましたがアメリカ・中国が強く、日本がもたもたしているように見えますが、日足のリズムは米中ほど派手ではないですが、着実に来ています。
 2月から5回目のもみ合いに入ったようですが、着実に下値を切り上げており、過去、四回のもみ合い場面と同様、今回も大型株中心に突っ込み買いが有効かと。
 5回目のもみ合い場面での意外なリード役候補としては(9984)ソフトバンク(2845円)でしょうか。新興系にも影響力を持つ銘柄ですから、新興系にどうカツを入れるかも見たいポイント。

 四回目のもみ合い場面でもそうでしたが、中低位のテーマに乗る銘柄に強さが目立った。海運、資源、造船、鉄鋼、原発、商社etc.そして新興市場の業績の良い銘柄がも流れに加わっていた。

 予想としては次の上放れは参院選前、七夕あたりか? ともあれ第1四半期決算前後にヤマが来るのではないでしょうか。
 その後は、先ほども触れましたが、05年型大相場も期待されるものの、今時点では四分六分で一旦調整が有りそうに思えます。

②原点の銘柄本位制

大型株が仕上がった後の相場、別のステージの相場をそろそろ考えましょう。今までは大型系の流れに乗っているだけで取れていましたが、今回の相場もいずれ終わります。次の投資作戦を考えなくてはならないと・・・

昔、銘柄本位制一本やりでした。アナリストが陥り易いのですが、自分の発掘した、収益が伸びる銘柄はすぐに上がると勘違いしてしまいかいかねないところがありました。収益が伸びる銘柄は確かに上がります。しかし、いつ上がるか分からない。2年後かもしれない。半値になってから上がるのかもしれない。
最後に上昇したとしても時期が読めず投資効率が課題。

そこで、流れに乗るかどうかを重視するようになった。いわば、銘柄本位制・流れ本位制のミックス投資を提唱。今回はその作戦でうまく大型株相場に乗れて来たと思う。
しかし、もうそろそろ大型株相場の後を考えるべき。少し待つかもしれないが、大型株相場後、次の相場の流れに乗るのではないかと予測した銘柄にリスクを取っていくべきではないか。ロマン・夢を抱く相場や時代の先読みを楽しみたい。
そして、同じリスクなら後追いリスクより先取りリスクを取りに行きたい。

産業界の流れからの予測では、どうしても造船が最も読み易く浮上してきます。
 2006年 造船受注は31年ぶりに抜き今後5年先までも受注抱えている企業も(今期から3年間はそれ以上に造船受注が増えますから、あと8年先まで読める!?)。そして航空機、原子力発電需要拡大、海水淡水化事業なども絡んできて、おいそれと失速はありえないと思えます。 1年前の海運株のチャートが今の造船株と見たい。
 銘柄としては(7011)三菱重工(759円)(7013)石川島(435円)の大型株中心ではありますが、材料株では(6591)西芝電機(249円)電機船舶、風力発電船、東芝系、(5609)日本鋳造(244円)重工と風力発電で協力 郵船とも近く、ともにバックが確りしており、かつて業績下方修正で叩かれた経緯があるため、堅めの今期業績予想発表。第1四半期、第2四半期で上方期待。
1年後を睨んだ投資で倍化は有りえるのではないでしょうか!?

 そして新しい予測のテーマとしては、生活防衛のテーマで格差社会是正、雇用・人材育成、少子高齢化、老後、資産防衛、防災セキュリティ、団塊の世代退職などから、新しい時代の銘柄が出るのではないだろうか。
(2450)一休(121千円)証券株、(4332)パソナ(23万円)(9735)セコム
(5580円)
 携帯純増単月首位で上昇の(9984)ソフトバンク(2845円)ですが従業員への子育て支援も打ち出してもいます。

 子育て支援なら(2479)JPホールディングス(347千円)、防災関連では(6709)明星電気(96円)が意外と大きくなる可能性。
(6709) 明星電気(96円)は、減資懸念があるものの「緊急地震速報」システムは個人にはまだ認知度33%止まりながら本格普及へ。なお、同システムの主な納入先にJR東海、テレコム、韓国サムスングループ等に納入。個人携帯電話への新システムに繋がってゆきそうです。

(8992)日本レップ(521千円)豪マッコッリー社から300億円で子会社化 TOBの変形
中期計画経常益27億円→88億円→130億円と成長期待

 テクノロジー関連から2〜3年前の発表された技術が開花して来る頃ではないでしょうか

(6277)ホソカワミクロン(1067円)増配 ナノテク超微粒子 薬を肺から吸収、応用範囲が広くそろそろ実用化

(2206)グリコ(1342円)セルロースを食料へ 食料危機を回避・・・

(4563)アンジェスMG(662千円)まだ赤字で時間もかかるかもしれませんがア
トピー関連で期待がかかります。

③IPO情報

26日の(2158)UBIC (7000円-8500円)セキュリティ関連

21日 (8732)マネーパートナーズ(18万円-21万円)新物で外国為替証拠金取
引初上場

④短期ディーリング銘柄 ボックスの上下動でいつかは離れるものの何度も出来そうです。

(8019)市田(136円)130円割れ フェニックスキャピタル (6803)ティアッ
クと同様

(6972)エルナー(209円)200円割れ 投資ファンド 日本産業パートナーズで再生

(9363)大運(131円)120円割れ 今期4割増収 高変化率

(8115)ムーンバット(142円)PBR低め 猛暑関連

(6307)サンセイ(146円)低PBR 下関の会社(安倍首相地元)造船関連

 個別材料株が出てきて楽しめる背景となってきており、夢が描けるようになってきて株の楽しさが戻ってきたようだ。
一つの相場が終わる時には一旦下落で次のテーマに移る。
大型株の相場がそう遠からず仕上げに・・・

 日柄では8月ごろから転換 9月安値 10月戻って 11月駄目押しで 例年通り〜!?

(1815)鉄建(161円)2008年3月黒転 JRグループで量で行く銘柄!?

とにかく相場の柱の株(現在なら新日鉄など大型系)の週足の上昇トレンドが崩れたら一旦撤退です。

この3年間ありがとうございます。
いまはやり遂げた充実感とホッとした感覚が入り交ざっております。

岡本氏のブログは    http://ameblo.jp/okamoto-blog
「カブト町境界人」  http://www2.odn.ne.jp/~cac44300/
メールアドレス   http://odn-tantei-oka@pop16.odn.ne.jp

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