【銘柄研究】

週末の海外ＮＹ株式市場は、もたもたほぼ横ばいに。
ダウ工業株30種平均はなんとか2万円維持し、週末を迎えた。

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約58.1億株、過去20日間平均約65.6億株を久しぶりに下回る。

週間ベースでは、ダウは1.3％高、3週ぶりの反発、
ナスダック総合指数は1.9％高、2週ぶりの反発、S&P500種指数は1.0％高、3週ぶりの反発で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数は、まちまち。
英国は反発も、独仏株価は、4営業日ぶり反落。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-3.64％）と大幅下落、イタリア（MIB）株価指数（-0.57％）も下落で終了。

27日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸。
米国株式市場の最高値更新や円安進行を好感。
週末でもあり、多少ポジション調整の売りも入った。

円安でも、トランプ氏のメキシコからの輸入品に関税かける案検討で大手自動車は軟調に。
東証株価指数（TOPIX）も3日続伸で終了。

東証1部出来高は19億4716万株、売買代金は2兆4304億円。
東証1部騰落数は値上がり1003銘柄、値下がり857銘柄、変わらず141銘柄に。

東証マザーズは6日ぶり反落、日経ジャスダック平均は8日ぶり反落、東証2部は3日続伸で終了。

週間ベースでは、日経平均株価は1.7％高、東証株価指数（TOPIX）1.0％高、ともに3週ぶりの反発。
東証マザーズ指数は2.2％高、日経ジャスダック平均は2.3％高、2週ぶりの反発、
東証2部指数は2.0％高、3週ぶりの反発で終了。

日経平均株価は、崩れそうな展開を、米ダウの2万ドル乗せで俵で土俵の踏ん張り、切り返した1週間とも。
移動平均線の5日線割れで「ひやっ」としましたが、その5日線は上向き、直近高値を超え25日線をも上回った。
今年の1/5の高値（1万615円）を射程距離となったようなところ。
ただここを抜けてこないと、「三尊天井」形成というところとなるので警戒も・・・

本日はここのところ東証1部市場銘柄を注目していましたので、新興系を見ていこうかと思います。

まずは、インスペック　<6656> ［終値1455円］。
精密プリント基板の最終外観検査装置（AVI）・パターン検査装置（AOI）を製造。
連結事業に半導体パッケージ基板等検査装置関連、精密基板製造装置関連、デジタルパソロジー関連機器となっており、
半導体関連の一角と。
売上下期集中のAVI、AOIは国内企業向け軸に受注順調。
豊富な受注残消化で大幅増収となっており、ここから受注増加も期待できるところ。

決算期は4月となり、1月～3月の月次の受注増が気になるところ。
2017年4月期の受注額は12月まで前年同期比26％増で推移。
月次発表は毎月第一営業日に双方発表され、期待で最終週は上昇する傾向もあります。

12/5には人工知能（AI）技術用いた病理診断支援ツール開発へ取り組み開始と発表。
ディープラーニングの学習データの作成に取り組み、高精度なAIシステムの構築に取り組む。

市場では人工知能（AI）がテーマとなっており、ファンドの一部もAIテーマの関連株を集める動きも散見されるところも。
意外な穴株として、日の目を見ることもありそうな感じでいます。

コンバーティングテクノロジー総合展2017（2/15～17）東京ビッグサイトに出展で話題になる場面もあるかもしれません。
フィルム・シート、金属箔、紙・板紙、不織布、合成紙などのウェブ・シート素材を加工する技術（コンバーティングテクノロジー）と
材料、装置に関する総合展示会
http://www.convertechexpo.com/index.html

そして2015年大きな上昇を描いたFFRI　<3692> ［終値4235円］も気になりだしました。
インターネット上で増える標的型攻撃のセキュリティ対策に特化。独立系で技術に強み。
ここも業績下期偏重型で、ここからの受注増加に期待したいところです。
法人向け製品が官公庁、金融向けなど想定超の拡大と。

また昨今のサイバーセキュリティに関するニーズの高まり受け、市場拡大続けているのを背景に、
Android端末を狙う脅威も多様化・深刻化。
「FFRI安心アプリチェッカー」の価格改定で、現行月額300円（税別）を月額400円（税別）に改定（2/1より）。
1月中に有料版を登録した方は2/1以降も300円で利用化。
とりあえず経費の掛からない販売促進に出たようなところも。
値上げができるというところは「強い」とも言えそうですが・・・

今回開始する共同研究では、FFRIのサイバーセキュリティのノウハウと、パナソニックのIoT機器関連の技術を応用。具体的な対策技術の

研究開発を国内で進め、機器や製造プロセス、運用などに活かす。

2016年6月に、パナソニックとFFRIは、IoT機器のセキュリティ対策で共同研究を開始すると発表。
今回開始する共同研究では、FFRIのサイバーセキュリティのノウハウと、パナソニックのIoT機器関連の技術を応用。
具体的な対策技術の研究開発を国内で進め、機器や製造プロセス、運用などに活かすことに。
半年経過し、なんらかの進捗状況が見えてきても良さそうなところも・・・
2/10（第3四半期）決算発表予定です。

【お知らせ】

ラジオ日経や日経CNBCでもおなじみの馬渕治好さんの世界から見た株式金融市場

【2017年春からゴールデンウィーク、世界金融市場の見通し】（東京・日本橋室町）

講師：馬渕治好　（ブーケ・ド・フルーレット代表）

2017年2月11日（土） 開催　14：30～16：50　（開場14：20）

ビデオダウンロードでもご覧いただけます。

詳細・お申込み⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=4160

 

記事の続きはコロ朝プレミアムで！

記事の続きはコロ朝プレミアムで！