
扉を開いて(2011.6.5号)
- 2011年06月05日
- 株式投資・経済ニュース全般
2010年6月5日(日)はれのちくもり
・相場の猛者、次の標的。ヘッジファンド業界の大物たち5月25日600人収容ホール満員。ウォール街が最も注目する年中行事の一つ。
世界のヘッジファンドの運用資産残高、3月末初めて2兆ドル(約160兆円)突破。
グリーンライト・キャピタル主宰ディビット・アイホーン氏(43)
米リーマン・ブラザーズ経営悪化をいち早く見抜き同社株空売りで一躍有名に。
マイクロソフト・バルマー最高経営責任者(CEO)の辞任要求。株主資本の浪費指弾。
キニコス・アソシエイツ1985年創設、ジム・チェイノス氏(53)空売りファンドとして存在価値。
再生エネルギーの担い手、デンマーク風力発電機の設計・販売を手掛けるヴェスタス・ウインド・システムと
太陽電池メーカーの米ファースト・ソーラー両社を「売り」と判断。
アイカーン・エンタープライゼズ運営カール・アイカーン氏(75)物言う株主(アクティビスト)の先駆け。
今年3月運営資金全額返済。買い推奨は自ら運営するファンド・アイカーン・エンタープライゼズ。
フロントポイント・ファイナンシャル・サービス・ファンド・スティーブ・アイズマン氏
2010年春サブプライローン関連商品空売り、金融危機予見して注目。
「米市場今年、金融株が最もパフォーマンス悪い業種」と損保保険会社の一角に投資妙味と語る。
パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメント、ウイリアム・アックマン氏(45)
「物言う株主」として働きかける米国版100円ショップファミリー・ダラーズ・ストアーズ買い得かで熱弁。
コリエンテ・アドバイザーズ・マーク・ハート氏「中国バブルは必ず崩壊する」
中国のバブル崩壊時に利益を最大化させる投資にまい進。人民元の先高観強い市場で暴落確信する少数派。
ダブルライン率いるジェフリー・ガンロック氏(65)米国の財政金融政策が世界経済を不安定にしていると。
米国財政破たんに備える必要「現金や不動産・株式・商品・貴金属など様々な資産に分散投資へ」
KKR株式投資戦略部門率いるロバート・ハワード氏(39)自動車部品メーカー・ワブコ株価に上昇余地と。
・欧州中央銀行(ECB)9日定例理事会。利上げの意向トルシェ総裁が示唆するかどうかが焦点。
市場関係者「7月利上げ」が事実上宣言されるとみる。
・ランキング:2010年度決算実績で自己資本利益率(ROE)が高い会社。
ROE=株主から提供された資本を使ってどの程度効率良く収益を上げたかを示す。
1位グリー <3632> [終値1816円]ROE77.5% 2位DeNA <2432> [終値3035円]56.8% 3位フルヤ金属 <7826> [終値5180円]52.2%
7位スタートトゥデイ <3092> [終値1672円]37.8% 付加価値高い商品でネット通販。実際の店舗持たず資産の少なさも押し上げ。
15位アーネストワン <8895> [終値730円]27.9% 「住宅版ユニクロ」と称されるコスト低減率。
34位荏原 <6361> [終値430円]20.0%
アジア半導体メーカーの旺盛な設備投資を背景に研磨装置など好調。液化天然ガス(LNG)関連として成長期待。
39位アサヒ <3333> [終値1595円]19.2% 2011年2月期売上高営業利益率13%と高くROEの高さに。PB(自主生産)商品売れ筋追い風
・世界最大級ゲーム見本市「E3」7日米ロスアンゼルスで開幕。2011年クリスマス商戦占う重要なイベント。
任天度 <7974> [終値18200円]ソニー <6758> [終値2129円]再起へ正念場。
・東海カーボン <4301> [終値430円]
連結売上高の4割占めるカーボンブラック事業が減収余儀なく。東日本大震災で生産拠点が操業停止響く。
世界的にカーボンブラック需要拡大でフル稼働状態で石巻工場の操業停止分を補うだけの余力は残らず。
・「会社がわかる」特集 ANA <9202> [終値246円]営業損益V字回復。コスト競争力が大きなカギを握る。
米ボーイング「787」世界の航空機会社で初導入。最大の売りは燃費の良さ。最大飛行距離約1万5000キロメートル。
大型機でなければ届かなかった欧州や米国東海岸へ乗り入れ可能に。コスト低減効果は年間数十億円レベルに。
・OUT Look:今週の株式相場は弱含みでもみ合う展開か。
米国雇用統計が市場予測下回り、国内も政治の迷走で不透明感高まっている。一方、企業生産急回復で業績への期待感が下支え。
下値不安抱えながらも強材料との綱引きで一進一退とも。外国人投資家連続買い越しが30週ぶりの切れたことも弱気心理優勢に。
「メジャーSQ」控え動きにくい要因。
米国長期金利が3%を下回る水準は歴史的に長く続いたことがなく、連動する日経平均はこれ以上下がりにくいとみられる。
気になる海外の経済指標では米国で8日地区連銀経済報告(ベージュブック)や9日に4月の貿易収支発表控える。
・Wall Street:今週の米株式相場は軟調な展開か。米景気の先行き不透明感が広がり、投資心理は弱気に傾きつつ。
雇用の悪化は「景気回復の路上でぶっつかった道のこぶ(bump)なのか長期化するのか見極めたい」との声も多い。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長7日アトランタでの講演の発言に注目集める。
ダウ平均は先週まで5週連続下落しているだけに「景気減速という悪材料は株式相場にすでに織り込まれた」との声も
一部では出ており、相場底打ち見込む向きも。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派17%(前回比-15)弱気派58%(同+21)中立派25%(同-7)
米景気指標の悪化や中国などの新興国の成長鈍化懸念で投資家心理も弱気に傾いている。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は米国で発表された経済指標が事前の市場予測を下回ったのを受けて
世界的に景気の先行き不透明感が広がり、米国やドイツなどで株価が軟調に。新興国でも株価が小幅上昇にとどまる市場が目立つ。
(日経ヴェリタス)
来週はタイムリーにヘッジファンド運用の方がお話になります。
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