
アベグジットの先は
- 2020年09月06日
- 日経ヴェリタス
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2020年9月6日(日)台風10号 九州接近
・アベグジットの先は 日本株リスタート、課題を総点検
「安倍さんがバットマンなら菅さんはロビン。外国人投資家にも良く知られている」
ロビンとは米人気コミックに登場する人気キャラクター。主人公バットマンを支える欠かせぬ相棒。
市場は日経平均を2倍以上に押し上げた安倍晋三政権の政策継承がほぼ確実になったと受け止める。
それでも市場が盛り上がらないのは、安倍政権後期には投資家の期待がすでにはげ落ちていたため。
外国人投資家はアベノミクスの最初の3年間で日本株を約20兆円買い越したが、足元では累計買越額が3兆円程度に減っている。
・アベグジットの先は 日本株リスタート、課題を総点検
安倍首相の辞任表明を受け、日経ヴェリタスは市場関係者に今後の金融市場の見通しを緊急ヒヤリング。
2021年3月末までの日経平均の見通しを聞いたところ、辞任表明前からの予想を変更した人はいなかった。
首相が変わっても体制には影響しないとの見立て。
政策に大きな変更がないのなら当面は大崩れしない、という安堵感がある一方、日本の長期的な成長力を回復するという懸案は残されたまま。
「やっぱり日本株は買いづらい」との声も。
・アベグジットの先は 日本株リスタート、課題を総点検
歴代最長の在任期間を誇った第2次安倍政権でさえ、労働市場やコーポレートガバナンス(企業統治)改革、
デジタル・トランスフォーメーション(DX)など、日本の生産性を高める取り組みは道半ば。
「次期政権は暫定色が濃く、日本株の支えだった政治の安定性が揺らぐ」と懸念する。
・アベグジットの先は 日本株リスタート、課題を総点検
20年度の下半期で投資家が注目する最大のイベントはやはり11月の米大統領選。
世論調査では民主党のバイデン前副大統領が優勢。
バイデン氏はトランプ大統領が進めた法人減税の打ち切りを掲げており、「左派的な政策を株式市場が嫌がり、リスク回避から円高が進む可能性もある」
そうなれば日本株への影響も避けられない。
・アベグジットの先は 日本株リスタート、課題を総点検
金融政策は緩和余地が縮小し、政府債務も膨らむ。
新型コロナウイルスの感染状況がどうなるかも依然、予断を許さない。
3日には特段の大きな売り材料もない中で米ダウ工業株30種平均は一時、1000ドルを超える下げに見舞われ、恐怖指数と呼ばれる米VIXは急上昇。
国内外の経済や金融市場が不安定さを増す中で、日本は新政権にかじ取りを託す。
・アベグジットの先は ポストアベ 3本の宿題
【財政・金融】日銀との蜜月関係いつまで
安倍晋三首相の辞意表明から1週間がたち、市場のコンセンサスは「ポスト・アベノミクスは現行路線の継承」でほぼ固まった。
安倍首相の「盟友」ともいえる黒田東彦氏が総裁を続けるかも注目点。
2%の目標の達成は今なお見通せておらず、金融緩和を続けるという政策の基本思想に当面、変更はなさそう。
・アベグジットの先は ポストアベ 3本の宿題
【景気・業績】最悪期脱出もけん引役不在
4‐6月期過去最大の落ち込みとなった実質国内総生産(GDP)。だが「最悪期を脱しつつある」との見方が市場のコンセンサス。
経済産業省8/31、7月の鉱工業生産指数速報は前月比で2カ月連続のプラスとなり「持ち直しの動き」が出始めた。
上場企業の業績も徐々に上向きつつある。
リビジョン・インデックス(上方修正銘柄数が全体に占める比率から、下方修正した比率を引いて算出)
「7月に底入れし、今後数カ月でプラスに転じる」との指摘が多い。
国内の主要な輸出関連企業にとっては、世界の企業活動が回復に向かっているのが追い風。
コロナ禍すら成長のバネに変えるGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)のようなリード役が少ない日本株は、
世界景気の回復に頼らざるを得ない。
・アベグジットの先は ポストアベ 3本の宿題
【外交・通商】新政権が安倍路線を継続すれば、内政面での大きな変化は想定しづらい。
だが、不透明感がぬぐい切れないのは対外関係。特に安倍首相はゴルフなど通じてトランプ米大統領と個人的な信頼関係を築いたとされる。
市場の注目は、1月に発効した日米貿易協定の「第2段階」交渉。
これまで回避してきた、米国への自動車・部品輸出での追加関税を今後も食い止められるかどうか。
28日の首相退任報道を受けて円高・株安が大きく進んだ背景には、通商交渉への懸念があったとの見方も残る。
11/3の米大統領選で民主党バイデン氏が勝利した場合には、日米関係を新たに築き直す必要にも迫られる。
米中関係の悪化にどう対応するかも継続的な課題に。
日本企業が巻き込まれた時、政府として手を打てるかどうかも試される。
・アベグジットの先は
【相場見通し】日経ヴェリタス緊急ヒアリング、安倍晋三首相辞任を受けて今後の相場見通しを変更した市場関係者はいなかった。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・11/3の米大統領選まであと2カ月を切った。
民主党バイデン前副大統領が世論調査でリードしてきたが、トランプ大統領が猛烈に追い上げている。
新型コロナウイルスで景気が低迷し、現職有利の通説は消えた。
行方は混とんとしたまま終盤を迎えた。
米CNBCが8月下旬ストラテジスト20人調査、バイデン氏勝利した場合、半数が1カ月後で株価下落と想定、5人が株高想定。
トランプ氏が勝利した場合、11人が5%の株高になると見込む。
波乱要因は選挙結果がなかなか決まらない「第3のシナリオ」。半数超が5%以上の株安が起こりうると警戒する。
・Focus エドテック新興勢、飛躍の胎動
教育分野でIT(情報技術)によるサービスを提供する新興勢がコロナ禍を機に存在感を高めている。
IT整備が出遅れている学校や塾に切り込みをかけるなど、大手教育会社も一目を置く存在になってきた。
EducationXTechnologyの「エドテック」の広がりが新たな投資テーマになる可能性がある。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・イノベ企業ファイリング エルテス <3967> [終値1325円]インターネット上の炎上対策などを手掛ける。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・楽天 <4755> [終値965円]「第2の創業」ともいえる携帯電話事業に専念する姿勢鮮明に。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・著名投資家ウォーレン・バフェット氏の総合商社への投資が話題に。
唐突で意外感のある選択は、つぶさに見るとバフェット流のエッセンスが詰まっている。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・歴代首相在任時の日経平均株価の上昇・下落率ランキング
1位佐藤栄作(1964/11//9~1972/7/7)日経平均株価騰落率 207.1% 退任日の日経平均株価 3695.31円
2位中曽根康弘(1982/11/27~1987/11/6)188.9% 22795.02円
3位安倍晋三(第2次)(2012/12/26~2020/8/28)127.0% 22882.65円
4位岸信介(1957/2/25~1960/7/18)98.0% 1115.65円
5位鳩山一郎(1954/12/10~1956/12/23)59.7% 550.61円
28位海部俊樹(1989/8/10~1991/11/5)▲28.4% 24950.86円
29位森喜朗(2000/4/5~2001/4/26)▲32.2% 13973.03円
(日経ヴェリタス)
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