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ドルが覇権を手放す日


2020年9月20日(日)くもり 連休2日目

・ドルが覇権を手放す日 人民元・ユーロ・・・危機が揺らす通貨の未来
1944年のブレトンウッズ会議でドルが基軸通貨の座について75年余り。外貨準備高の約6割、国際決済の約4割を握るドルの支配力は今なお圧倒的。
ところが、盤石なドルの牙城にほころびが見えつつある。

・ドルが覇権を手放す日 人民元・ユーロ・・・危機が揺らす通貨の未来
7月以降、ドル売りが加速。
総合的な通貨の強さを示すインターコンチネンタル取引所(ICE)算出のドル指数は今月1日、91台後半と約2年4カ月ぶりの低水準を付けた。
「金融緩和がドルの価値を低下させた」との指摘も。
「景気拡大が十分に進み、目標に近付くまで極めて緩和的な政策を続ける」16日、米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長は、金融緩和の長期化を明言。
物価目標を「一定期間の平均で2%」に切り替え、新型コロナウイルスコロナウイルス対策で復活させたゼロ金利政策は当面続く公算大きく。

・ドルが覇権を手放す日 人民元・ユーロ・・・危機が揺らす通貨の未来
ゼロ金利の長期化や景気悪化、財政赤字の膨張。
「強い米国」が揺らぐ中、マネーはドルから他の資産に移っている。
金価格は7月、ドル建てで9年ぶりに史上最高値を更新した。
もっとも、今すぐ基軸通貨がドル以外に代わると考えている人はほとんどいない。
半面、ドル離れが加速する予兆が散見され始めたのも事実。

・ドルが覇権を手放す日 人民元・ユーロ・・・危機が揺らす通貨の未来
米中摩擦が激化する中、トランプ米政権は7月成立の「香港国家安全維持法」で、中国の金融機関のドル調達の封じ込めをちらつかせた。
米国は2018年、国際的な決済インフラである国際銀行間通信協会(SWIFT)に圧力をかけ、イランの金融機関をシステムから遮断した。
中国が「次の標的」になる可能性も否定できない。
「米中対立により、中国政府にとって人民元の国際化は不可欠なものとなった」。
すでに中国は脱「SWIFT依存」への布石を打つ。
人民元の国際銀行間決済システム(CIPS)を15年から稼働し、今年8月には参加金融機関が世界で1000行を超えた。

・ドルが覇権を手放す日 人民元・ユーロ・・・危機が揺らす通貨の未来
各国で研究が進む中銀デジタル通貨(CBDC)の実用化も、ドル離れを加速させる可能性を秘める。
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コロナ禍を機に動き始めた「アフタードル」の未来を探る。

・ドルが覇権を手放す日 基軸通貨ドル、地位は盤石か
戦後75年余り、米ドルは基軸通貨の地位に座り続けている。
為替市場や貿易決済での支配力は健在。
だが足元では、コロナ禍による米国の経済連携協定(EPA)悪化や財政赤字の膨張が「強いドル」の信認を揺るがす。
トランプ政権下で「政争の具」としての性格を強めるドルへの反発や警戒感も広がっている。

・ドルが覇権を手放す日 基軸通貨ドル、地位は盤石か
国際決済銀行(BIS)によれば、為替市場の取引シェアはドルが44%でトップ。
2位以下のユーロ(16%)や円(8%)を大きく引き離す。
国際銀行間通信協会(SWIFT)によると、貿易などの国際決済シェアでもドルは39%と首位に立つ。
世界2位の経済大国である中国の人民元のシェアは、いずれも約2%に過ぎない。
ドルが世界の決済通貨である以上、各国はドルを保有する必要がある。
実際、日本や中国は外貨準備などで1兆ドル超の米国債を保有する。
米国は経常赤字でも世界から資金を集められ、米企業は外国企業なら負担するドル調達や為替ヘッジのコストもかからない。
基軸通貨国が「とてつもない特権」とされるゆえん。

・ドルが覇権を手放す日 基軸通貨ドル、地位は盤石か
足元で「強いドル」に異変がみられる。4月末から8月上旬までに主要33通貨のうち31通貨が対ドルで上昇。
相対的なドルの価値低下は鮮明に。ドル売りの一因は、米国のゼロ金利政策。
FRBは新型コロナによる金融市場の動揺を抑えるため、3月にゼロ金利や量的緩和政策を再開。
8月下旬には臨時の米連邦公開市場員会(FOMC)開き、ゼロ金利政策を長期化する新指針採択。
量的緩和は米政府のコロナ対策のための国債増発を事実上支え、巨額の財政出動で米政府の財政赤字は膨張に一途をたどる。
強いドルの前提となる「強い米国」への信認が急速に揺らぎつつある。

・ドルが覇権を手放す日 基軸通貨ドル、地位は盤石か
金の国際価格は9年ぶりに最高値を更新。代替通貨の側面を持つ金の急騰はドルの新年低下を示す。
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・ドルが覇権を手放す日 デジタル通貨で挑むドル支配
決済掌握狙う中国当局
「デジタル人民元のデビューは2022年の北京冬季五輪」との噂もささやかれる。
一帯一路の沿線国がデジタル人民元に注目も。
デジタル人民元をテコに元の使い勝手の改善をアピールし、米国の通貨覇権に対抗したい。
そんな習近平指導部の思惑がにじむ。

・ドルが覇権を手放す日 デジタル通貨で挑むドル支配
デジタルユーロ協議へ
欧州連合(EU)の通貨ユーロも名乗りを挙げる。コロナ禍に対応するため、
7月に合意した7500億ユーロ(約93兆円)の欧州復興基金の創設が「ユーロの基軸通貨性を高める歴史的な一歩になる可能性がある」と。
注目するのは、基金を集めるためのEU債発行に伴う巨大な安全資産市場の誕生。
価格変動リスクの小さいEU債の市場が誕生すれば、各国中銀・政府は外貨準備としてユーロを調達しやすくなる。
「デジタル・ユーロを導入することでユーロ経済圏はイノベーションの最先端に立つことができるだろう」(欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁 9/10)
数週間以内にタスクフォースの調査結果公表し、公開協議も始めるという。
デジタル化でドルに先行できれば、世界通貨の「2番手」に甘んじてきたユーロの使用が一気に増える可能性もある。

・ドルが覇権を手放す日 デジタル通貨で挑むドル支配
最もユーロは世界経済における欧州の地位低下という弱点を抱える。
その意味でドルに対抗しうるのは人民元しか見当たらない。
だが「人民元が基軸通貨になるためには政治体制がネックになる」とも。
通貨が世界で広く使われるには資産保全の確保と安心感が不可欠。

・ドルが覇権を手放す日 デジタル通貨で挑むドル支配
デジタル通貨が通貨覇権の構図を変えるとの見方もある。
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・ドル建て日経平均株価は今月、18年1月の日中高値(220ドル)を上回り、30年ぶりの水準に回復する場面があった。
220ドルは長期的な節目だが、それを超えた意義は大きい。
ドル建て日経平均は長期の上昇トレンドに入った可能性も高いと。
21年にはドル建て日経平均は1989年12月につけた過去最高値(273ドル)を視野に入れる展開も。

・イノベ企業ファイリング マクアケ <4479> [終値10630円]商品開発、共感集め応援購入
消費者と新商品・サービスの開発者をツナグクラウドファンディングサイト「Makuake」を運営する。
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・リコー <7752> [終値701円]新型カメラ「IQUI(イクイ)」発売。
新型カメラは太めのフェルトペンのような形状。天井部分と側面には合計4つのレンズ、360度の静止画像や動画を撮影できる。
税別2万9800円で全天球カメラの一般ユースで需要掘り起こす考え。

・レーザーテック <6920> [終値8420円]半導体「EUV(極端紫外線)」技術で急成長 持続性は。
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・MARKET 9月末配当権利取り、相場底堅く。
株式市場で9月末の配当や株主優待を見据えた売買が活発になっている。
権利確定日が28日に迫り、今週(23~25日)は権利取りを狙った買いで相場は底堅く推移しそう。
ただ上値も重く、日経平均株価の値動きは乏しくなる可能性がある。
9月に入り、中間配当を行うと発表した銘柄には買いが集まった。
配当利回りが見込める銘柄にも資金集まる。一方、減配や無配の予想を発表した銘柄は売られた。
「日本には米ハイテク大手のような急騰していた大型銘柄がなく、上値も円高が抑え込まれている」とも。
月末には、指数連動型で運用するファンドの分配金の再投資に先立ち、先物へのまとまった買いも見込まれている。

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