
混迷下の株高どこまで
- 2020年11月15日
- 日経ヴェリタス
2020年11月15日(日)晴れ
・混迷下の株高どこまで バイデン、ワクチン・・・けん引力は
米大統領選投開票から2週間近くたった今なお結果が確定しない、異例の混迷ぶりにもかかわらず、株式市場に漂うのは上げ潮ムード。
投票前日2日比、ダウ工業株30種平均は約2200ドル(8%)上昇。
日経平均株価は終値で29年ぶりの高値をつけた。
株高の一因は大統領と上院の「ねじれ」だ。
市場は民主党が大統領選と議会選で圧勝する「トリプルブルー」を想定していたが、民主党が過半数を獲得できたのは下院だけ。
上院は21年1/5の決選投票まで最終結果は出ないものの、共和党優位との見方が多い。
この結果、市場が警戒していた「(バイデン大統領の誕生による)大型増税やIT(情報技術)・金融規制などの可能性が低下した」。
・混迷下の株高どこまで バイデン、ワクチン・・・けん引力は
バイデン氏の勝利で、共和党と民主党の間で膠着していた追加経済対策の議論は前進する可能性が出てきた。
「12月に追加経済対策が成立する確率が高まった」との見方が、米景気への楽観論を加速させる。
緩和環境も市場の楽観を後押しする。
「低金利と緩やかな景気回復が続く『ゴルディロックス』になった」との認識が、異例の株高を支えているのは間違いないと。
・混迷下の株高どこまで バイデン、ワクチン・・・けん引力は
この株高がいつまで続かは不透明。
最大懸念は新型コロナ感染の再拡大。
トランプ氏が敗北を認めないことで「政治の空白」が長期化し、コロナ対策の遅れが年末商戦など消費を下押しするリスクもある。
急ピッチで上昇した分、市場の過熱感が急落を誘う可能性もくすぶる。
強弱材料が入り交じる混沌が生んだラリーに、個人投資家はどう対峙するべきか。
・混迷下の株高どこまで 強弱材料混じる異例の株高
民主党のバイデン前副大統領の勝利確実となり、法廷闘争リスクも低下する中、米市場は株高に沸く。
原動力は大統領と議会の「ねじれ」。増税やIT規制が遠のく一方、膠着する追加経済対策は早期実現の期待が高まる。
新型コロナウイルスの感染再拡大による景気腰折れも浮かぶ中、ラリーはいつまで続くのか。
・混迷下の株高どこまで 強弱材料混じる異例の株高
市場は「ねじれ議会」歓迎 バイデン氏独自制作けん制、適温「ゴルディロックス」相場長期化に期待。
一方、株高基調を偏重させる最大のリスクは新型コロナウイルスコロナの感染拡大。
米国では今月下旬の「ブラックフライデー」からクリスマス商戦に突入する。
コロナ対策で再びロックダウン(都市封鎖)に陥れば、米経済の根幹を支える消費に冷や水を浴びせる。
ラリーは「綱渡り」の冬を迎えそう。
・混迷下の株高どこまで 強弱材料混じる異例の株高
日経平均株価は終値で2万5000円を超え、連日で年初来高値を更新。
世界株のラリーに日本株もけん引された格好。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・異端の大統領が超大国で当選して4年。米国社会を二分した「トランプ大統領」対「反トランプ」の闘いは120年ぶりとも言われる高い投票率に。
両候補が史上最多の票を獲得した歴史的な選挙から、何が見えたのか。
投票率の上昇は米民主主義の底堅さを示した一方、「相手の党が勝つのは許せない」という危機感が分断の深さも改めて浮き彫りにした。
「選挙は終わり、党派対立を止めよう」。バイデン氏はこう国民に社会の修復を訴えるが、前途は多難だ。
・混迷下の株高どこまで 強弱材料混じる異例の株高
上院拮抗、「トリプルブルー」なるか
大統領、上院、下院すべてを民主党のシンボルカラーである青が席巻する「トリプルブルー」が起きる。
事前世論調査では大統領選と議会選挙で民主党が圧勝するとの見方が多かったが、思わぬ苦戦を強いられた。
米メディアは10日までに下院(定数435)で民主党が過半数の218議席を維持。
民主党は2018年の中間選挙で「反トランプ票」を取り込んで躍進したが、その揺り戻しが今回起きた格好。
今後の焦点は上院(定数100)。南部ジョージア州の2議席が21年1/5の決算投票に持ち込まれたため、決着は越年に。
民主党が両方で勝って50対50に持ち込む可能性は残る。採決が同数になった場合、上院議長を兼ねる副大統領が1票投じられるため事実上の過半数に。
上院は人事や条約を承認する強い権限を持つ。
民主党が過半数を握れば、バイデン氏が掲げる増税や環境・インフラ投資など税財政に関わる政策は通りやすくなる。
閣僚人事も、ウォーレン上院議員やサンダース上院議員など大胆な政策を掲げる急伸左派が就任する可能性が出てくる。
足元の株高は「ねじれ」シナリオ前提としているだけに、1月のジョージア州の選挙は市場の注目が集まりそう。
・混迷下の株高どこまで 強弱材料混じる異例の株高
諦めないトランプ氏を横目に、バイデン陣営は政権移行に向けた準備を着々と進めている。
バイデン氏は10日、英独仏など欧州首脳と相次ぎ電話で協議。事実上の「外交」に乗り出した。
26日の感謝祭までに一部の閣僚を指名する考えも表明。
バイデン氏は政権移行後最優先分野として、新型コロナウイルス対策、経済再生、人種、気候変動の4点を挙げる。
・混迷下の株高どこまで 強弱材料混じる異例の株高 上昇ペースに過熱感、小幅調整も
足元で続くラリーに個人投資家はどう臨めばいいのか。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・ソフトバンクグループ(SBG)<9984> [終値6667円]投資会社として新たな形態を模索している。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・イノベ企業ファイリング ワコム <6727> [終値743円]「筆跡データ」でえがく次の成長
ペンタブレットの製造・開発を手掛けるワコムの業績が好調。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・ユニ・チャーム <8113> [終値5238円]ESG(環境・社会・企業統治)経営を強化。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・三井物産 <8031> [終値1781.0円]安永竜夫社長「我々が目指す変革と成長をバークシャーがしっかり分析していると感じた。
しっかりやることfで、状況に応じて株の買い増しにつながると期待している」と話す。
コロナ禍の厳しい環境下でも「ポートフォリオの組み換えによる成長のベースをしっかりと固めたい」と語る。
・ナブテスコ <6268> [終値4005円]株価堅調。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKET 帰ってきた海外勢、株高けん引。
日経平均株価が29年ぶりに2万5000円を回復。2日から12日にかけて8日続伸、この間の上げ幅は2543円、上昇率は11%に達した。
海外勢が現物、先物ともに大きく買い越し、上昇相場を主導。
買い遅れている国内の長期投資かが追随してくるかどうかが、相場上昇の持続力を左右しそうだ。
ただ、日経平均は短期的な過熱感も強まっている。
日経平均の25日移動平均線に対する上方かい離率は13日時点で6.24%と、過熱の目安とされる5%を上回る。
これまでの海外勢の買いは短期筋が中心とみられ、目先は利益確定の売りで上値が重くなる可能性も。
・投資のお供「レシオ」を学ぶ
投資の世界には様々なレシオ(割合)が存在する。
上手に使えば市場や景気の「体温」を把握しやすくなり、投資判断の有力ツールになる。
市場を知る(1)「騰落レシオ」売り・買いの過熱感判断
一般に120%以上だと「買われすぎ」、80%を下回ると「売られすぎ」とされる。
市場を知る(2)「プット・コールレシオ(PCR)」強気・弱気、投資家心理映す
強気な投資家の多いとコールの建玉が増えるため、PCRは低下する。
逆に、弱気派が増えるとプットの建玉が増え、PCRは上昇する。
経験則では、PCRがそれまでとは反対に動き始めると相場の転換点が近いとされる。
直近では10/14を底にして上昇傾向だったPCRが、11/10の1.90をピークに下落。
地合い転換のサインなのか、注目すべきかもしれない。
市場を知る(3)「CAPEレシオ」割高・割安、長期的に判断
CAPEレシオはPER(株価収益率)のこの欠点を補うことができる指標。
一般に、25倍を超えると割高、15倍を下回ると割合だとされる。
足元の同レシオは20倍台と米国株を下回る。
日経ヴェリタスを含め、日経新聞、日経産業新聞、日刊工業新聞
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