
扉を開いて(2011.11.27号)
- 2011年11月27日
- 株式投資・経済ニュース全般
2011年11月27日(日)晴れ 温かく
・日本発来日、ウォーレン・バフェット氏(81)日経ヴェリタス単独インタビュー。
日本の大企業買収に意欲。「私のレーダーに数社映る」「企業が買って欲しいという話が来るのを待つ」
日本株候補、参天薬 <4536> [終値2813円]ツムラ <4540> [終値2101円]
タカタ <7312> [終値1528円]ケーヒン <7251> [終値1133円]NTTドコモ <9437> [終値134200円]など
・米労務省12/2に11月の米雇用統計発表。
米経済は一時の悲観論が後退したものの、成長率が高まらず、雇用も目立った改善が見られない。
統計占う上で参考は週間の新規失業保険申請、11/19までの週の同件数は39万3000件と3週連続40万件割れ。
3週連続は今年3月以来。雇用情勢は緩やかながら改善。
11月の雇用統計、市場予測平均増加幅11万人前後、失業率は横ばい圏。
・オリンパス <7733> [終値1107円]上場維持4つの関門。
1.12/4までに四半期報告書提出。
2.財務内容で過去の決算訂正で債務超過転落回避。
3.損失隠しでの「悪質性」「刑事事件になれば悪質性判断に大きく影響」とも。
4.反社会勢力の関与。
・ソニー <6758> [終値1332円]25日終値24年ぶり低水準、年初からの下落率は54%。
年初来下落率日経平均採用225銘柄で10番目。
リーマン・ショック直後の09年2月安値(1491円)下回り、テクニカル面で下値のめど見えにくく。
・ナブテスコ <6268> [終値1566円]
中国事業に停滞感。中国で鉄道車両用機器と建設機械油圧機器のシェア高いが、
金融引き締めや鉄道関連不祥事の続発でインフラ整備が減速し始めた。
・会社がわかる 特集「海運」赤字脱却の針路。
2012年3月期経常損益、商三井 <9104> [終値226円]ゼロ。
郵船 <9101> [終値158円]川船 <9107> [終値123円]が赤字転落。
全体の足を引っ張るコンテナ船の採算悪化。
コンテナ船事業費率40%超と高い川船の経常赤字額(390億円)が3社中最大。
郵船はあえて「船を持たない」逆張り戦略。
コンテナ事業世界最大手A・P・モラー・マークス、リストラ争奪戦商社や資源メジャー巻き込んだものに。
・東京株式市場25日、日経平均株価小幅ながら5日続落、
終値8160円と連日年初来安値下回り、2年8ヶ月ぶりの安値に。
欧州債務危機がドイツにまで波及しかねない状況。リスク回避の動き広がる。
東証1部PER(株価純資産倍率)0.88倍と2年8ヶ月ぶりの水準に低下も買い入れる動き目立たず。
日独国債までが敬遠される地合いではリスク資産の代表格である株式にはとても資金が向かず。
市場ではバブル後の安値7054円をつけた09年3月以来となる8000円割れも視野に。
・OUT Look:今週の株式相場は下値を探る展開か。
欧州債務問題に対する警戒感から投資家がリスクを回避する動きが続くと見られる。
下げ主導しているのが海外投資家による売り。
今週は米サプライマネジメントの製造業景況感指数や米雇用統計など注目度の高い景気指標が目白押し。
市場では「米景気は意外と底堅い」との見方多いが日本の株式相場の上昇は長続きしないとも。
大幅な下落を指摘する声は少ない。2012年の実質成長率は主要7ヵ国(G7)で最高になる見通し。
下支え材料も少なくない。
・Wall Street:今週の米株式相場はもみあいか。投資家の警戒感強い。
11/29に開催のユーロ圏財務省会合や12/2米雇用統計などが注目材料に。
米雇用統計では前月比11万8000人程度の増加。前週(8万人増)と比べて増加数伸ばすと期待。
失業率は横ばいの9.0%と見込む。
11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数や11月の米自動車販売、
おおむね緩やかな景気回復裏付ける内容と予測。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】
強気派37%(前回比変わらず)弱気派26%(同-13)中立派37%(同+13)
東証1部PBR(株価純資産倍率)0.8倍台まで低下など指標面での割安感は強まる。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は総じて軟調。
ドイツ国債入札不調、欧州債務不安は南欧諸国からドイツやフランスなどの中核国に飛び火。
投資家心理一段と悪化。欧州の下げ目立つ。ベトナムは4週ぶり上昇。
・ランキング:TOB(株式公開買い付け)やMBO(経営陣が参加する買収)対象になりやすい企業。
PBR株価純資産倍率)1倍割れ、上位10位までの大株主保有率高い企業。
1位ルネサスエレク <6723> [終値495円]上位10株主保有率94.82% PBR0.75倍
2位光製作 <8191> [終値410円]94.56% 0.21倍
3位ポラテクノ <4239> [終値82000円]92.79% 0.99倍
6位卑弥呼 <9892> [終値664円]90.95% 0.21倍 発行済み株式数の40%強自社保有。
26位日本ケアサプライ <2393> [終値42450円]84.80% 0.78倍 1998年創立時の出資企業並ぶ。
39位青木あすなろ建 <1865> [終値409円]82.06% 0.38倍
グループ内同社位置付け不明確、シナジー効果見えにくいと。
44位大阪製鐵 <5449> [終値1300円]81.42% 0.46倍 新日鉄6割強、電炉として中核担う。
・東証11/29、マザーズ市場に上場する主要15銘柄組み入れた上場投資信託(ETF)の取引始める。
マザーズ・コア上場投信 <1563> 売買単位は1口、1000円弱で売買可能。
(日経ヴェリタス)
————————————————
株式投資セミナー『 2012年も先行逃げ切り型相場!』
講師:岡本昌巳氏
年末年始は材料株相場でかっ込め!かっ込め!!
特別出演「大魔神の託(ことづけ)」も入りました。
インターネットビデオダウンロードでご覧いただけます。
http://www.koronoasa.com/e/main.cgi?mode=cart&sid=1
————————————————
———————————————————————–
株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5
URL : http://koronoasa.com/
———————————————————————–
記事の続きはコロ朝プレミアムで!