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扉を開いて(X’mas)

2011年12月25日(日)X’mas 北海道大荒れ

・クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は警告する。

 過ぎ行く2011年、止まらぬ欧州危機に金融市場緊張が続く。
 CDS市場欧州危機、金融機関の破綻と通貨ユーロの瓦解の2つのリスクを織り込み始める。

 世界のCDS残高、1位フランス、2位イタリア、3位ドイツ、4位ブラジル、5位スペイン、6位英国と6位中5位が欧州。
 7位GEキャピタル、8位中国、9位日本、10位メキシコ。独仏の残高年末にかけてじわり上昇。
 従来のヘッジというより投資目的の取引に。

・欧州国債に債務不履行(デフォルト)発生した場合、CDSの大きな支払発生するところは米銀とも。
 米銀さらに別のCDSを購入しリスク相殺と。
 独銀が米国にCDSを売り、米銀が仏銀からCDSを購入して支払いリスクをヘッジ、仏銀は違う米銀にCDSを売る。
 主要プレーヤーが決済不履行に陥るとリスクヘッジが次々とはずれ連鎖的損失膨らむリスクを抱える。

・2012年欧州国債の償還と入札予定。

 1/11ギリシャ国債償還(元本1600万ユーロ)1/12スペイン国債入札 1/19スペイン国債入札
 2/1イタリア国債償還(元本258億ユーロ)2/28スペイン国債償還(元本13億ユーロ)
 2/29イタリア国債償還(元本106億ユーロ・ゼロクーポン債)
 3/1イタリア国債償還(元本149億ユーロ・元本123億ユーロ)3/5アイルランド国債償還(元本55億ユーロ)
 3/30ギリシャ国債償還(元本145億ユーロ)
 4/15イタリア国債償還(元本145億ユーロ)4/30スペイン国債償還(元本119億ユーロ)イタリア国債償還(元本123億ユーロ)

・ドイツ経済粘り腰、ユーロ相場の下落に伴い独企業の輸出競争力高まる。
 雇用情勢安定している点、家計の可処分所得上昇。消費活動支える。

・介護保険改正法、在宅でもサービス受けやすく。介護保険の財政支出の抑制も。

 ユニマットそよ風 <9707> [終値616円]ツクイ <2398> [終値911円]ディサービス(通所)型施設利用者増見込める。

 ジャパンケア <7566> [終値233円]
 東京世田谷区から在宅介護のモデル事業受託。緊急時自宅に駆けつけるためヘルパー人員増。

 ニチイ学館 <9792> [終値913円]訪問看護ステーション現在18ヵ所から2016年3月末までに100ヵ所へ。

 セントケア <2374> [終値70500円]看護ステーション今年度約2割増やす方針。

 日本管理センター <3276> [終値4805円]賃貸住宅オーナーから一括借り上げ、入居者に転貸し事業。
 現在6棟(236室)を高齢者に提供。来年末まで20棟(600室)程度に増やす計画。 

 パラマウント <7817> [終値2177円]高齢者住宅向けを中心に個人使用できる介護システム貸し出す事業所増やす方針。

 カワムラサイクル <7311> [終値82500円]介護関連器具手掛け追い風も。

 ナガイレーベン <7447> [終値981円]白衣メーカーの業績もプラスに。

・東武 <9001> [終値392円]2013年3月期不動産賃貸収入430億円に。今期見込み額3割弱上回る。
 「東京スカイツリー」(東京・墨田)に併設する商業施設「東京ソラマチ」のテナント収入加わる。

・東急 <9005> [終値380円]
 2012年3月期の不動産賃貸収入前期比15%増439億円と不動産販売(分譲)収入438億円を逆転と予想。

・小田急 <9007> [終値741円]今年4月「新宿スバルビル」(東京・新宿)取得。賃貸収入が加わる。

・サトー <6287> [終値947円]台湾同業アルゴックスインフォメーション(台北市)約58億円で買収。
 のれん代7年間で均等償却。買収ターゲットとしては優良物件、新興国市場の開拓効果高いと。

・日本株急速にアジア株との連動性強める。2011年後半これまで相関関係が強いとされてきた米国株と対照的な値動きに。
 米国株との相関関係は夏場に世界連鎖株安が始まって以来で最低水準、米国株高は円高・ドル安圧力である金融緩和。
 日本株「受け身」で「外憂」に悩む構図続くとも。

・長期金利12/1、約4ヵ月ぶりに1.09%に上昇。9月末外国人投資家の国債保有残高1年前比30.7%増。
 海外勢が国債先物売ると現物債の売りに波及、長期金利振れることを市場関係者に意識させた。

・OUT Look:2011年最終週の株式相場は薄商いの中こう着感の強い展開に。
 欧州債務問題は欧州中央銀行(ECB)による期間3年の資金供給などで小康状態保つも相場を押し上げるエネルギーは枯渇気味。
 例年のような年末高期待は難しそう。日経平均株価は週間ベースで3週連続下落。
 東証1部売買代金、9営業日連続1兆円割れ。20日の売買代金は6765億円と今年最低更新。閑散かつ動意に乏しい展開続く。
 ハイテク銘柄全般に警戒感強まり、中国景気への警戒の声も漏れる。
 内需株に可能性、景気敏感株から医薬品などディフェンシブ株に資金移動も。

・Wall Street:今週の米株式相場は揉み合う展開か。
 過度の警戒感は一服。先週ダウ工業株30種平均は5ヶ月ぶりの高値。
 今週27日10月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数発表。前年同月比3.0%程度の下あr組み込まれる。
 29日週間新規失業保険申請件数、今週36万8000件前後の予想。26日はクリスマス(25日)の振り替え休日。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派44%(前回比+12)弱気派23%(同-7)中立派33%(同-5)
 米住宅指数改善に加え、欧州金融システムの不安後退によろ投資家心理改善。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は米国の住宅指数やドイツの企業景況感指数が市場予想を上回り、
 投資家のリスク許容度が改善、大半の国・地域で反発。
 騰落率首位は台湾。中国本土の銀行による台湾銀行への出資解除。下落はベトナム、電気料金引き上げで産業界への影響懸念。

・資金調達案件「ディール・オブ・ザ・イヤー」

 エクティファイナンス(新株発行):

 【ベスト】

 1位太平洋セメント <5233> [終値146円]9月に21年ぶりの公募増資約330億円調達。「復興」へ共感。

 2位日本リティールファンド <8963> [終値6590円]5年ぶりの公募増資約200億円調達。

 3位スカイマーク <9204> [終値998円]上場後初の公募増資180億円。

 【ワースト】

 1位エルピーダ <6665> [終値375円]7月公募増資。2位りそなHD <8308> [終値340円]2h月公募増資
 3位ケネディスク不動産 <8972> [終値217500円]7月公募増資。

 IPO(新規株式公開):

 【ベスト】

 1位カルビー <2229> [終値3660円]現在初値から7割高。

 2位Klab <3656> [終値4515円]絶好のタイミングと。

 3位イーブックイニシアティブ <3658> [終値1920円]公募価格適切と。

 【ワースト】

 1位ラクオリア創薬 <4579> [終値395円]2位メビオファーム <4580> [終値付かず]3位シンバイオ <4582> [終値233円]

 個人向け社債:

 【ベスト】

 1位ソフトバンク <9984> [終値2316円]3年連続首位 発行額1000億円

 2位三菱東京UFJ銀行 劣後債1600億円。3位埼玉りそな銀行劣後債

 【ワースト】

 1位東武 <9001> [終値392円]2位大和証券グループ <8601> [終値244円]3位三井住との銀行劣後債。(日経ヴェリタス)

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