
岸田首相コロナ感染
- 2022年08月22日
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2022年8月22日(月)曇り
・ウクライナ侵攻と世界(上)相互依存の供給網 もろさ露呈 グローバル化逆回転
深まる分断 消える500兆円 「ウクライナ」後の世界はどこへむかうのか。
第2次大戦後のグローバリズムは西側の民主主義国が団結する形で進んだ。
冷戦後の第2幕は思想の違いを超えて旧東側諸国を巻き込み、経済面で参加国に恩恵をもたらした。
だが、ウクライナ侵攻は民主と強権の間の溝を決定的とした。
リーマン危機後の世界を救った20カ国・地域(G20)はこの半年、集まることすら怪しい機能不全に陥った。
足元で起きているのはいわばグローバリゼーションの逆回転。
企業がグローバルに築いてきた相互依存は皮肉にも、双方を攻撃し合う「武器」として使われている。
国境を越えた水平分業や最適地生産を追求できなくなるコストは重い。
国際社会がブロックに割れ、サプライチェーンが機能しなくなると、世界の生産額の5%が失われる。
世界貿易機関(WTO)はざっと4兆ドル(約540兆円)と日本経済規模に匹敵する額が消える計算。
そして今、民主主義という同じ価値観を持つ国が団結して発展を目指す筋書きに希望はにじむが、
世界の分断による損失を完全に修復するのは容易ではない。
しかも、新秩序の模索はまだ緒についたばかり。
・米国グレゴリー・三―クス下院外交委員長は台湾海峡での有事をにらんで、日米は軍事演習を拡大すべきだと強調。
中国が米台接近に反対していることについて「中国の脅迫は通用しない」と一蹴、
安全保障や経済で台湾との協力を強めると断言。
「米国の拡大抑止力は信頼でき、強固であることを確実にするために取り組む」とも話す。
拡大抑止は同盟国が攻撃を受けた場合に米国が反撃する意図を事前に示しておき、
同盟国へのj攻撃を思いとどまらせることを意味する。
・政府は21日、岸田文雄首相が新型コロナウイルスに感染したと発表。
同日にPCR検査を受け陽性に。
首相は20日夜から微熱、席などの症状があり、首相官邸で療養中。
公務は首相がいる公邸を官邸内とオンラインで結び指揮する。
・中国内陸部四川省政府は25日まで工場の稼働停止を延長する通知を出した。
計画停電の延長に伴う措置で、トヨタ <7203> [終値2150.0円]と米アップル製品の工場の稼働停止が続く見通し。
上海市に工場を持つ米テスラも同省に部品調達先を抱えている。
テスラの世界展開に悪影響が及ぶ可能性がある。
・「携帯市場の民主化」。楽天 <4755> [終値707円]会長兼社長の三木谷浩史が大義を掲げて参入して2年余り。
鳴り物入りの「第4のケータイ」が早くも胸突き八丁に差し掛かっている。
2022年1-6月期最終損益は1726億円の赤字。
携帯事業の営業損失(2593億円)がネット通販「楽天市場」などの利益を吹き飛ばす。
0円ユーザーは全体の3~4割、収益を生まないユーザーの維持コストがかさんだ。
楽天の株価は決算発表の翌営業日(12日)に約8%上昇。
携帯事業の赤字幅が四半期ベースで1-3月期から約100億円減ったことなどをひとまず好感。
今が底なのか。「民主化」というビジョンの持続力が試されている。
・ロシアが中国からの輸入を急回復させている。
中国側統計、米欧の制裁で3月から前年同月を下回り続けたが、7月に増加に転じた。
主力の一般機械や自動車が2~4割増加。
海外での人民元決済額で、ロシアは世界3位に入るほど元決済を増やしている。
・世界で不足する食糧を囲い込む動きが加速。
新型コロナウイルス禍で増加傾向にあった輸出制限の件数は、
ロシアのウクライナ侵攻による供給不安も重なり、過去5カ月で1.6倍に急増。
肥料や飼料の不足が次の生産減を呼ぶ負の連鎖を引き起こし、食糧危機が長引く懸念も強まっている。
・大塚HD <4578> [終値4667円]傘下の大塚製薬は2024年末にも、
サプリメント「ネイチャーメイド」の新工場を米国で稼働する。
投資額は2億ドル(約270億円)規模の見込み。
新型コロナウイルス下で健康増進や維持の意識も高まる中、米国では今後もサプリの市場拡大が見込まれる。
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・訪日外国人(インバウンド)の需要が一向に戻らない状況は、観光関連業界を苦しめ続けている。
東京商工リサーチ、7月の宿泊業の倒産は10件で前年同月比66.6%増と4カ月連続で前年同月比を上回った。
1-7月累計も51件で前年同期比を上回るペースで推移。
宿泊業で倒産したのは地方の中小ホテルや旅館を中心に、
インバウンドのパックツアーで宿泊先に指定されていた事業者が多かった。
・ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を巡り、
三井物産 <8031> [終値3125.0円]ロシア政府が設立した新たな運営会社に参画する意向を通知する方針。
・東京五輪・パラリンピックめぐる汚職事件で、AOKIHD <8214> [終値707円]側が、
組織委員会へ払うスポンサー料の「先払い」の名目で広告代理店電通 <4324> [終値4740円]子会社に2億5千万円を支出。
一部は競技団体にわたり、1億5千万円が高橋治之容疑者の手元に残った。
AOKIはその後、組織委に対し2億5千万円とは別に5億円を支払いスポンサーの一つ「オフィシャルサポーター」となる。
・国内ゲーム市場に危機が忍び寄っている。
円安でゲーム機の海外転売の勢いは収まらず、国内の普及を妨げ、ソフト販売も不振が表面化。
海外ではインフレでゲーム開発人材の賃金が高騰し、日本人開発者の流出懸念も高まる。
ゲーム機・ソフト・開発人材それぞれの不足による「三重苦」が市場の衰退を招きかねない事態となっている。
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※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。
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立会外分売
南海辰村建設 <1850> [終値360円]8/26-30 36万株
パワーソリューションズ <4450> [終値2546円]8/22 2465円 2万株
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(今日の一言)
週末の海外NY株式市場は、2日ぶり反落。
米債利回りの上昇を受け、大型株を中心に幅広く売られた。
週間ではS&P500種株価指数が5週ぶりに値下がりした。
アマゾン・ドット・コム、アップル、マイクロソフトなどが軒並み売られ、
S&P500種とナスダック総合株価指数を押し下げた。
銀行株も2.1%下落。
19日はオプション取引の満期日に当たるため短期的に株価が変動しやすいとの声も。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2日ぶり大幅(-2.78%)反落。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は対ユーロでのドル高が響き、5日続落。
中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比8.30ドル(0.47%)安の1オンス=1762.90ドル。週間では2.9%安。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場はエネルギー需要拡大への期待から買いが優勢となり、3日続伸。
米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は前日比0.27ドル(0.3%)高の1バレル=90.77ドル、
週間では1.4%安。
アップル(-1.51%)グーグル(-2.27%)メタ(旧フェイスブック)(-3.84%)アリババ(-1.22%)エヌビディア(-4.92%)
ネットフリックス(-1.64%)アマゾン・ドット・コム(-2.86%)バイオジェン(-1.04%)バークシャー(-2.30%)
マイクロソフト (-1.39%)ズーム(-3.57%)テスラ(-2.05%)ラッセル2000(-2.17%)HTG(ハイイールドファンド)(-1.02%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約100.1億株で、今年最小水準。
週間ベースでは、ダウは0.2%安、2週ぶり反落、
ナスダック総合指数は2.6%安、5週ぶり反落、S&P500種指数は1.2%安、5週ぶり反落で取引を終えた。
欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
英国株価指数は2日続伸、独・仏株価指数は2日ぶり反落
ドイツの7月の生産者物価指数(PPI)の上昇率が過去最大となり、
欧州最大の経済大国であるドイツの経済見通しが悪化。
景気後退への懸念が再燃し、売り注文が優勢となった。
ロンドン株式市場は小幅続伸ながらも一連の英経済指標が低調で、
景気後退への懸念が強まったことから中型株は売られた。
週末19日の東京株式市場で日経平均(-0.04%)は2日続落。
東証株価指数(TOPIX)(+0.20%)も2日ぶり反発。
東証マザーズ(-0.90%)は2日続落、東証スタンダード市場指数(+0.13%)は2日ぶり反発、
東証グロース市場指数(-0.90%)は2日続落で終了。
東証プライム出来高は10億2240万株、売買代金は2兆3963億円。
東証プライム騰落数は値上がり1,077(58%)銘柄、値下がり650(35%)銘柄、変わらず111(6%)銘柄に。
東証スタンダード出来高は1億8831万株、売買代金は960億円。
東証スタンダード騰落数は値上がり680(48%)銘柄、値下がり503(35%)銘柄、変わらず184(13%)銘柄に。
東証グロース出来高は1億1959万株、売買代金は1199億円。
東証グロース騰落数は値上がり175(36%)銘柄、値下がり271(56%)銘柄、変わらず32(6%)銘柄に。
東証プライム業種別ランキングでは24業種上昇、9業種下落に。
値上がり上位は、石油石炭製品、鉱業、パルプ・紙、非鉄金属、電気機器、輸送用機器、卸売業、・・・
値下がり上位は、医薬品、サービス業、その他製品、情報・通信業、倉庫運輸関連、繊維製品、・・・
東証プライム値上がり上位は、トビラシステムズ <4441> [現在1022円 +128円]アイスタイル <3660> [現在630円 966円]
Mimaki <6638> [現在723円 +62円]三井松島HD <1518> [現在3715円 +240円]
値下がり上位は、リブセンス <6054> [現在332円 -30円]エムアップHD <3661> [現在1445円 -123円]
クロスマーケティング <3675> [現在908円 -60円]ビューティーガレージ <3180> [現在3035円 -155円]
三菱UFJ <8306> [現在728.0円円]みずほ <8411> [現在1576.5円 -7.0円]三井住友 <8316> [現在4189円 +27円]
野村 <8604> [現在510.2円 -1.7円]大和 <8601> [現在614.6円 +1.0円]
ソフトバンクグループ <9984> [現在5764円 -51円]トヨタ <7203> [現在2750.0円 +6.5円]
日経平均株価は小幅続落。
朝方は、18日の欧米株高を受け、寄り付きまもなく2万915円(前日比208円高)まで上昇。
その後、短期的な過熱感から利益確定売りも出やすく、買い一巡後は下げに転じ、一時2万8913円銭(同29円安)まで下落。
再度プラス圏に持ち直す場面もあったが、利益確定売りに抑えられ、大引けにかけて小安い水準で停滞。
週末要因もあったようなところも・・・
マザーズ指数は、小幅続落。
週末相場で方向感を欠く展開となり、グロース市場も弱い動きとなった。
週間ベースでは、日経平均株価は、1.3%高、3週続伸(累計4.1%上昇)、
東証株価指数(TOPIX)は1.1%高、3週続伸(同2.8%上昇)。
東証プライム市場指数は1.1%高、3週続伸(同2.8%上昇)。
東証マザーズ指数は3.0%高、2週ぶり反発、東証スタンダード市場指数は1.1%高、3週続伸(同2.4%上昇)。、
東証グロース指数は3.1%高、2週ぶり反発、東証REIT指数は1.3%高、2週ぶり反発で終了。
今回は、パウエル議長は現地時間8/26(金)10時(日本時間同日23時)から講演予定.
講演のタイトルはシンプルに「The Economic Outlook」(経済見通し)。
2021年 週末の【銘柄研究】検証(2021年9/20現在)
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