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扉を開いて(2012.3.25号)

2011年3月25日(日)はれ 強い寒気流れ込む

・「老い風」をつかもう。世界の高齢化にチャンス。2010年8億人の60歳以上の人口、50年に20億人に達する見込み。
 60.歳以上の消費総額10年8兆ドルから20年に15兆ドル(約1200兆円)に増える試算も。

 トヨタ <7203> [終値3465円]国内7割前後の断トツのシェア事業に高齢者や障がい者向けの福祉車両「ウェルキャブ」シリーズ。
 一人っ子政策で急激に高齢化が進む中国展開視野に。

 エス・エム・エス <2175> [終値113600円]
 日本流きめ細かい介護ノウハウを中国家政婦に教え、北京の高齢者家庭に紹介するビジネス狙う。
 「人脈ゼロ」で始めた事業は、家政婦登録2000人規模まで増え、軌道に乗り始める。

 ニチイ学館 <9792> [終値1038円]今の中国は介護保険制度導入前の日本と二重写し。前社長中国事業に専念。
 福祉用具の販売網整備急ぐ。
 
 日清オイリオ <2602> [終値356円]昨年台湾大手と提携し、現地の介護食事業に進出。20110年男韓国に続いてのアジア進出。

 旭化成 <3407> [終値499円]医療機器大手米ゾール・メディカル(マサチューセッツ州)を22億1000万ドル(約1800億円)で買収。
 高齢化や肥満での心臓疾患の増加で救命救急の需要世界的に増えるとみて今後アジア市場開拓急ぐ。

・外国為替市場先週、ユーロ相場が乱高下。21日ロンドン市場でユーロは対円で1ユーロ=111円43銭まで上昇。
 翌22日ドイツ3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回りユーロ売りに拍車、108円台と3円近く下落。
 ギリシャ以外の国の政府債務が次の焦点、ポルトガル、イタリア、スペイン10年物国債利回り3月に入り上昇基調に。

・米景気回復のカギを握る住宅市場の改善に遅れ目立つ。先週発表住宅着工・販売件数は軒並み減少、米株式市場で売り材料に。
 米住宅市場の春はまだ遠い情勢。居住用の物件売買が依然として低調。住宅ローン借り入れ厳しい状況続く。

・会社がわかる 特集 サンリオ <8136> [終値3310円]
 サンリオのデザイン、外部のデザイナーが自由にアレンジできるのが最大の特徴。
 ライセンス事業軌道に乗って安定してきたのは最近。中国本土にも2013年3月期に「本格進出」
 欧米ライセンス先増え、収入計画を上回ることが多い。今期会社予想営業利益181億円(前期比21%増)もアナリスト予想最大値198億円。 個人株主重視もこの数年で株価上昇、個人投資家減も。

・楽天 <4755> [終値86000円]2012年12月期仮想商店街「楽天市場」想定以上の好調。アナリスト予想利益水準大きく上回る可能性も。
 前期取扱高(流通総額)初の1兆円突破、3/4実施「楽天スーパーセール」で24時間で同社最大130億円記録。「楽天市場」の規模拡大。
 5月上旬1〜3月期決算発表で市場予想四半期ベースの連結営業利益171億円(前年同期比22%増)大きく上回るか。

・先週の東京株式市場、日経平均株価は週間で118円下げ、6週連続上昇でストップ。
 上値を追うには景気改善や企業収益回復の裏付けが必要な局面とも。
 先週の下げきつい業種は不動産・証券・海運など短期上昇際立っていた業種。海外勢がいったん持ち高調整した様子。
 米バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの機関投資家調査、日本株組み入れ比率2月のマイナス23%から3月はマイナス4%へ大きく改善。

・日経平均株価下値不安も乏しく。円高修正で上昇した輸出株などに利益確定の売り出る一方、
 3月期末控えて3月決算企業の配当取り狙った個人投資家などの買いが入りやすいため。27日(火)権利月最終売買日。

・OUT Look:今週の株式相場は1万円を挟んだもみ合いか。
 週前半は下落基調で始まりそう。配当・権利落ちの28日以降は自律反発も。ひとまず利益確定の売りを出そうとする流れ。
 投資家の約1ヵ月間の平均買いコスト25日移動平均(23日時点で9790円)も下値支持線に。
 3月最終週は株価が上がりやすい傾向。1950年から2011年62回の採取州の日経平均騰落率上昇37回と6割占め2%以上上昇年も16回。

・Wall Street:今週の米株式相場はダウ工業株30種平均で1万3000ドルを挟んで一進一退の展開に。
 米景気の回復期待が下値を支えると見られるが、年初からの急ピッチな上昇に市場の警戒感も強まる。
 米景気の行方には楽観的な見方広がる。2月耐久財受注(28日)個人消費支出(30日)も景気回復裏付けると予想。
 1月のS&Pケース・シラー住宅指数(27日)は下落が続く見通し。消費者心理絡みの指標も相次ぎ、ガソリン高の影響にも関心集まる。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長26日講演。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派30%(前回比-6)弱気派45%(同+12)中立派26%(同-5)
 中国の景気減速懸念が広がるなど外部環境の不透明感が出て来た。

・ランキング:2011年度株価上昇率ランキング。時価総額1000億円以上の上場企業(金融・証券除く)

 1位ファーストリテイリング <9983> [終値18030円]株価上昇率73.20% 

 2位大京 <8840> [終値217円]68.22% リーマン・ショック後地価安い時に取得用地の販売増えマンション分譲事業の利益率改善。
 住宅ローン減税など需要喚起策や日銀の追加金融緩和も株価にプラスに。

 3位アンリツ <6754> [終値1060円]67.46% スマートフォン(高機能携帯電話)需要拡大が追い風。 

 4位カルビー <2229> [終値3820円]66.09% 企業体質大きく変化。海外展開に前向きな姿勢評価。

 14位横浜ゴム <5101> [終値584円]44.91% 新興国中心にタイヤ販売好調。原材料の天然ゴム相場下落も効く。 

 20位伊藤忠テクノ <4739> [終値3690円]37.02% スマートフォン普及に伴いデータ通信量急増で通信会社の投資急増追い風。

 30位東武 <9001> [終値449円]32.06% スカイツリー関連の株主優待への期待も高く。(日経ヴェリタス)

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