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扉を開いて(2012.6.3号)

2011年6月3日(日)曇りのち晴れ

・20015年も相続税払う人は東京周辺では2人に一人近くに。相続税静かに進む課税強化。

・相続、別居や二世帯住宅予期せぬ税負担も。外付け階段があると「同居とみなされず」

・外国為替市場円の独歩高に。欧州問題に加え、米経済の先行き不透明感も台頭。
 これまでマネーが安全な場所として円とドルに集まっていた構図が、円が一手に受け皿を担う形に。
 「キャリートレード」から「キャリアトレード」へ。今はユーロ売りが社内的に安心できる取引と。

 キャリートレード=低金利通貨を売って、高金利通貨買い金利差収益得る。
 キャリアトレード=銀行や機関投資家のディラーが自分のキャリア案じ上司に避難されないようにする取引に走る。

・米雇用のの勢いが急速に鈍る。焦点5月の米月の雇用統計(非農業部門の雇用者数)前月比6万9000人増。市場予測の半分にも届かず。
 米連邦準備理事会(FRB)6/19-20米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加緩和を決める動機強まったとの声も。

・「スペインのペイン」世界を揺さぶる。
 不動産バブルの崩壊で経営悪化した7つの金融機関が合併した「バンキア」わずか10ヶ月で奈落の底へ沈む。
 スペイン住宅価格08年3月のピークから約2割下落。2割で済むとの見る向きは皆無。抜本対応先送り、処理コスト膨らんでゆく。
 仮にスペインが行き詰れば世界経済はリーマン・ショック並みの大打撃を被りかねず。当該国派もちろん各国も立往生。

・「なぜユーロ安が止まらないのか」ユーロ相場が対円で11年半ぶりの安値付ける中市場からの声漏れる。
 ユーロ売り主役はヘッジファンド、ユーロ売り崩し、節目では個人の外国為替証拠金(FX)取引による損失確定の売り巻き込む。

・会社がわかる 特集 日本触媒 <4114> [終値852円]紙おむつ用高吸水性樹脂(SAP)で約3割の世界シェア。
 世界トップの座維持にかつてない大規模投資に動く。海外初の拠点、一貫生産工場インドネシアに建設、新興国需要取り込む。 
 SAPに経営資源投じる一方、次の種まきも始めている。
 燃料電池やリチウムイオン電池の電解質、液晶パネル無向け樹脂フィルム、次世代半導体用封止材など。

・パナソニック <6752> [終値508円]株価一時505円と約32年ぶりの安値付ける。
 本社部門のリストラ、聖域なき「都賀改革」でも反転への道険し。

・オリンパス <7733> [終値1300円]株3つの追い風。
 リストラへの期待。資本増強。マイケル・ウッドフォード元社長との和解成立。

・丸紅 <8002> [終値485円]米穀物第3位ガビロン(ネブラスカ州)36億ドル(約2860億円)で買収。
 丸紅にとって過去最大のM&A(買収・合併)案件で米カーギルなどと並ぶ世界穀物メジャーに名乗り上げる。
 買収資金の調達は約半分7000億円近くある現金及び現金同等物から支出。残りは銀行から借り入れ。純有利子負債残高は増やさず。

・戸田建 <1860> [終値207円]ブラジル事業好調。
 2013年3月期ブラジルでの売上高前期比26%増91億円と予想。15年3月期は売上高前期比約2倍150億〜160億円に達すると。
 ブラジル通貨レアルの価値が下落して円建ての売上高目減りする事態も予想される。

・日本株式市場調整色強めている。1日日経平均株価4ヵ月半ぶりの終値で8500円割り込み、週間でも20年ぶりの9週連続の下落を記録。
 今後1ヵ月間の相場動向、専門家に聞いたところ欧州債務問題への警戒感が続き、上値の重い展開予想する声多く。
 ギリシャで17日の再選挙後も政局混乱続き、スペインの財政不安も収まらないようだと日経平均株価8000円を下回るとも。

・国際商品市場にもリスクオフの波。
 4月末比下落率 WTI原油▲17.5% トウモロコシ▲15.9% 北海ブレント原油▲14.7% 銅▲11.6% 大豆▲10.8% 白金▲9.7% 金▲6.1%

・OUT Look:今週の株式相場は下値を探る展開か。
 ギリシャからスペインに波及した欧州債務問題の解決の糸口が見えず、米雇用統計が市場予想下回り、米景気の先行き懸念も強まる。
 日経平均株価は8200〜8600円で推移しそうと。6日に欧州中央銀行(ECB)理事会、7日にはスペイン国債入札控える。
 米雇用統計で非農業部門雇用者前月比6万9000人増と事前予想(15万人増)を大きく下回る。
 弱気に傾いていた投資家心理を一段と悪化させそうと。
 東証株価指数(TOPIX)先週末708まで下げ、2009年3月バブル崩壊後の最安値(700)に迫る。
 主要先進国の代表的株価指数は09年3月にそろって安値を付け、足元でこの時の安値を下回っているのはギリシャとスペインのみ。
 「リーマン・ショック後にも東日本大震災後にも割り込まなかった強力な下値支持線」との声も。
 相場反転には米国や↑州の一段の金融緩和や中国による大規模な景気刺激策など政府対応が欠かせないとも。 

・Wall Street:今週の米株式相場は上値の重い展開か。
 欧州情勢や米経済の先行きに警戒感が強く、投資家が運用リスク回避する動き鮮明となっている。
 ダウ工業株30種平均は5/1につけた年初来高値(1万3279ドル)から1ヵ月で8.7%下落。
 今週の注目材料は7日にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言。
 欧州では6日に欧州中央銀行(ECB)、7日に英中銀がそれぞれ当面の金融政策を決める。ドラギ総裁の会見にも注目集まる。
 スペイン国債の入札(7日)の動向も材料視されそうと。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派44%(前回比+12)弱気派29%(同-8)中立派23%(同-4)
 投資家の間では株価の下落基調が2ヵ月に渡るため自律反発を見込む声が増えたと。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は欧米日で株価が連鎖的に下落。投資家のリスク回避姿勢が一段と強まる。
 下落率トップはスペイン。インドネシアやロシア、インドといった新興国でも下げ目立つ。
 上昇率1位は「火元」ギリシャ。大幅安の反動や再選挙での緊縮財政派の支持率やや持ち直したとの報道が材料に。

・ランキング:アナリストが強気の業績予想を出しているのに株価収益率(PER)が低い会社ランキング

 1位丸紅 <8002> [終値485円]アナリストPER4.182倍 3位三井物産 <8031> [終値1088円]4.667倍 資源価格が軟調で株価さえず

 
 2位JCVケンウッド <6632> [終値245円]4.613倍 6位グリー <3632> [終値1126円] 8位DeNA <2432> [終値1482円]

 16位日本電波工 <6779> [終値860円]7.298倍 TV低迷で資金向かいにくく。 

 24位三菱マテリアル <5711> [終値210円]7.864倍 銅価下落の影響を懸念。

 32位住友化 <4005> [終値323円]8.539倍 サウジ事業の利益貢献に注目。

 44位不二油 <2607> [終値998円]9.127倍 パーム油など市況が業績左右。(日経ヴェリタス)

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