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扉を開いて(2012.8.12号)

2011年月日(日)はれ 大気不安定 急な雨注意

・今こそ自己資本利益率(ROE)を語ろう。株主が張り込んだお金でどの程度稼いだかを示し、機関投資家最も重視する指標。
 ROEの低さは株主軽視の象徴「日本株低迷の原因」とも。

・今期予想ROEランキング:1位日本オラクル <4716> [終値3595円]今期予想ROE 46.2% 5期平均実績ROE28.1%

 2位大東建託 <1878> [終値7750円]32.3% 17.8% 3位エムスリー <2413> [終値442000円]31.3% 26.5%

 4位丸紅 <8002> [終値528円]23.5% 18.1% 5位楽天 <4755> [終値770円]21.9% 7.0%

・ローソン <2651> [終値5830円]2013年2月期連結純利益最高益更新見通し。ROE重視の経営方針掲げ社内意識改革進めた。
 店舗数より粗利益率向上。米系機関投資家買い増し保有比率11%に高まる。 

・丸紅 <8002> [終値528円]ROE2012年3月期に初めて20%超、過去最高の21.2%に上昇。
 レバレッジ有効活用、米穀物大手ガビロン(ネブラスカ州)買収、ROEが目標値上回る案件となる可能性高そう。

・USS <4732> [終値8400円]「必要以上に現金を貯めない」経営で高いROE維持。
 IT(情報技術)いち早く導入、シェア3割。オークション出品料や成約料手数料が収入源。
 4年間で稼いだ純利益額のうち94%を配当と自社株買いで株主に還元。

・米国債利回り足元で上昇(価格は下落)に転じる。9日10年国債利回り一時2ヵ月半ぶりの高水準となる1.72%に。
 追加金融緩和観測いったん後退したことが背景。

・社会保障と税の一体改革関連法案10日、参院で可決され成立。野田佳彦首相「近いうち」と約束した衆院解散は今秋の可能性高い。
 次期政権はどの政党か焦点。市場の読みは民主党大きく議席減らす可能性高い。
 自民党政権となると国土強靭化基本法など財政規律は大幅に緩む恐れがある。
 大阪維新の会などの新勢力が国政に本格参入してくるケース。既存の枠組みにとらわれない政権誕生も。

・エコカー補助金8月中にも予算使いきり終了。政策途切れた先には大きな反動減が待ち受ける。
 日本経済成長のけん引役不在の状況に追い込まれる恐れも出る。

・英大手銀HSBCによるマネーロンダリング(資金洗浄)への関与が明るみに。メキシコ現地法人舞台に国際麻薬組織が密売資金を洗浄。
 今後米司法当局により、最大10億ドル規模の制裁金科される可能性があると報じられている。

・中国投資マネーも海外流出懸念。2012年4-6月期資本・金融収支過去最大である。714億ドルの赤字記録。
 経常収支加味した総合収支も118億ドルのマイナスと1998年4-6月期以来約14年ぶりの赤字に。先行きに対する不安台頭が背景。

・8月末バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長どのようなメッセージ打ち出すか。
 米ワイオミング州ジャクソンホールに世界中銀トップ集めて開かれるシンポジウム。9月以降の政策見通しについて触れるのか。

・会社がわかる 特集ウェザーニューズ <4825> [終値2893円]2013年5月期連結純利益6期連続で過去最高更新見通し。
 今秋同社の人工衛星打ち上げる。
 「夏の銘柄」といわれる(豪雨や台風の到来で気象情報のニーズが増すため)。今年は電力不足の懸念加わる。
 収益拡大のきっかけは3年前に始めた法人向けのOSR(最適航路情報)。
 連結売上高の約半分占める個人向けビジネスのけん引役が携帯電話に気象情報を配信するモバイルインターネット事業。
 節電背景にアプリケーションダウンロード数5月末731万件と1年前比83%増。 
 機器による「観測」と人の「感謝」フル活用ビジネスモデル世界展開する考え。

・世界の株式市場で日本株の出遅れ目立つ。日経平均株価3月末比12%安の水準。
 3ヵ月ぶりの高値を付けた米国や回復基調にあるドイツなどと比べると戻りは鈍い。
 各国の株価騰落率(3月末比)米国は横ばい。ドイツ、フランスが3月末とほぼ同水準に戻す。
 円相場がカギ。日経平均株価の上値のメドは当面9200〜9300円前後とも。

・OUT Look:今週の株式相場は底堅い値動きを予想。米雇用情勢の改善や欧州債務問題に対する政策対応の期待背景に投資家心理好転。
 先週急ピッチの上昇受けて戻り待ちの売りも出やすく。お盆休みで売買細るため上値を追うには力不足とも。
 日経平均株価8800〜9000円中心とした値動きに。日本企業の4-6月期決算先週までにほぼ一巡。今期経常増益率18%と。
 テクニカル面で日経平均は先週25日移動平均(8714円)75日移動平均(8790円)突き抜け、
 直近安値6/4(8238円)と7/25(8328円)で「ダブル底」形成。7/4直近高値(9136円)うかがう展開と。
 200日移動平均(8957円)付近が戻り待ちの売り膨らみやすく。
 今週13日4-6月期日本国内総生産(GDP)、14日ユーロ圏GDP、米小売売上高などが注目。独メルケル首相夏季休暇から復帰予定。

・Wall Street:今週の米株式相場は上値の重い展開か。
 米国14日7月小売売上高や16日ウオルマート5-7月期決算など消費関連の材料相次ぐ。
 欧州14日にユーロ圏4-6月期の域内総生産(GDP)速報値発表。
 
 ダウ工業株30種平均週間ベースで5週連続上昇も上昇の勢い強くなく。
 15日7月の米鉱工業生産指数、15〜16日ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀それぞれ発表製造業景況指数にも関心。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は米雇用統計の改善きっかけに米国への輸出回復期待高まり、アジア株の上昇が目立つ。
 スペインやギリシャ株への買い戻しも入る。

 週間騰落率上位:韓国5.3%(年初来6.6%)スペイン4.3%(-17.7%)日本3.9%(5.2%)ブラジル3.5%(4.5%)ギリシャ3.4%(-9.1%)
 下位:フィリピン-0.4%(20.4%)トルコ-0.3%(27.0%)スイス0.3%(9.2%)

・ランキング:決算発表直前7/27起点に株価騰落率

 1位ソネットテンタティンメント <3789> [終値402000円]26.02% ソニー <6758> [終値947円]TOB(公開市場買い付け)1株56万7500円 

 2位DeNA <2432> [終値2210円]25.43% コンプリートガチャの影響軽微との決算発表。

 3位スタートトゥディ <3092> [終値1247円]25.20% 7月の月次商品取扱高前年同月比4割増。

 17位ツムラ <4540> [終値2389円]11.64% JPモルガン証券やSMBC日興証券など目標株価引き上げ。漢方薬営業強化。

 27位協和エクシオ <1951> [終値870円]10.27% 子会社黒字転換寄与。上方修正期待。

 29位グローリー <6457> [終値1762円]9.81% 英同業タラリス・トプコ買収、業績への貢献反映。

・水の宅配サービス人気。オフィス向け中心も東日本大震災以降家庭での利用増える。

 最大手ナック <9788> [終値1940円]2012年3月末の顧客数47万件。

 トーエル <3361> [終値473円]冬が繁忙期のガスと夏にピークの宅配水と相性良く。
 現在配送網のある1都4県に直接顧客に水を届ける。今後宅配便活用ハワイウォーターを全国展開へ。

 岩谷 <8088> [終値288円]TOKAI <3167> [終値383円]OSGコーポ <6757> [終値401円]など様々な会社が宅配水事業を展開。

 日東電工 <6988> [終値3595円]東レ <3402> [終値491円]
 ともに逆浸透膜では世界シェア約3割と高く宅配水曜少なくとも今後数年間伸びると。

 ノーリツ <5943> [終値1396円]昨年宅配水大手アクアクララ(東京・港)とサーバーを共同開発。

 アサヒHD <5857> [終値1317円]ウォーターサーバーの洗浄・メンテナンス事業に参入。(日経ヴェリタス)

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