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扉を開いて(2012.9.2号)

2011年9月2日(日)くもり一時雨

・資源列島 日本を掘れ。日本国内や近海でエネルギー・鉱物資源の新たな有望地層次々発見。

 石油資源開発 <1662> [終値3040円]秋田県南部由利本荘市郊外日本初シェールオイル採取実験始める。

 独立法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)など静岡〜和歌山沖天然ガス試掘で
 2月水深1000メートルの海底からさらに300メートル下の地層に向け井戸打ち込む。狙いは「燃える氷」メタンハイドレート。

 国とJXHD <5020> [終値405円]傘下JX日鉱日石開発(東京・千代田)新潟県佐渡沖「上越海丘」の試掘。費用100億円。国が9割負担。

 資源・エネルギー開発を支える日本企業の高い技術力。開発段階「診る」「掘る」「吸い上げる(回収)」では診る・掘るの強さ目立つ。

 三菱重工 <7011> [終値324円]
 海底掘削機「ちきゅう」の上半分。(三井造船 <7003> [終値86円]下半分。)海洋資源調査船「白嶺」も建造。

 
・日本株式市場8月は記録的な薄商い。東証第1部1日平均売買代金8730億円。8月としては2002年以来10年ぶりの低水準。
 重要日程控え投資家の持ち高を動かしにくい中、世界的な景気減速への懸念広がる。8月末13営業日連続売買代金1兆円未満に。

・欧州中央銀行(ECB)9/6の理事会で一段の金融緩和に踏み切る公算大きくなる。
 政策金利現在年0.75%から0.5%に下げ、金融機関への資金供給条件を緩和する可能性も。
 国債購入の再開にはドイツ連邦銀行徹底抗戦で踏み出せず。相次ぐ政治イベントも見極め判断。
 
・インタビュー:ユニ・チャーム <8113> [終値4555円]高原豪久社長。「海外では早いものが遅いものに勝つ」
 新興国の所得が上昇し、旺盛な需要が目の前に。課題は良い製品の開発と生産・流通インフラの整備。
 現地企画・開発商品の有効性思っていた以上にある。注力中国市場では8月に4つ目の工場が稼働。
 オーナー経営プラス面大きく。株価は通信簿。財産のほとんどが株。

・エコノミスト「米国9月に何らかの緩和策がとられる」との見方で一致。年内に量的緩和第三弾(QE3)発動との見方も大勢。
 「9月にQE3」には意見割れる。決め手は8月の雇用統計に。非農業部門雇用増13万人、失業率8.3%が基準とも。

・会社がわかる 特集セリア <2782> [終値1222円]米フィデリティや中国政府系ファンドと見られるOD05オムニバスが株式保有。
 POS(販売時情報管理)システム導入、売れ筋の見極め他の業態以上に重要、いち早くIT(情報技術)活用に動き武器に。
 発注作業システム化で正社員比率6%。ワッツ <2735> [終値1002円]キャンドゥ <2698> [終値100700円]正社員比率2割前後。
 売上高に占める人件費の割合は13%も今後低下が見込まれる。
 河合映治常務「15年度から年間200店舗の新規出店を10年間継続できるようにしたい」
 配当利回りには期待薄も関東関西中心に1000店舗の出店は可能と成長株としては割安も。

・ダイキン <6367> [終値2085円]37億ドル(約2960億円)投じて米家庭用エアコン最大手グッドマン・グローバル(テキサス州)買収。
 買収資金公募増資でなく、借り入れで賄うことを評価。一方投資の前提条件が楽観的すぎるとの批判も。
  

・日本株と中国や東南アジア市場との連動性強まる。
 中国景気減速への懸念強まってる上、欧米の金融政策を巡る注目材料を前に海外投資家が各市場で一斉に持ち高調整の売りを出したよう。
 東京市場より1時間半遅れで始まる上海市場は上海総合指数が連日の年初来安値。日経平均株価チャートは29日除いて「陰線」に。

 中国関連銘柄ではコマツ <6301> [終値1540円]が31日まで2日連続年初来安値更新。商船三井 <9104> [終値196円]9営業日連続下落。

 10月合併する新日鉄 <5401> [終値151円]住金 <5405> [終値111円]
 30日、中国製品流入で採算悪化した主力製鉄所設備を合計2400億円の減損損失計上へ。

 三井化 <4183> [終値159円]三菱ケミカル <4188> [終値303円]は週間で8%弱下落。

・鉄鉱石スポット(随時契約)価格下落に歯止めかからず。世界最大の鉄鋼生産国の中国で景気減速、鉄鉱石の買い付け意欲弱まる。
 原料炭も価格下落。鉄鉱石と同様に価格上昇のきっかけが見当たらず。   

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価は上値の重い展開か。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長8/31講演で米景気「満足のいく水準からほど遠い」との発言。市場の金融緩和期待をつなぎとめる。
 一方欧州中央銀行(ECB)理事会や8月の米雇用統計発表など控え、投資家は持ち高を傾けづらい。
 日経平均は8600〜9000円で推移しそう。
 重要日程こなした上で、米経済指標が改善することが景気敏感株が買われる条件と。 

・Wall Street:今週の米株式相場は波乱含みか。6日欧州中央銀行(ECB)理事会、7日米雇用統計など重要イベント相次ぐ。
 市場の期待が肩透かしに終わるリスクも否定できず。ダウ工業株30種平均は1万3000ドル台維持できるかどうかが焦点に。
 「欧米は9月に決断の時迎える」米国は3日のレーバーデーをもって夏休み終了。市場参加者本格的に戻り思惑交錯へ。
 6日のECB理事会は利下げの有無や国債購入の詳細案が出るかが注目。
 8月の雇用統計は非農業部門の伸びが前月比13万人前後とみる。雇用統計市場予想を下回った場合むしろQE3への期待高まり、相場下支えとも。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派29%(前回比-2)弱気派44%(同+1)中立派27%(同+1)
 米欧の中央銀行の政策対応が見通しにくく買いの勢いは強まらないと見た投資家が多かった。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は総じて軟調。重要イベント前に持ち高をいったん調整へ。
 週間騰落率上位:トルコ2.6%(年初来31.4%)スペイン1.5%(▲13.4%)フィリピン1.0%(▲18.9%)ノルウェー0.9%(13.1%)
 下落:ロシア▲3.3%(0.6%)日本▲2.5%(4.5%)ブラジル▲2.3%(0.5%)インド▲2.3%(12.5%)上海▲2.1%(▲6.9%)(日経ヴェリタス)

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