最新の経済ニュース・最新株式情報はコロ朝経済ニュース・株式掲示板で!

コンビニ大手に「実力差」

2012年10月15日(月)はれ 新聞休刊日

・国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会は14日、全日程を終えて閉幕。

・米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長9月量的緩和の第3弾について、
 「緩和的な金融環境や幅広い国民に自信を与えることで、今後数四半期にわたってより早い景気回復と雇用の改善につながる」と。
 「緩和的な政策は、雇用の最大化と物価の安定という2つの責務を達成するために実行している」と強調。

・コンビニエンスストア業界、1店あたりの売り上げ、大手5社で「実力差」が広がる。

 ファミリーマー <8028> [終値3745円]2012年8月中間決算、国内全店の売上高8037億円、営業利益259億円、いずれも過去最高も、
 1店あたりの1日平均売上高(日販)は53.6万円で前年同期より1千円減。

 セブン-イレブン <3382> [終値2283円]1店あたりの1日平均売上高(日販)68.2万円、前年度比増加。

 ローソン <2651> [終値5750円]同55.8万円 前年度比増加。

 ミニストップ <9946> [終値1263円]サークルKサンクス <8270> [終値536円]ともに同48.1万円 前年度比減少。(ネット拾い)

・国際通貨基金(IMF)共同声明、先進国に対し財政健全化などの構造改革を成長に配慮して進めるように要請。
 日本には赤字国債発行法案早期成立を求める。ラガルドIMF専務理事は日銀の追加緩和に期待を示す。

・スペイン、デギントス経済相13日、焦点となっているユーロ圏への支援要請について「数週間以内に決断下す」と語る。
 自国に有利な条件を引き出したいとの思いのぞかせる。

・日産 <7201> [終値666円]2016年度にインドの販売店を現状の4倍300点以上に増やす。
 現地で設計・開発・生産するインド専用車も発売、インドでのシェア8%目指す。

・欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁13日午後、ユーロ圏の債務危機の現状について
 「状況はなお厳しいが慎重ながらも楽観できる兆候がある」と政策対応が着実に進んでいるとの認識示す。
 「来年にかけて回復は緩やかで、鈍いものになると予想」との見通しも表明。

・3メガバンク首脳13日、アジア関連ビジネスを重視する考え相次ぎ表明。

・ルービニNY大教授、日銀白川方明総裁に「外債購入する可能性あるか」と質問、「為替介入は日銀でなく財務相の任務」と応じる。

・日中の冷え込みが世界経済の新たなリスクとなる。
 13日発表中国貿易統計、9月の日中韓輸入合計した貿易総額は前年同月比4.5%減と4ヶ月連続で縮小。
 日本からに輸入は1割減少、日中関係の「政凍経冷」一段と鮮明に。
 中国市場の逆風は日本企業にとって打撃も、中国経済も生産・雇用に影響と。

・日本の投信市場、中国株で運用する投信に個人投資家の解約続く。投信の新規設定延期や中止も相次ぐ。
 9月資金流出超200億円以上上回り、1年9ヵ月ぶりの高水準に。

・コスモ石油 <5007> [終値144円]新規販売事業に乗り出す。
 11月にも子会社運営するガソリンスタンド(給油所)など全国350ヵ所で始め、中古車含め2013年度合計1万1000台の取り扱い目指す。

・中国9月貿易統計、輸出前年同月比9.9%増、輸入が2.4%増。貿易収支は276億7千万ドル(約2兆1700億円)の黒字。
 7ヵ月連続貿易黒字に。(14日 日経新聞)

・ルネサスエレク <6723> [終値264円]日本連合出資2000億円で買収。

 トヨタ <7203> [終値2934円]日産 <7201> [終値666円]ホンダ <7267> [終値2338円]デンソー <6902> [終値2388円]
 パナソニック <6752> [終値483円]キヤノン <7751> [終値2457円]ニコン <7731> [終値1913円]
 安川電 <6506> [終値512円]など最終的には約10社計500億円出資。

 ルネサス設立母体のNEC <6701> [終値125円]日立 <6501> [終値404円]三菱電 <6503> [終値575円]引き続き株主として残る。

・国際通貨基金(IMF)・世界銀農年次総会会合、金融規制強化への慎重論浮上。
 早急な規制強化が実体経済の下押し圧力となるとの懸念。

・ソフトバンク <9984> [終値2395円]成長持続へ勝負。今回の買収には明と暗。
 
 明:金融環境、金融緩和演出0.7%台の低い長期金利は巨額の資金調達容易に。
 今回も早速3メガ銀融資の検討に入る。円高も円建て買収金額抑える。

 暗:事業リスク、相乗効果に時間も。外国企業と融合できるか未知数。株価は17%安と急落。

・iPSアカデミアジャパン(京都市)3年後までに現在の2倍の国内外の約100社へのiPS特許活用目指す。

・インドIT(情報技術)サービス大手2012年7-9月期連結営業利益前年同期比4%減。4億7200万ドル(約370億円)と12四半期ぶり減益。
 北米や本国インドで受注伸びず。金融機関や通信企業のIT投資意欲が後退。

・半世紀以上にわたる地域統合に取り組んできた欧州連合(EU)がノーベル平和賞受賞。「大欧州」の実績評価。
 欧州各国に結束促す思惑もうかがえる。

・米アップルタブレット(多機能端末)「iPad(アイパッド)」小型版23日は発表の可能性と米メディア報じる。

・衣料店や雑貨などの専門店で構成する商業施設大手が大規模な改装に動く。

 三井不 <8801> [終値1588円]今秋から「ラゾーナ川崎プラザ」(川崎市)で全300店中176店、
 「アーバンドックららぽーと豊洲」(東京・江東)全190店中81店刷新。半分以上が家族向け。 

 イオンモール <8905> [終値2007円]
 サービス分野拡充。シニア含めた3世代取り込む。2013年2月期6施設、14年2月期は13施設で改装。 

・イオン <8267> [終値871円]
 2012年3-8月期連結決算、経常利益前年同期比0.6%減、824億円。総合スーパーは販売苦戦も金融とショッピングセンター好調。

・コマツ <6301> [終値1545円]2012年4-9月期連結営業利益前年同期比2割近く減り従来予想(1110億円)並みに。
 中国建設機械売上高はほぼ半減。今月30日予定4-9月期決算発表では従来予想据え置く模様。

・日野自 <7205> [終値552円]東南アジアでトラックの現地生産拡大。マレーシアに新たに組み立て工場建設。
 インドネシアでは小型トラック用エンジン生産始める。総額約110億円投じて生産体制整える。為替リスク軽減も狙う。
 2016年3月期にはタイとインドネシア生産台数が日本生産を逆転へ。

・住友電工 <5802> [終値796円]電気自動車(EV)向け超伝導モーターの開発に着手。消費電力2〜3割減らす。
 来春までにバス用試作品つくり自動車メーカーへ提案。2020年メドに量産へ。 

・アイカ工 <4206> [終値1353円]
 フィンランドの接着剤メーカー、タイネア・ケミカルズのアジア太平洋分¥門買収。買収額1億5000万ユーロ(約152億円)。

・ヤマトHD <9064> [終値1201円]2012年4-9月期連結営業利益200億円下回り、前年同期比2割程度減に。
 従来予想は4%増235億円で一転減益に。主力「宅急便」の伸び想定より鈍く、「メール便」も苦戦。人件費などコスト増も響く。

・投信概況、2012年4-9月の公募投信資金流出入、約1兆1700億円の流入超。流入超過は11年4-9月以来2半期ぶり。
 不動産投資信託(REIT)や新興国債券などで運用する投信など利回りが相対的に高い商品に資金が流入。

・投資主体別売買動向10月第1週(1-5日)海外投資家(外国人)3週ぶり買い越し(382億円)個人投資家2週ぶり売り越し(138億円)

・ジャスダック投資主体別売買動向10月第1週(1-5日)
 海外投資家(外国人)7週ぶり売り越し(2.22億円)個人投資家2週ぶり買い越し(0.72億円)(13日 日経新聞)

・ <> [終値円]

・ <> [終値円]

・日本企業の社員が中国駐在するため必要な就労ビザ(査証)の発給手続きに遅れ。水面下で日本企業へ圧力とも。

・JR東京駅、丸の内駅舎復元で新たな観光スポットになり大きな経済効果生む。
 乗降客数前年同じ時期から4割増、周辺商業施設も軒並み好調。
 東京駅リニューアルでJR東日本 <9020> [終値5350円]に通年営業利益ベースで100億円近い貢献があるとの推計も。(14日 産経新聞)

・ソフトバンク <9984> [終値2395円]米携帯電話3位スプリント・ネクステル買収に米国の外資規制という課題が浮上。
 現行制度では同社株の3分の2超取得は困難と見られ買収手法に工夫が必要と。3メガバンクは買収資金を協調融資する方向で検討へ。

・田中慶秋法相、暴力団幹部との約30年前の高崔について認める。辞任は否定。
 野党追及強めるのは確実。進退問題に発展するのは避けられず。(13日 産経新聞)

・「生き金経営」の号砲 グローバルに競う成長投資。

 ソフトバンク <9984> [終値2395円]「2兆円はどう調達するのか」「株主を巻き込んだギャンブルでは」
 米携帯電話3位スプリント・ネクステルと同5位メトロPCSコミュニケーションの買収。財務悪化懸念から株価17%急落。
 「リスク高くても、本気で海外企業の経営権を取りに行くのは評価」とも。

 しまむら <8227> [終値8070円]野中正人社長、
 豊富な手元資金を使い都市部でスウェーデンへネス&マウリッツ(H&M)などグローバル企業のファッションブランドとの競争に挑む。

 東京エレク <8035> [終値3435円]2000億円超の手元資金持ちながら大型M&A(買収・合併)に慎重も変化の兆し。
 昨年半導体製造装置10位米ノベラス・システムズの買収巡り、水面下で同5位米ラム・リサーチと争奪戦を繰り広げていた。
 

・使う経営が株価を上げる。市場が評価する活用上手と高ROE(自己資本利益率)。分析対象余剰資金のある日本企業1200社。
 2009年末または上場日終値と比べた11日時点の株価騰落率を同期間の日経平均騰落率との差。

 「資金活用型」(49社)資金活用度とROEのいずれも高い。カルビー <2229> [終値6840円]騰落率222%
 シスメックス <6869> [終値3610円]71% アステラス <4503> [終値3845円]29% NTTドコモ <9437> [終値122700円]14%

 「増配・M&A期待型」(364社)収益力は高いがやや待機資金が多い可能性があり、株主還元の拡大やM&Aによる成長が見込める。
 ファナック <6954> [終値12170円]59% 大塚HD <4578> [終値2406円]29% しまむら <8227> [終値8070円]10%
 キヤノン <7751> [終値2457円]▲20%

 「低投資効率型」(97社)資金活用度は高いが収益力が低い。投資戦略の見直し必要。ヤマトHD <9064> [終値1201円]11%
 デンソー <6902> [終値2388円]4% 村田 <6981> [終値3805円]3% スズキ <7269> [終値1624円]▲11%

 「割安のワナ型」(690社)資金活用度が低く、集積性も低い。唯一平均PBR(株価純資産倍率)が解散価値の1倍割れ。
 過剰な現金→低ROE→低PBRの「バリュートラップ(割安のワナ)」に陥っている可能性。
 社数6割占め「生き金経営」に目覚めれば日本株浮上につながると。船井電機 <6839> [終値998円]▲59%
 ローム <6963> [終値2490円]▲39% 東京エレク <8035> [終値3435円]▲25% 京セラ <6971> [終値6490円]▲2%

・生かす経営で脱「割安のワナ」指標面で割安感が強くても、経営者が株主重視に目覚めないとk部下の上昇見込めず。
 手元資金の有効活用に動き出した企業。

 ナガイレーベン <7447> [終値1190円]2005年米運用会社タイヨウ・ファンドから学ぶ。従来30%程度の配当性向05年から50%以上へ。
 業績も好調。13年8月期3期連続で過去最高の売上高・営業利益に。04年起点株価騰落率日経平均株価はマイナス25%に対し、25%上昇。
 
 「第2のナガイレーベン」はどこか。

 ゼビオ <8281> [終値1511円]13年3月期配当予想35円、5円増配。6期ぶりの増配に。

 アルペン <3028> [終値1423円]も12年6月期に上場来初の増配決め、13年6月も5円上乗せ。

 グローリー <6457> [終値1776円]ネットキャッシュ上回る約860億円投じて英国同業7月買収。今後グローバル企業として飛躍も。

・「カネ持ち上場子会社」親会社が完全子会社化して上場廃止になるケース目立つ。通常TOB(公開市場買い付け)はプレミアム付く。

 キヤノンMJ <8060> [終値1048円]ネットキャッシュ991億円 ROE0.8% PBR0.62倍 親会社キヤノン <7751> [終値2457円]

 アルパイン <6816> [終値632円]386億円 3.1% 0.44倍 アルプス <6770> [終値379円]

 信越ポリマー <7970> [終値263円]286億円 1.3% 0.35倍 信越化 <4063> [終値4485円]

 能美防災 <6744> [終値503円]205億円 3.8% 0.58倍 セコム <9725> [終値3985円]

 タカラバイオ <4974> [終値665円]200億円 1.9% 1.92倍 宝HD <2531> [終値573円]

 東映アニメ <4816> [終値1835円]125億円 8.1% 0.78倍 東映 <9605> [終値423円]

 住友電設 <1949> [終値654円]114億円 9.7% 0.69倍 住友電工 <5802> [終値796円] 

 東宝不 <8833> [終値413円]91億円 4.5% 0.72倍 東宝 <9602> [終値1368円]

・米国株が下落。ダウ工業株30種平均先週約280ドル(2.1%)下げ、週間ベースの下げ幅は約4ヵ月ぶりの大きさ。
 量的緩和第三弾(QE3)決めた9/13以前の水準に逆戻り。米企業7〜9月期決算滑り出しはやや低調に。
 米主要500社の7〜9月期の純利益前年同期比3%減る見通し。相場の下支えは米景気の粘り腰。
 相場の行方を占ううえで、経営者が事業の先行きをどう見通しているかも注目。

・中国国家統計局18日、7〜9月期国内総生産(GDP)の発表予定。
 エコノミスト調査は実質成長率予想平均値(コンセンサス)前年同期比7.5%。4〜6月期の7.6%から低下見通し。7四半期連続の減速と。
 株式市場はむしろ景気対策への期待感から買いが先行している。

・今週から日本企業の2012年7〜9月期決算の発表が本格化。
 海外景気の減速背景に輸出企業では通期予想の下方修正が相次ぐ公算大きい。
 13年3月期の日本企業業績、市場「全体に減益」との見方浮上、日本株相場の重荷になりそう。

・会社がわかる 特集東京ガス <9531> [終値423円]総合エネルギー企業への転換を急ぐ。
 ガス火力発電やコージェネレーションシステムの拡大、燃料電池など次世代のエネルギー技術でも主導権握る構え。
 東電 <9501> [終値126円]との首都圏決戦に挑む。
 足元の株価上昇は震災後のエネルギー政策の転換が追い風、利益成長が期待できるグロース株として評価される局面に。
 将来電気料金完全自由化がガスにも及ぶこともリスク要因に。

・すそ野広がるiPS関連 カギ握る企業の株価の反応。

 筆頭格タカラバイオ <4974> [終値665円]
 iPS細胞研究所にiPS細胞作製に必要なDNA(デオキシリボ核酸)提供。週間で約59%上昇。

 9日はジャパン・テッシュ・エンジニアリング <7774> [終値76300円]も一時ストップ高。週間で16%上昇。
 iPS細胞を使って人の目の網膜の再生医療を実現するための理化学研究所の研究に参加。

 セルシード <7776> [終値763円]細胞シート用いた再生医療手掛け、iPS細胞にも応用できる機材の開発進めている。

 島津 <7701> [終値521円]iPS細胞からつくった治療用細胞を培養する装置、
 ニコン <7731> [終値1913円]は良質なiPS細胞の選別技術をそれぞれ開発。 

 川重 <7012> [終値157円]細胞を培養するための培地をロボット使って自動的に交換する製品開発。

 日立 <6501> [終値404円]東京女子医科大と共同で再生医療に使うシート状の細胞組織を自動培養する装置を試作、培養に成功。

 テルモ <4543> [終値3205円]細胞シートによる心筋再生医療の臨床試験(治験)を世界で初めて開始。

 帝人 <3401> [終値173円]脳卒中の後遺症改善する細胞開発する、米ベンチャー・サンバイオ社(カリフォルニア州)に出資。。

 旭化成 <3407> [終値413円]テラ <2191> [終値706円]と組み、がん治療向け細胞加工装置の共同開発進める。

 富士フイルム <4901> [終値1306円]グループ会社通じジャパン・テッシュ・エンジニアリング <7774> [終値76300円]に出資。

・電子書籍販売専業2社の業績拡大ペースが速まる。背景はスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やタブレット端末の普及。
 読者基盤のある2社にとってコンテンツの拡充が事業の追い風になる可能性がある。

 イーブックイニシアティブ <3658> [終値2724円]2012年2〜7月期の単独経常利益前年同期比23%増、2億200万円。
 13年1月期通期見通しに対する進捗率は58%に達する。

 パピレス <3641> [終値2532円]13年3月期単独経常利益予想は前期比23%増の4億4400万円も足元は想定より強含んでいる。

・世界の株式市場で日本株の低空飛行目立つ。米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第三弾(QE3)に踏み切った9/13から1ヵ月。
 この間日経平均株価は4.75%下落(9/12起点)。米国株は0.03%安ながら約4年ぶりの高値圏。
 アジアではタイやインドネシアは年初来高値まで駆け上がった国もある。
 日本株は昨年来「PBR(株価純資産倍率)0.9倍」が有力な下値抵抗線(現在0.89倍)でここから一段の深押しを予想する向きは減る。
 日本株の出遅れは「世界景気の影響受けやすい輸出依存型の経済・産業構造と円相場の高止まりのせい」と。日中関係悪化も重荷。
 
 短期的なテクニカル指標には割安サインも出始める。
 「RSI」(相対力指数)30%まで下がると短期的な底値圏示唆するとされるが足元では19%に落ち込む。
 急降下の可能性は低いものの、日本株の高度はなかなか上がってこない。

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価が8500円を挟んだもみ合いか。
 先週までに日米欧の主要な株価指数は相場の節目となる水準をいったん割り込み、下落基調に転じる。
 日経平均は6/4の年初来安値8295円から上げ下げ繰り返しながらも上昇基調が続いていたが、
 先週下値支持していた8700円近辺大きく割り込む。売り圧力が強まっている背景には企業業績への警戒感。
 半年前の株高局面に信用取引で買った個人は、含み損抱え決済期日を迎え機敏に動きづらい。
 日銀先週までに上場投資信託(ETF)を累計1兆4493億円買っており、上限1兆6000億円にはあと5回分とも。
 10月末日銀金融政策決定会合に向け、「購入枠拡大催促する相場にも」

・Wall Street:今週の米株式相場は本格化する7〜9月期企業決算発表見ながらの神経質な展開に。
 マクロ経済指標は景気改善示す指標が相次ぐ一方、世界景気の減速観測から企業業績悪化への懸念が市場への暗雲となる。
 今週はシティグループ、ゴールドマン・サックスなどの金融大手、IBM、GEなどグローバル企業の決算が目白押し。
 9月小売売上高、住宅着工件数、中古住宅販売など主要マクロ指標発表。
 2回目の大統領候補討論会も16日開催。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派39%(前回比-8)弱気派27%(同+11)中立派34%(同-3)
 国際通貨基金による世界経済見通しの下方修正や相次ぐ米企業の業績悪化で国内企業の業績下振れリスクが意識され弱気派増加に。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は総じて軟調。国際通貨基金(IMF)世界景気見通し下方修正受け、景気減速改めて意識。
 中国株は2週連続で上昇。共産党大会を前に景気刺激策や株価支援策が出るとの期待感がある。

 上昇1位トルコ週間騰落率3.3%(年初来35.8%)2位ベトナム1.1%(11.7)3位ブラジル1.0%(4.2)4位上海0.9%(▲4.3)
 下位25位スペイン▲3.8%(▲10.7)24位日本▲3.7%(0.9)23位アルゼンチン▲34%(▲2.5)22位台湾▲3.3(5.2)

・ウォール街で10月は「ジンクス(縁起の悪いの意)の月」と呼ばれれる。米国株式市場で歴史的な暴落を記録した日が10月に集中。

 USAトゥデー電子版「10月の株式市場は急落に耐えられるか?」との記事で1日の株価下落率大きかったワースト10のうち5日分10月に。
 だが同記事は「10月全体の株価でみると成績は悪くない」とも指摘。過去20年で10月は1年のうち3番目の好成績。株価平均1.8%上昇。
 株価急落引き起こす目下の懸念材料としてイランとイスラエルの戦争勃発挙げる。

 金融情報サイト「マーケットウォッチ」のブログも「今月は投資家が恐がるほど悪くならない」との見通し。
 9月の株価が上昇すると10月も平均1.8%上がるという過去の統計紹介。

 バロンズ電子版、米企業の7〜9月期決算発表が10月の相場における影響に注目。「素晴らしいとは思えず」
 10月末は多くの投資信託が決算期迎える。
 「ファンドマネージャーはポートフォリオを『お化粧』するため、特に業績の悪い株を売る」。それが急落を招く可能性があると。

(日経ヴェリタス)

————————————————————————————-

株式分割

夢の街創造委員会 <2484> [終値49000円]2013年2/28  1株→100株

公募・売り出し価格

ジャパンリアルエステイト投資法人 <8952> [終値778000円]4万1000口 申込み10/23-24 払込日10/29

新規公開株

コード  市場   銘柄      幹事証券  公募価格   発行株数  単位株

10/19 <6069> マザーズ  トレンダーズ   大和    2550円    310,500株 100株

————————————————————————————-

【今日の一言】

NY株式市場はまちまち。
金融大手ウェルズファーゴとJPモルガンの決算受けて金融株は売り物が出る。
決算結果はいずれも過去最高益ながら純金利マージン低下の懸念で売られ他の銀行もつれ安に。
3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は約55億株。

週間ではダウ工業株30種平均は0.2%安、ナスダック指数は2.9%安、S&P500種も2.2%安となりそれぞれ2週ぶりの反落で終了。

欧州株式市場はFT100種総合指数(ロンドン)-36.43、クセトラDAX指数(フランクフルト)は-49.21、
CAC40種平均(パリ)も-24.64とそれぞれ2営業日ぶり反落で週末の取引を終えた。

企業業績への不安と中国経済の減速懸念が圧迫した。
商品(コモディティー)も貴金属中心に下落した。

東京株式市場は小幅ながらも4営業日続落。
週間ベースで日経平均株価が3.7%安、TOPIXは2.6%安、それぞれ4週続落。
マザーズ指数は1.2%安、日経ジャスダック平均は0.7%安、それぞれ5週ぶり反落。東証2部は0.1%安、3週続落で終了。

ノーベル平和賞受賞で沸いて始まった10月の第2週は、
ソフトバンク <9984> [終値2395円]の超大型買収やファーストリテイリング <9983> [終値16030円]の決算で大騒ぎで終了とも。
ソフトバンクとファーストリテイリングの日経平均株価への寄与度は130円ほどの押し下げ要因とも。

オプションSQ値は8517円75銭となっています。

週末に銘柄研究を【コロ朝プレミアム】に入れております。まさにど真ん中の銘柄を研究しています。
http://kabucoro3.toypark.in/index.html

今週の主な経済指標

10/15 (米) 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数 9月小売売上高

10/16 (英) 9月消費者物価指数 9月小売物価指数 (ユーロ圏) 8月貿易収支
    (米) 9月消費者物価指数 9月鉱工業生産 インテル決算

10/17 (英) 9月失業率 9月失業保険申請件数 (米) 9月住宅着工件数

10/18 (英) 9月小売売上高指数 (米) 10/13までの週の新規失業保険申請件数 10月フィラデルフィア連銀景況指数

10/19 (独) 9月生産者物価指数 (ユーロ圏) 8月経常収支 (米) 9月中古住宅販売件数

指標面では日経平均25日移動平均乖離がマイナス4.2%と反転のメドの5%に近づいてきました。
騰落レシオ(25日)は96.38%とまだどちらとも言えませんが、サイコロジカル(12日)は25.0%と3勝9敗に。
空売り比率も21.8%とそこそこいいところに来ています。

また米国決算発表でインテルが16日予定です。となりますと17日の東京株式市場から反応とも・・・
米国市場もインテルショックとか良いも悪いも転機になる時も多いところも。

コンビニエンスストアの変調の兆しも出始めています。

ファミリーマート<8028> [終値3745円]2012年8月中間決算、国内全店の売上高8037億円、営業利益259億円、いずれも過去最高も、
1店あたりの1日平均売上高(日販)は53.6万円で前年同期より1千円減。
売り目線で・・・

また今回の中間決算では株式評価損計上する企業も多くなりそうなところ。
持合い多い企業や関連子会社の多い企業などは要注意も。日経225銘柄にはそんな企業も多く、指数の上げには重荷にも・・・?!

ただソフトバンク <9984> [終値2395円]ファーストリテイリング <9983> [終値16040円]次第のところも・・・

Jトラスト <8508> [終値893円]2012年3/1に更生会社武富士の消費者金融事業継承し、再建おこなう。
13日から新生武富士の始動を認知いただくことを目的にTVCM「心が躍る篇」開始と。

コネクトHD <3647> [終値57円]本日決算発表となります。疑義注記が取れるかも注目です。(割り切りですが)

また決算ギャンブルではKLab <3656> [終値576円]サマンサタバサ <7829> [終値40900円]
ベクトル <6058> [終値1180円]分割などあるかどうか15日決算発表です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株リッチ・プロジェクト始まりました!!
http://www.infotop.jp/click.php?aid=12213&iid=45401
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「カブケイ」(株式経済新聞)
兜町の異端児・岡本が吠える
http://kabukei.net/
月曜・水曜日発刊されます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<<(株)アスリーム免責事項>>
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
財産の状況および投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。
また株式・債券等の有価証券の投資には<<手数料等およびリスクについて>>
記載したとおり、株価・債券価格等の有価証券価格等の下落や
発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むおそれがあります。
銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様自身の判断で行なうようにお願いいたします。

【コロ朝プレミアム】会員の方でメールが突然来なくなってしまったらご連絡ください。
送信システムで何度か届かないことが続きますと自動的に停止になることがあります。

———————————————————————–

株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS             
  〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5         
 
URL : http://koronoasa.com/
———————————————————————–

記事の続きはコロ朝プレミアムで!

コロ朝プレミアム入会はこちらから