
【銘柄研究】富士通フロンテック(6945)
- 2013年08月31日
- 株式投資・経済ニュース全般
週末のNY株式市場は反落。
シリア情勢不透明の中、3連休控えて取引も控えられたようなところ。
3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は約39.9億株と1日平均約63.1億株を下回り、3日連続50億株割れ。
週間ではダウ工業株30種平均は1.3%安、4週続落。ナスダック指数は1.9%安、S&P500種も1.8%安、ともに2週ぶり下落。
月間ではダウは4.4%、ナスダックは1.0%、S&P500種は1.8%と2012年5月以来の大きな下落で8月相場は終了。
米国はレイバーディ(9/2)を過ぎると「夏休み」終了と・・・
欧州株式市場は反落。
英議会はシリアに対する軍事行動案を否決。キャメロン首相は議会の意向は無視しないと表明。
即時シリアへの軍事攻撃に踏み切る可能性低下で、原油価格値下がりで、エネルギー関連株に売りが出る。
週末の東京株式市場は反落。
週末と月末が重なり、ドレッシングやリンク債に係わるリバランスの買いの期待があったものの、
シリア情勢控え、米国の3連休もあり、ポジション持ったままでは「怖い」感覚も・・・
東京1部市場は15営業日連続の売買代金2兆円割れ。
東証1部騰落数では値上がり277銘柄、値下がり1393銘柄、変わらずは83銘柄。
週間ベースで日経平均株価は2.0%安、3週ぶり反落。TOPIXは3.1%安、2週続落。
マザーズ指数は3.3%安、5週続落。日経ジャスダック平均は0.9%安、5週続落。東証2部は1.8%安、2週続落。
月間では日経平均株価は2.0%安、4ヵ月続落。TOPIXは2.3%安、4ヶ月続落。
マザーズ指数は11.4%安、2ヵ月ぶり下落。日経ジャスダック平均は4.2%安、2ヵ月ぶり反落。東証2部は1.1%安、2ヵ月ぶりの反落で終了。
そして9月は過去23年間では日経平均株価は8勝15敗、12ヵ月中12位。ジャスダック市場では8勝15敗で10位。
大きなイベントも満載の荒れる2日新甫となります。
(「二日新甫」とは、月の初日が休みで二日から立会いが始まる月のことを指す。)
大きかった下落月がたまたま「二日新甫」だったために、「二日新甫は荒れる」ということが言われるようになったというのが、
真相のようですが、大企業の重大ニュースは、金曜日大引け後に発表されるケースが多く、そのニュースが相場に反映されるのは、
月曜寄り付き前となりやすいことや合併や税制などの改正なども1日付で行われることも多い。
今年は個人投資家は前半の貯金のおかげで、5月からの4ヶ月間、マイナスになったもののの信用の買い残はほとんど減っておらず、
5ヵ月目、6ヶ月目(信用期日)を迎える9月から11月にかけては厳しい場面迎える可能性も高く、注意も必要です。
また譲渡益課税の税率変更でプラス分は今年中に売っておきたいといった意識も働きそうです。
今週の銘柄研究では、週末はストップ安になったものの将来性期待できそうな企業に注目しています。
自動預け払い機(ATM)やPOS(販売時情報管理)など金融・流通端末が主力の富士通フロンテック <6945> [終値690円]
新興国向けATMが拡大。大幅営業増益の企業。現状PER(株価収益率)11.04倍、PBR(株価純資産倍率)0.48倍。
富士通 <6702> [終値363円]が発行済み株式の53.1%保有。
ゴールドマン(5.5%)クレディスイス(2.8%)CBNYDFAインターナショナル(1.6%)ドイツ銀行(1.4%)が続く。
ここへ来て生体認証システムに注目が集まってきました。
9/10発表の「iPhone(アイフォーン)」に指紋認証が付くかもしれないとのうわさも広がっています。
指紋認証や手のひら認証などの生体認証の必要性が今後大きく話題になり、採用が拡大されるとも思われます。
その一役になる企業とも言えそうです。
先週より商いが急増。
ストップ高、ストップ安と乱高下となっていますが、先週1週間だけで2年分の商いが出来たという異例のこと。
富士通の完全子会社かなんてことはないでしょうが、「何らか」の変化を感じます。
【お知らせ】
「雨宮京子先生と「円安恐慌」の著者菊池真氏」
株式セミナーコラボレーション第9弾 東京・日本橋人形町
2013年9月21日(土)14:20〜16:45(開場14:10)
申込み・詳細⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=2854
今まで(過去9回)のセミナー概要もまとめてあります。
記事の続きはコロ朝プレミアムで!