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扉を開いて(農業革命)

2013年11月17日(日)はれ

・農業革命 政策大転換 企業が拓く新天地。
 安倍晋三政権今月初め、約40年続いたコメの減反政策の廃止表明、農業の抜本改革に踏み出す。
 
 こうべファーム、磁場農家4人と神明の出資で4月設立。同ファームのコメは神明が農協通さず集荷して小売店へ売る。
 今年収穫した20トンは周辺のイオン <8267> [終値1345円]ダイエー <8245> [終値238円]など20店で販売、すでに完売。
 神明「出来たコメは我々が責任もってすべて売る」と呼びかけ。農家ネットワークを全国に構築する作戦。販売価格引き上げも視野に。
 
 吉野家HD <9861> [終値1162円]「吉野家」で使用するコメは3万トン。うち3000トン強を協力農家から調達。今後1万トンまでに高める。

・農業革命 政策大転換 企業が拓く新天地。
 安倍政権による農業改革の目玉の1つが、
 耕作放棄地をまとめて借り受け、大規模農家に貸し出す「農地中間管理機構」の設置だが企業h誘の先を行く。
 精彩を欠くのが「古い秩序」を代表する農協。JAグループと経団連は「犬猿の仲」。今回はJAが折れる。
 
・農業革命 進む農家の「ケイレツ化」
 高齢化、耕作放棄地・・・様々な課題抱える日本の農業。その裏で企業軸に新たな農業の形が生まれる。
 生産者・政府も改革の動き加速。

 イオン <8267> [終値1345円]イオンアグリ創造 緩やかに連携、取引安定させ、ノウハウも共有。一味違った「ケイレツ」関係。
 
 ローソン <2651> [終値7560円]大地を守る会、ローソンファーム、らでぃっしゅぼうや 農家との緩やかなネットワークの構築。

 カルビー <2229> [終値2578円]1976年からポテトチップスの原料となるジャガイモ栽培で契約農家による栽培開始。年26万トン調達。
 円安で輸入原料を使う同業他社が苦しむ中、影響は限定的。 

 伊藤園 <2593> [終値2241円]01年から耕作放棄地を茶畑に戻す事業開始。農家に対し10年固定で買い取り価格設定。茶葉全量買い取る。

・トヨタ <7203> [終値6370円]小型ハイブリッド車(HV)「アクア」生産一手に手掛ける宮城県大衡村。トヨタ自動車東日本大衡工場。
 すぐ隣で国内首位生産の野菜、「パプリカ」。工場の自家発電から出る排熱活用。「農工連携」。

・農業革命 迫るTPP 農政改革待ったなし。手遅れになる前に、民間活力導入を加速。

・農業革命 競争力強化の道、日本でも。「食の安全」軸に世界で選別進む。
 
・日経平均株価15日、5/22以来半年ぶりに1万5000円台を回復。
 米雇用改善と米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和の長期化観測背景に世界の投資家が運用リスク取る動き広がる。
 外為市場で円相場は約2ヵ月ぶりに1ドル=100円台に下落。株高に弾みつけた。
 日経平均は先週1週間で1079円(7.7%)上昇、チャート上でこう着相場示す「三角持合い」一気に上放れた。
 週間の上げ幅としては1998年7月第1週(1301円)以来、上昇率は2009年12月第1週(10.4%)以来の大きさ。
 東証1部の売買代金は15日2兆8833億円と約4ヵ月ぶりの大商い。背景はFRBによる量的緩和の長期化観測。日本株への強気派増加。

・米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和策第3弾(QE3)の縮小いつ始めるかに金融市場の関心が再び集まっている。
 20日公表のFOMC議事要旨は10/29-30開催分。声明文発表直後市場は「株安・債券安」で反応。
 12月のFOMC時点では年末商戦の帰趨を確認できず、与野党の財政協議の行方も見通ししにくい。
 イエレン氏の発言踏まえる限り「QE3の縮小開始は来年にずれ込むことが確実になった」との判断が市場では優勢。
 1月はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長にとって最後のFOMCで、その次の3月からイエレン氏が取り仕切る。
 「花道」と「デビュー戦」どちらのFOMCか。市場の次の関心テーマ。

・14日発表ユーロ圏7-9月期実質域内総生産(GDP)速報値、前期比0.1%増(年率0.4%増)。市場予測平均(0.2%増)を下回る。
 前向きの要素乏しく幾分失望させる景気回復との評価も。ドイツは0.3%増と底堅さも、フランスは2期ぶりのマイナス。
 イタリアは9期連続のマイナス。スペインは10期ぶりにプラス成長に復帰も輸入減で改善した面。

・発掘実力企業:増収率が高い(8)アルコニックス <3036> [終値2081円]レアアース、レアメタル関連は取扱量国内最大級。
 川上から川下まで手掛ける「総合非鉄企業」目指す。2014年3月期連結売上高前期比1割増1800億円見込む。
 中期経営計画では経常利益16年3月期に50億円にする目標。米運用会社フィディリティグループが10%弱保有。海外投資家の関心高い。
 懸念は増えつつある有利子負債。海外M&A(買収・合併)にはリスクもつきまとう。

・セイコーHD <8050> [終値523円]業績好調。2014年3月期の連結営業利益前期比2.4倍、130億円と10年ぶり水準に回復。
 国内では「グランドセイコー」など高級時計が好調、海外では円安が収益押し上げる。今後は財務体質の改善が焦点。

・主要ゲームソフト会社の4-9月期決算出そろう。
 利益ではスマートフォン(スマホ)向けゲームのガンホー <3765> [終値62600円]コロプラ <3668> [終値2542円]の「2強」際立つ。
 ガンホーは7-9月期営業利益が4-6月期下回り、急激な利益成長にブレーキ。
 4-9月期営業利益の伸び率(前年同期比)最高は23倍のガンホー、2位が3.5倍のコロプラ。

・会社がわかる 特集王子紙 <3861> [終値462円]「脱洋紙」「脱国内」という2つの構造改革に取り組む。
 フィルムや感熱紙など機能材部門の営業利益16%増56億円と伸び、パルプ製造など資源環境ビジネス部門の営業利益大きく伸びる。
 国内の多角化と海外進出を同時に進めているため「長期的に見て成長のポテンシャルは高い」と。

・急ピッチの株高 先物主導が鮮明。短期マネー流入、持続力は見方交錯。日本株がこう着相場を脱してきた。
 米量的金融緩和の長期化観測など材料にヘッジファンドなどの海外短期筋が株価指数先物中心に日本株買い上げた。 
 円相場1ドル=100円台への下落もあり、欧米株に比べて出遅れていた日本株に資金流入。日経平均は上値抵抗線(1万4808円)抜け。
 今後の焦点は長期投資家が本格的な買いに動くかどうか。
 東証1部時価総額上位100銘柄のうち11/15までの1週間の上昇率1位ファーストリテイリング <9983> [終値35600円]16%高。
 KDDI <9433> [終値6200円]13%高、ファナック <6954> [終値16730円]9%高。日経平均(7.7%高)より大きく上昇。

 金融株の上昇も目立つ。第一生命 <8750> [終値1542円]14%高、大和証券グループ本社 <8601> [終値994円]11%高。
 三井住友FG <7316> [終値5080円]9%上昇、2009年1月の株式分割後、初の5000円台乗せ。

 円安の恩恵受けるはずの輸出株盛り上がらず。トヨタ <7203> [終値6370円]3%高、ホンダ <7267> [終値4090円]6%高。

・新興国通貨揺れ動く。背景には米金融緩和巡る思惑。
 株価に上下動と軌を一にするように投資リスクの高い新興国通貨を売っては買うという展開。
 戻り方には強弱も。メキシコペソは10月末から一時2%下げた後堅調に推移。一方インドネシアルピアは10月末から5%近く下落状態。

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価は1万5000円台を値固めする展開か。
 円相場1ドル=100円台への下落で株式には資金流入しやすく、買い安心感強まっている。
 流動性頼みの急ピッチの上昇には警戒感も、戻り待ちの売りこなしながら相場は総じて底固く推移しそう。
 日経平均を東証株価指数(TOPIX)で割ったNY倍率は5月以来の高い水準(12.24倍)に急上昇。値動きの大きくなる展開も予想される。
 5-6月に膨らんでいた信用の買いの手じまい売りや株式譲渡益課税の優遇税率終了にらんだ処分売りによって
 11月下旬から12月初旬ごろまでは需給が緩みやすい状況が続くとの見方も多く。
 今週日銀が金融政策決定会合開く。金融政策は現状維持とみられるが、黒田東彦日銀総裁の21日記者会見は注目。

・Wall Street:今週の米株式相場は高値圏でのもみ合いか。市場では米量敵緩和の長期化期待根強く、下値では買い入りやすい。
 一方これまでの株高で投資指標でみた割高感指摘する声も。ダウ工業株30種平均は1万6000ドル台乗せは十分ありそうも目標達成感も。
 先週のダウは3日連続で最高値更新。週間でも199ドル(1.3%)高と6週連続で上げた。
 景気指標悪くても緩和期待で株価押し上げられる構図も続く。
 今週は重要イベント相次ぐ。20日10月の米小売売上高。政府機関閉鎖の影響に注目。小売りの決算発表も目白押し。
 20日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の10月分議事要旨公表。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派58% (前回比+42)弱気派21%(同-23)中立派21%(同-19)

・ランキング:3月期決算で営業利益の進捗率の高い銘柄

 1位沖縄電力 <9511> [終値3345円]通期進捗率115.7% 年度の後半に費用が発生しやすい。

 2位新光電気 <6967> [終値843円]99.9% 売上高の8割が海外メーカー向け輸出で為替感応度高く。ビッグデータ関連伸びる。 

 3位江崎グリコ <2206> [終値1054円]93.2% 利益は上期に偏重しがち。「ドロリッチ」けん引役、牛乳・乳製品事業大きな伸び。
 今夏猛暑で冷菓も堅調。円安による乳製品などの仕入れ費用増に懸念残る。

 18位川崎汽船 <9107> [終値234円]70.6% バラ積み船好調。コスト削減策も順調。コンテナ船の先行きが予断許さず。

 25位京浜急行 <9006> [終値916円]68.2% マンションの前倒し販売と広告費などの費用が下期にずれる。不振事業のテコ入れ必要。

 
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち17指数が上昇。

上昇1位日本週間騰落率7.7%(12年末比騰落率45.9%)2位アルゼンチン5.3%(95.2%)3位ブラジル2.3%(▲12.3%)6位米国1.3%(21.8%)
下位25位インドネシア▲3.2%(0.4%)24位ギリシャ▲3.0%(24.8%)23位インド▲1.3%(5.0%)22位南アフリカ▲0.7%(16.1%)

(日経ヴェリタス)

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