FRB粛々と緩和継続

2012年1月30日（木）曇り一時雨　傘忘れずに

・トヨタ　<7203> ［終値6136円］6年ぶりに連結営業利益最高へ。2008年3月期（2兆2703億円）上回り、2兆3千億円（前期比約7割増）超へ。
　北米など海外で販売が伸び、想定以上の円安も利益押し上げ。

・上場企業全体では今期経常利益前期比約3割増、最高益だった08年3月期の約9割の水準に達する見通し。自動車けん引。

・理化学研究所など様々な臓器や組織の細胞に成長する新たな万能細胞「STAP（スタップ）細胞」作製することのマウスで成功。
　米ハーバード大との共同研究、成果は英科学誌「ネイチャー」に30日掲載。
　ｉPS細胞よりも簡単な方法で、短時間で効率よく作製できる。再生医療への応用が期待される。　

・国内素材大手、スマートフォン（スマホ）の性能高める先端素材の供給に乗り出す。

　住友化　<4005> ［終値445円］ディスプレー最前面にある保護ガラスの代替材料となる透明樹脂開発。
　端末の軽量化につながり、割れにくくなる。2015年にも製品化する。

　東レ　<3402> ［終値692円］リチウムイオン電池のショート防ぐフィルムで厚み従来品半分の5マイクロメートルにした素材開発。
　電池内スペース広がり、電気を約1割多くためられる。15年度までに約65億円投じて栃木県内の工場の生産能力増強、新素材生産に備える。

・29日の東京市場、日経平均株価急反発。前日比上げ幅は400円超と今年最大。上昇は5営業日ぶり。1万5000円台回復。
　新興国懸念がひとまず後退、日本株への強気な見方が盛り返した。企業業績評価する声、市場に多く、個人投資家の買い全体の需給支える。
　新興国が抱える構造問題も指摘され、マネーの動きには不安定さが残る公算。
　個人投資家17日までの2週間で日本株約4100億円買い越し。海外勢は買いを控えている。

・31日からの春節（旧正月）の期間中に、中国からの訪日観光客が大幅に回復する見込み。
　日本向け査証（ビザ）発給のほぼ半分占める上海日本総領事館で、個人観光ビザ発給が過去最高ペース。

・三井住友FG　<8316> ［終値5095円］2013年4-12月期連結決算最終利益前年同期比28%増、7047億円。
　中核の三井住友銀行が多額の株式売却益計上、証券、リースなど好調な主要グループ会社が収益押し上げ。

・財務省全国財務局長会議、2013年10-12月期の経済情勢報告。堅調な個人消費や、自動車中心とした生産の拡大反映。
　全国の景気判断を「回復しつつある」とし、前回「緩やかに回復しつつある」から4四半期連続で上方修正。
　全国11地域のうち、9地域の基調判断引き上げ、北海道と沖縄は据え置き。

・オバマ大統領28日の一般教書演説で、2期目の最優先課題と位置付ける環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）の妥結に改めて意欲示す。
　日米協議難航の影響などで日程はすでに綱渡り、こう着打開できるめどは立たず。

・ドイツ政府、再生可能エネルギーの普及策見直す。コスト高い発電設備が増え、電気料金大きく値上がり、経済の重荷となる事態防ぐ。

・南アフリカ準備銀行（中央銀行）29日、政策金利5.0%から5.5%へ引き上げると発表。利上げは2008年6月以来約5年半ぶり。
　新興国はインドやトルコも28日に利上げ、下落が目立つ自国通貨防衛する政策対応が広がる。
　
・全日空　<9202> ［終値222円］早期退職の募集。人数は200人。対象は事務系職員、整備士や客室乗務員（CA）など広範な職域で募集。　

・コマツ　<6301> ［終値2080円］米ゼネラル・エレクトリック（GE）と鉱山機械共同開発する合弁会社を米国に設立へ。
　コマツが持つ掘削技術や運行管理など鉱山機械で培ったノウハウと、
　GEの電力やバッテリー技術融合させ、生産性と安全性の両面で高い競争力持つ機種の開発を目指す。

・コマツ　<6301> ［終値2080円］2013年4-12月期連結決算、純利益1153億円と前年同期比27%増。
　日本や中国で油圧ショベルなど一般建機の販売が好調。為替相場の円安が利益下支え。
　売上高3%増、1兆3895億円。営業利益10%増、1656億円。14年3月期通期は純利益前期比8%増、1360億円の従来予想据え置き。

・LIXILグループ　<5938> ［終値2719円］
　29日、ドイツの住宅設備大手グローエ買収を柱とする海外戦略発表。欧州や新興国市場開拓加速する考え示す。

・東京エレク　<8035> ［終値5499円］太陽電池の製造装置事業から撤退。新規技術開発やめ、今後2〜3年間かけて事業縮小。
　今秋に経営統合する予定の米アプライドマテリアルと主力半導体製造装置事業に集中する。　

・伊藤忠商事　<8001> ［終値1288円］オーストラリア・クイーンズランド州から鉄道車両や車両基地の建設、英社などと共同で受注。
　保守管理も含めた受注額は44億豪ドル（約4千億円）。

・信用評価損益率（24日申し込み）マイナス3.84%。前週（マイナス2.66%）からマイナス幅1.18ポイント拡大。悪化は2週連続。

・裁定取引に伴う買い残（24日時点）前週比2017億円減　3兆5213億円。3週連続減少。昨年11/8時点以来の水準。

・4月消費増税引き上げ前に「駆け込み婚」商戦過熱。景気回復も重なり1-3月の結婚式予約は好調。（日経新聞）

・ソフトバンク　<9984> ［終値7819円］子会社の米携帯電話3位スプリント通じて検討している同4位ＴモバイルUS買収に関して、
　米司法省はソフトバンク側に市場競争上の観点から懐疑的な見解伝える。

・国内自動車大手8社、8社合計2013年海外生産6.5%増、1644万3216台と過去最高記録。
　中国販売トヨタ　<7203> ［終値6136円］日産　<7201> ［終値914円］ホンダ　<7267> ［終値4004円］過去最高。
　国内生産は4社減少、国内生産の減少を海外生産で補う形へ。

・トヨタ　<7203> ［終値6136円］ダイハツ工業　<7262> ［終値1734円］日野自　<7205> ［終値1531円］含む
　2013年グループ世界生産台数前年比2.1%増の1011万7274台、海外自動車メーカー含め、世界で初めて1千万台の大台突破。
　販売台数2.4%増の998万台で2年連続世界一。（産経新聞）

・シャープ　<6753> ［終値370円］2014年3月期連結決算営業利益、
　期初予想より約200億円多い1000億円（前期は1462億円の赤字）前後に増加見通し。当期損益は必達目標の黒字化達成。　

・キヤノン　<7751> ［終値3070円］
　2014年12月期連結決算、景気回復やカラー複写機の販売拡大によって売上高前期比3.2%増、3兆8500億円となる見通し。

・CTC　<4739> ［終値4255円］
　ビッグデータ（大量データ）関連の製品ラインアップ鶴城へ。2017年までにビッグデータ事業で数十億円の売り上げ目指す。

・テラ　<2191> ［終値2201円］
　免疫細胞の一種「樹状細胞」応用したがん治療ワクチンで初の薬事承認申請受けた臨床試験（治験）を、すい臓がんで行う方針。
　知見の集積（1300症例以上）進んだため。春メドに動物での前臨床試験始め、年内にも当局への治験申請へ踏み切る。

・三井不　<8801> ［終値3478円］東京・日本橋の新たな再開発計画発表。
　2014年秋に完成する日本橋室町東地区再開発皮切りに、20年目安に9街区で再開発。投資額非公表。
　日本橋を複合的な機能持つ国際都市に育て上げる。金融や医薬など付加価値高い先端産業が集積する基盤形成へ。　

・国内外の非鉄金属、貴金属相場軟調。白金小売価格前日比4円安グラム当たり4978円、4営業日続落。銅先物相場5日続落。（日刊工業新聞）

・無料電話・チャットアプリ「カカオトーク」手掛ける韓国カカオ、株式上場方針。来年5月目標。上場先は韓国新興市場コスダックが有力。

・セガ　<6460> ［終値2535円］オンラインゲームの宣伝でセブン-イレブン・ジャパン　<3382> ［終値4231円］と連携。
　ゲームとリアル（現実）店舗との連動進め、ゲーム利用者への話題喚起につなげたい考え。（日経産業新聞）

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株式分割

大和ハウスリート投資法人　<3263> ［終値876000円］2/28 　1口→2口

積水ハウス・ＳＩ投資法人　<8973> ［終値534000円］3/31 1口→5口

公募・売り出し価格

ヒューリックリート投資法人　<3295> ［終値円］10万8000円

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、急反落。
主要株価指数は1%超える下げで終了。

決算発表したボーイングやヤフーなども大幅下落。
注目の米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果は、先月に続き、量的緩和の縮小策継続を決定。
毎月750億ドルとしたことに続き、更に100億ドル縮小して毎月650億ドルに。

新興国の通貨防衛策で政策金利上げも、新興国資産売りに歯止めをかけるられるかどうかにも懸念も。

欧州株式市場は反落。
米連邦公開市場委員会（FOMC）声明発表控え、追加緩和縮小による新興国への影響が再び懸念高まる。

東京株式市場で日経平均は大幅反発し、高値引け。
何故か2014年は水曜日の日経平均は4連勝でうち3日間が高値引け。
2014年は17営業日で6勝11敗。水曜日以外の上昇は2回。

東証1部騰落数は値上がり1716銘柄、値下がり47銘柄、変わらず12銘柄に。
一昨日の下落と真逆な展開に。

シカゴ225先物の下落幅の半分ぐらいで下げ渋れば、期待繋がるようにも・・・

本日も海外市況の影響もあり「往って来い」のような展開も想定されそうですが、
期待を込めて「STAP細胞」という新たな万能細胞が日本発の研究でバイオ関連が賑わうと、個人投資家も元気になりそうな・・・

海外に影響を受けにくい内需関連で、材料豊富なバイオに望みをつなぎたいところも・・・

テラ　<2191> ［終値2201円］
免疫細胞の一種「樹状細胞」応用したがん治療ワクチンで初の薬事承認申請受けた臨床試験（治験）を、すい臓がんで行う方針。
知見の集積（1300症例以上）進んだため。春メドに動物での前臨床試験始め、年内にも当局への治験申請へ踏み切る。

リプロセル　<4978> ［終値1534円］も刺激受けそうな・・・

無理をしないようにいかないとなりませんね。

どんな大相場にあっても、証券営業の経験から追証を受ける方がいらっしゃいます。
現金担保から株券に替わって信用の建玉がどんどんふくらましていくからですね。

「追証」がかかったら、とりあえず整理することが得策です。
資金をどこからか借りてきて、とりあえず切り抜けたとしても、またいつか同じことが通じるかどうか？
縮小となりますが、まだ市場に残れます。
退場しなければ、いつか「かすり傷」と思える日も来るかもしれませんので・・・

まだまだ追証まではいかないと思いますが、証券営業さんから1人出そうでしたが昨日は助かりましたとの報告があったもので・・・

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