
国債に新規制案浮上
- 2014年05月19日
- 株式投資・経済ニュース全般
2014年5月19日(月)晴れ時々曇り 紫外線強く
・イオン <8267> [終値1192円]食品スーパー事業再編。
マルエツ <8178> [終値335円]カスミ <8196> [終値698円]2015年春までに持ち株会社設立して経営統合。
イオンと丸紅 <8002> [終値686円]が共同出資で設ける新会社が持ち株会社の株式過半持つ方針。品ぞろえや価格の安さで競争力高める。
・野村HD <8604> [終値609円]中国で証券ビジネスに参入。上海大手不動産・金融グループと中国(上海)自由貿易試験区で合弁会社設立。
月内にも富裕層向けに金融商品の提供始める。
・2020年ごろめどに導入する新たな国際金融規制で、自国政府が発行する国債保有する銀行に自己資本積むよう求める案が浮上。
今の規制では自国国債は「リスクなしの安全資産」とみなし、資本積まなくて良かった。新規制論議浮上したのは欧州危機が切っ掛け。
・日米など12ヵ国は貿易や投資の自由化目指す環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)巡る閣僚会合を19、20両日、シンガポールで開く。
日米両国は夏までのTPP大筋合意目標、お互いの関税交渉も再開。知的財産権の保護と国有企業などで着地点見出す交渉が焦点。
・損害保険ジャパン <8630> [終値2649円]9月から時給制で働く事務職約2千人を働きぶりに応じて昇給する月給制に転換し、ボーナスも支給。
日本生命も今月7月、事務の契約社員約7千人にもボーナス(一時金)支給。正社員だけでなく非正規の職員への還元も強める。
・クレディセゾン <8253> [終値1913円]東南アジアで金融事業に参入。今年度中メドにベトナムで割賦事業始める。インドネシアでも開始計画。
・3メガ銀行で国内の銀行業務以外での稼ぎ伸びる。
M&A(買収・合併)で加わった証券会社など、銀行除いたグループ企業の利益は2014年3月期に過去最高の合計5342億円となり、
海外収益の比率も3〜4割に上昇。
・南シナ海の領有問題巡り、中国がベトナムへの圧力強めている。
中国政府18日、両国の一部の交流計画停止と発表。反中デモなどの動向みて、対抗措置を拡大する可能性にも言及。
・中国国家統計局18日、主要70都市の4月の住宅価格動向、江蘇省無錫など8都市の新築住宅価格が3月比下落。下落した都市数3月(4都市)から増加。
前年同月比では浙江省温州が下落。上海や北京など上昇した都市でも上昇幅は急速に鈍っている。
・三菱地所 <8802> [終値2458円]
2014〜16年度の海外の不動産投資額を11〜13年度の約3倍の2400億円に増やす。積極的な投資で海外の成長市場取り込む。
・三菱重工 <7011> [終値568円]川崎重工 <7012> [終値371円]富士重工 <7270> [終値2794円]など
共同で航空機の生産手順の共通化や人材育成に乗り出す。2〜3年後メドに生産手順の標準作り、技能の認定制度設ける。
・リスクモンスター <3768> [終値542円]日本企業向けに5月中、中国企業に関する信用調査サービス始める。
・マックハウス <7603> [終値902円]
プライベートブランド(PB=自主企画)商品中心に販売する専門店展開。同社のPB商品への認知度高める狙い。(18日 日経新聞)
・国内自動車8社共同で、環境負荷が少ない自動車用エンジンの基礎研究に乗り出す。欧州勢に対抗。
ディーゼルエンジンの二酸化炭素排出量を2020年までに10年比3割減らす技術など開発、成果は各社ガソリン車含めて実用化へ。
・東電 <9501> [終値387円]の火力発電分野の提携先に中部電力 <9502> [終値1146円]と大阪ガス <9532> [終値382円]名乗り。
・自民党、日本の金融市場の競争力強化促す。株式や金融商品、穀物をまとめて取引できる総合取引所を早期に実現。
東京商品取引所の日本取引所グループ(JPX)<8697> [終値2146円]への夏までの合流求め、
調整がつかなければ秋の臨時国会で議員立法提出、創設急ぐ。
・三井化学 <4183> [終値246円]3D(3次元)データに基づいて作る入れ歯を数年後に開発、その後目や口、耳に使う製品の素材などの開発進める。
健康医療分野の売上高2020年に現在比7割多い2千億円に引き上げることが目標。(18日 日経新聞)
・国土交通省、羽田、成田空港発着枠2020年に14年度末の計75万回から約1割増の約83万回、30年代メドに最大110万回の5割増へ。
人やモノが集まるアジアのハブ空港目指す。
・インド下院(定数545)総選挙16日開票。最大野党インド人民党(BJP)が過半数議席獲得し、勝利。10年ぶりの政権交代。
西部グジャラート州首相ナレンドラ・モディ氏(63)が21日にも新首相に就任確実。
・総務省16日、2013年の家計調査の「貯蓄・負債編」によると、1世帯が持つ貯金や株式などの金融資産額の平均値12年比4.9%増の1739万円。
02年以降最高。これまでは05年の1728万円、8年ぶりに更新。1世界あたりの負債額は499万円で12年比6.4%増。
・タブレット(多機能端末)市場変調。2014年1-3月期の伸びの鈍化鮮明に。販売の中心だった先進国市場の成熟化が背景。新興国開拓が急務。
・4月の米住宅着工件数、107万2000戸、前月改定値比13.2%増。
市場予測平均(約97万5000戸)を大幅に上回り、3ヵ月連続の増加。前年同月比26.4%増。
・4月の欧州主要18ヵ国新車販売台数前年同月比4%増 105万3千台。前年実績比プラスは8ヵ月連続。
・しまむら <8227> [終値9930円]中国出店、2014年度に前年度の3倍、6店舗を出し、3年後めどに30店舗まで増やす。
・アダストリアHD <2685> [終値2316円]中国出店、前年比約2倍の37店開業。中間層が増える中国で事業拡大へ。
・日本マクドナルド <2702> [終値2873円]パティ(肉)4枚挟んだ「メガマック」(419円)19〜26日に期間限定で発売。
アボガド使ったバーガーの人気高く、店舗によっては在庫切れ。メガマックを約1年4ヵ月ぶり緊急登板。
・ウェザーニューズ <4825> [終値2610円]自前で打ち上げた超小型衛星に不具合起こり、北極海の観測できなくなったと発表。
カメラや衛星の施政把握するセンサー故障。2015年夏に約3億〜5億円かけて代わりの衛星打ち上げる。
・個人の投資心理一段と冷え込む。16日株式市場では、年初来安値更新した東証1部銘柄数が今年2番目(197)の多さ。4/11の372に次ぐ水準。
内需の小型株が大半占め、個人の見切り売りや処分売り目立つ。個人の売買シェアが高い新興株2市場の株価指数も大きく下落。
株式相場全体の先高感が乏しいうえ、物色の柱も見つかりにくいことが個人遠ざけている。
日経ジャスダック平均株価は年初来安値更新、東証マザーズ指数は安値接近。両指数とも1月に高値付け調整期間は4ヶ月になる。
下落率はマザーズ指数で3割超える。
・日銀 <8301> [終値50800円]16日、株価指数連動型上場投資信託(ETF)119億円買い入れ。
年間1兆円のペースで買い入れる方針で、年初から合計買入れ額は4095億円。 (17日 日経新聞)
・日本の2012年のエネルギー自給率が6.0%と東日本大震災前(10年)の3分の1未満に落ち込む。原子力の利用が年々減少しているため。
・国内外に広がる豚流行性下痢(PED)が食卓直撃ししそう。
ハム・食肉大手、原材料価格の高騰理由に7月からハム、ソーセージなどの値上げ踏み切る方針。スーパーなど小売りも値上げ慎重に検討。
・ウクライナで25日、大統領選行われる。
東部ドネツク、ルガンスク両州では先に「住民投票」と「独立宣言」を主導した過激親露勢力が選挙阻止する構え。(19日 産経新聞)
・「セル・イン・メイ(5月に売れ)」という言葉が、東京株式市場に暗い影落としている。
米国相場の格言だが、日本での昨年5/23に日経平均株価が1148円安という歴史的な急落、相場の転換点となった。
今月に入って海外投資家も売り越しに転じている。史上最高値更新していた米国の株価も下落基調、関係者の警戒感は高まる。
東京市場でも存在感増す欧米のヘッジファンド。
5月にはその決算が集中するとされ、未決済のまま抱えた株の一部を売り、利益確定する動き出やすいと。
東京市場にはもう一つ、関係者が警戒する格言がある。今年の午年は「午尻下がり」。十二支の中で最も下落率が高い。(18日 産経新聞)
・成田空港拠点とする格安航空会社(LCC)バニラエア16日、機長不足により、6月運航便数約2割154便欠航。
・今春卒業した大学生の就職率(4/1現在)前年同期比0.5ポイント増の94.4%。3年連続上昇も2008年リーマン・ショック前の水準には届かず。
約2万2千人が内定得られず。
高校生の就職率(3月末現在)前年同期比0.8ポイント増96.6%(男子97.5% 女子95.1%)4年連続上昇。バブル期(96.9%)に匹敵。(17日産経新聞)
・ツワモノ投資家 個人で億単位 その流儀
株で負けないために何をすべきか。多額の資産を築いた投資家の話に耳を傾けてみた。
成功者たちの運用パターン
流儀1:銘柄に惚れる。
「魅力のある事業に機動的に資金を振り分けられる。それが株投資の魅力」株水兵さん(金融資産4.7億円 投資歴23年)。
成長株の選別は自己資本利益率(ROE)、総資産利益率(ROA)に着目。
配当利回り2%以上の企業に注目。
大事なのは持続的に成長できるのか、ビジネスモデルや社長の人柄を見て判断。
惚れ込んだ銘柄の一つは日本管理センター <3276> [終値1119円]ROE約30%、10期以上増収続ける。
全国の工務店や建設会社と提携関係にあり、強固な営業網築いている。「相続対策の面でもアパート経営の需要増える」と将来性にも期待。
「しっかりした根拠で自信を持つ。最後は度胸で投資する」資産「65倍」男今亀庵さん(資産13億円 投資歴5年)。
5年後の業績を予想して、割安かを判断。
「これは」と思う銘柄に集中投資。
勝負する時は信用取引も活用。
現在取得しているのがウェブクルー <8767> [終値640円]フィスコ <3807> [終値1127円]
流儀2:流れを見極める。
2006年から13年までの間、わずか4ヶ月しか損を出さず。「1日数十回取引して、勝率は6〜7割」テスタさん(資産5億円 投資歴9年)。
常に意識するのが「勝つのではなく、負けない取引。」
欲張らず、コツコツと利益を積み上げる。
日々、自分の取引を振り返り、改善余地探る。
同じ投資家の心理を先読みすることが投資収益につながる。
流儀3:相場のクセで勝負。
「波はやってくる、バブルを恐れるな」夕凪さん(資産1億円 投資歴15年)。
「女性」「子供」「オタク」向け株主優待を狙う。
TOB(公開市場買い付け)、東証1部指定買え等イベント狙う。
「破綻しない不祥事」は好機の可能性。
1月最初の営業日に寄り付き買いで3月の権利落ち前に売る。04年から13年の10年間でスターバックス <2712> [終値1079円]
モスフード <8153> [終値1998円]アトム <7412> [終値521円]などの株価は「10勝0敗」
リーガル <7938> [終値306円]王将フード <9936> [終値3695円]もほぼ負けなし。
イベント投資を「だろう投資」と名付けるJACKさん(資産2.5億円 投資歴20年以上)。
増配・自社株買いを続ける企業のクセを見抜く。
有望な子会社を持つ企業を先回り買い。
創業50周年、100周年などの節目を狙う。
オートバックス <9832> [終値1621円]明光ネットワーク <4668> [終値1125円]「今年も自社株を買うのだろう」「今年も増配するだろう」
従業員持株会が大株主に名を連ねる企業は「20日や25日など決まった日に買い付けが入りやすい」
リコー <7752> [終値1143円]三越伊勢丹HD <3099> [終値1294円]など。
創業50周年、100周年といった節目の企業も、増配や株主優待の新設に踏み切るケースが多く、株価上昇のきっかけになる。
最近注目は、今年10月に上場する見通しのリクルートの株主、図書印刷 <7913> [終値432円]、
LINE上場すると見て韓国NAVERなどに買い入れる。
番外編:個別株のリスク避け、行きついた負けない手法。
「キャッシュで持つのも投資の一環」玉川陽介さん(資産5億円 投資歴17年)。
優先出資証券・劣後債、10%を大きく上回る利回りに注目。米国に上場するハイイールド債や優先出資証券の上場投資信託(ETF)に投資。
例えば、中国バブル崩壊など引き金に株価が半分になるような大暴落が起これば、個別株を拾いたい。
「株式オプションプレミアムの変動狙う」DEさん(資産2億円 投資歴7年)。
自作のソフト使い、プレミアムの動き予想。現物株に比べ規則性が見出しやすく、経験的に高い勝率得られる。
・ツワモノ投資家 「日本一の個人投資家」竹田和平氏。
37社の個人大株主(上位10位)として名を連ね、100億円超の運用資産もつ。
『80年周期説』は妙の当る。20年ごとの春夏秋冬繰り返し、冬の最後に破綻が訪れて世の中が大きく変わるという考え方。
今から80年前の1934年は満州事変後の好景気で3年で底値の3倍に。来年には日経平均株価は底値の3倍の2万1000円まで上がると見る。
「80年周期説だと今は冬季。最後破綻する。前回の破綻は戦争に負けた1945年で、Xデーは日米開戦した41年。
それを今回に当てはめるとXデーが2021年、実際の破綻が25年になる。」
「今は時代の大変化読んで投資。『超長期投資』と名付けた。
株式の価値の根源は配当、配当利回りなど見て割安な株を買うのは一緒も、投資先はグローバル企業にしている。すでに75%は入れ替え」
「今保有している中小型株もチャンスがあれば売却して大型株にシフトしていく。無配株など配当利回りの悪いものから入れ替え」
・外国為替市場でユーロ安基調が強まる。15日には円とドルに対して、ともに2月下旬以来2ヵ月半ぶりのユーロ安水準。
欧州中央銀行(ECB)が6/5の理事会で追加金融緩和実施するとの観測高まっているため。マーケットは「今度こそは」との見方に収束しつつある。
市場の関心は緩和策のメニューに移る。有力なのは既に過去最低の0.25%になっている政策金利の引き上げ。
民間金融機関にECBに預ける資金につく金利(現在はゼロ%)をマイナスにすることや、
資産担保証券(ABS)やカバードボンドと呼ばれる債券の資産購入といった、非伝統的な緩和策への思惑も広がる。
・ウクライナ25日、大統領選実施。親欧米派の候補が当選するのがほぼ確実。混乱なければ株価の支援材料に。
金融・証券市場の関心は、ロシアが大統領選の実施や結果を認めるかどうか。ロシアが選挙を全面的に認めるとの見方は少ない。
・今週は4月の小売り関連の統計が相次ぎ発表。消費増税の反動減がどの程度に数字となって現れるかが焦点。
今のところ「反動減は想定の範囲内」との見方が関係者の間で広がる。中長期にわたって影響が出る可能性指摘する声も。
・ソニー <6758> [終値1646円]赤字縮小の「矛盾」。「構造改革しながら販売2ケタ増計画」市場の不信感募る。
・日立 <6501> [終値691円]2014年3月期連結決算、営業利益前期比26%増の5328億円で23年ぶりに最高益更新。15年3月期も前期比5%増5600億円。
2年連続で最高益見通しも株価低迷、16日には年初来安値の683円つけた。
12日終値から16日終値まで5.5%下落。同期間の日経平均株価0.4%で落を大きく上回る。新たに「成長」という課題突きつけられている形に。
・会社がわかる 特集小田急 <9007> [終値879円]訪日外国人客も使うおらが町の鉄道。
「観光立国」政策と円安追い風に、箱根への足を持つ小田急快走。
箱根観光の目玉の一つが、芦ノ湖遊覧する「海賊船」。平日の乗客の半分がタイ、マレーシアなど東南アジアからの団体観光客。
総延長120KMの沿線に60近い大学のキャンパス密集。大学入学で上京して沿線に住み、そのまま定着する人も多く、沿線人口は増え続けている。
高齢社会を見据え、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を世田谷区に14年11月、15年1月に相次ぎ開業。
15年1月には介護付き有料老人ホーム開設、初めて老人ホームを手掛ける。共働き世代のためには保育所開設。
複々線化でスピード早くなり、急行の所要時間向ヶ丘遊園-新宿間で着工前の33分から21分に短縮。混雑緩和され利便性も高まる。
複々線化に合わせ、地上にあった駅を地下にしたため、地上の駅と線路の跡地まるまる再開発できる。
新宿駅の再開発も話題。20年以降に一帯を再開発する計画で実現すれば、利益貢献は大きい。
「株高は永遠の謎」指標は割高でも個人に人気。
・日経平均株価軟調。米国では景気が回復局面にあるのに長期金利が低下、為替の円高・ドル安招き、日本株の上値抑える要因に。
米景気の回復ペースが想定より鈍いことを米金利示しているとの声も。
東証株価指数(TOPIX)主要100社について2日から16日までの騰落率、
13%下落の日揮 <1963> [終値2916円]はじめ日立 <6501> [終値691円]富士重工 <7270> [終値2494円]など海外で稼ぐ株の下落が目立った。
米国株本格上昇には4-6月期の米経済指標などで 米景気の強さを再確認する必要があるとの声も。
いずれにしても米長期金利の読みにくさは市場関係者泣かせとして知られる。
日本株上昇の手掛かりになると見られているのが、6月発表の政府の成長戦略。
「法人減税や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革巡る具体的な話が出てくれば、海外投資家の関心が戻る可能性がある」と見る。
5月は相場のこう着が続くと見る市場関係者が多い。
・OUT Look:今週の株式相場、日経平均株価は上値の重い展開に。
3月期決算の発表一巡。ウクライナ情勢や中国とベトナムの関係など海外情勢が不安定になるなかで、リスク資産の株には資金はむきにくい。
日経平均は1万4000円台前半でのもみ合い予想。
週内で注目材料は日銀20〜21日開く金融政策決定会合。黒田東彦総裁が金融緩和を匂わすような発言すれば、株式市場で好感される場面も。
「欧米投資家が日本含むアジア株全体の持ち高減らす動き」との声も。「中国株に引きづられて日本株が売られる場面増えている」と。
日経平均は昨年末比13%下落。ダウ工業株30種平均やドイツDAXは昨年末と程同水準。
東証1部全銘柄平均PER(株価収益率)は14倍台前半に低下。昨年12月に信用取引で買い上がった個人投資家の持ち高は半年の期日迎える。
・Wall Street:今週の米株式相場はもみ合いか。
米主要企業の決算発表がほぼ終わり、投資家の関心は企業発の個別材料から米経済の動向へと移りつつある。
住宅市場が回復の力強さを取り戻していると確認できるかどうか。
ダウ工業株30種平均は先週、週間ベースで3週ぶりに下落し、前週比92ドル(0.6%)安で終えた。
過熱感が強まっているわけではないが、新規材料に乏しい展開だった。
今週は22日に4月の中古住宅販売、23日に同新築一戸建て住宅販売発表。
中古販売では前月比2%増の予想。新築販売は同2ケタ増が見込まれている。
21日に公表される4/29〜30日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容も注目。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派44% (前回比-2)弱気派35%(同+4)中立派21%(同-2)
・ランキング:2015年今期営業益、会社予想比、アナリストが強気の予想出している会社ランキング
1位スクウェア・エニックス <9684> [終値1547円]強気度合い179.78% 会社予想50億円、2位コナミ <9766> [終値2278円]162.38% 120億円
ゲーム会社の多くは会社計画では年度末に投入する人気ソフトの売上げを現時点では計上せず。
3位ジャパンディスプレイ <6740> [終値518円]47.15% 400億円
5位JXHD <5020> [終値514円]40.87% 1450億円 石油製品の採算改善。収益上振れも。
9位大日本スクリーン <7735> [終値420円]28.70% 100億円 スマートフォン(スマホ)向けパネル装置好調。
10位日野自 <7205> [終値1238円]27.73% 900億円 国内販売計画「保守的」の声。
15位日本ゼオン <4205> [終値886円]23.13% 250億円 中小型向けフィルム上振れ期待。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち15指数が上昇。
上昇1位インド週間騰落率4.9%(13年末比騰落率13.9%)2位香港3.9%(▲2.5%)3位韓国2.9%(0.1%)4位インドネシア2.7%(17.7%)
下位25位ギリシャ▲8.7%(▲6.4%)24位ベトナム▲2.4%(4.9%)23位トルコ▲0.7%(10.5%)22位日本▲0.7%(▲13.5%)21位米国0.6%(▲0.5%)
2013年末比騰落利率 1位アルゼンチン27.6% 2位インドネシア17.7% 3位フィリピン15.8% 4位インド13.9% 5位トルコ10.6%
最下位日本▲13.5% 24位ロシア▲12.5% 23位ギリシャ▲6.4% 22位上海▲4.2% 21位香港▲2.5% 20位米国▲0.5%
・葬儀とお墓の経済学。
ともに価格体系が複雑で、適正相場がわかりにくかった。新規参入業者の台頭などで変化の兆し。
葬儀費用平均188万900円。ピーク03年(236万6000円)と2割少なく。新規参入は自由。葬儀業事業所数は14年3月末2023。11年比2割増加。
イオン <8267> [終値1192円]2009年9月に葬儀事業に参入。規模などに応じて20万〜70万円の定額プラン複数用意。
ヤフー <4689> [終値423円]葬儀ポータルサイト運営鎌倉新書(東京・中央)と組み、ウェブサイト「ヤフーの葬儀手配」立ち上げ。
全国約160の葬儀社と提携、葬儀一式からお布施、参列者にふるまう飲食代など葬式にまつわる費用総額をオンラインで正確に見積もりできる。
お墓の選び方も変化。
大徳院両国陵苑(東京・墨田)近代的なビルの2階、機械式納骨堂。
ニチリョク <7578> [終値210円]が2013年1月に販売代行。累計4000件、100万円切る価格設定も人気。
最近話題は「樹林葬」。木が成長して、墓石代わりになる。
都立小平霊園が骨壺共同埋葬する「樹林墓地」の募集12年から開始。13年1600の枠に対し、1万5833もの応募。(日経ヴェリタス)
・大手住宅メーカー各社、リフォーム向けの人員増員。過去に供給した住宅のリフォーム需要を取り込む狙い。
調査会社富士経済(東京・中央)、リフォームの国内市場規模は16年度に12年度比9.9%増の8兆5586億円となる見込み。
リフォームは国内市場で成長が期待できる数少ないフロンティアとなる。
三井ホーム <1868> [終値456円]専門に手掛けるアドバイザー、14年度に13年度比38%増の250人に増やす。
パナホーム <1924> [終値719円]首都圏エリアに同2.4倍の87人。
ミサワホーム <1722> [終値1148円]リフォームの営業担当者を16年度までに同38.3%増の1360人へ。
・フジテック <6406> [終値1046円]日本含む東アジアでエレベーターの生産能力増強に伴う工場再編進める。
中国では現地向け標準型エレベーターの生産能力高め低コスト生産のための部材供給体制強化。
韓国では高級機のグローバル拠点として開発・生産体制整え、日本からの生産移管も視野に入れる。2015年設備投資約70億円計画。
・菱電商事 <8084> [終値682円]海外事業拡大のため、2015年度末までに東南アジア中心に海外拠点現行の15ヵ所から20ヵ所程度まで増やす。
6月初旬に米国に3ヵ所目の事業所開設。製品の供給体制やサポート強化、ソリューション提案力向上させる。
・信越化 <4063> [終値5995円]収益源である米国塩化ビニール樹脂事業の基礎固め進める。
1000億円規模の投資で生産設備建設、2017年にもシェールガス原料に生産。(日刊工業新聞)
・経済産業省、産業用ロボットの世界市場は2011年に約85億ドルに達し、直近5年間で60%成長。
産業用ロボットの耐用年数は10年強、多数のロボットを抱える日本国内工場では更新や機能向上といった需要が伸び始めている。
ファナック <6954> [終値16940円]今春、安全性確保することで人と並んで動かせる機種開発。高感度センサーが人との接触検知し動き止める。
セイコーエプソン <6724> [終値3150円]アームを2本搭載、作業性やスペース効率高められる「双腕型」に力入れる。
・NTTドコモ <9437> [終値1652円]「バックエンド」(顧客管理システム)大胆投資500億円。サービス多様化、新たな競争軸に。
・サイバーダイン <7779> [終値6110円]国際医療産業拠点づくりで川崎市と月内にも包括協定締結へ。
国家戦略特区に指定されている同市は今後、ロボットスーツを使った治療を目的に訪れる外国人の「医療ビザ」が不要になるなどの可能性も。
・富士通フロンテック <6945> [終値1061円]中国とアジア市場向けに、従来より価格4割程度のさえたPOS(販売時情報管理)システム展開。
利幅小さくなるが、市場拡大が著しい同地域でまず一定のシェア確保する狙い。世界共通の品ぞろえ戦略転換。(日経産業新聞)
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TOB(公開市場買い付け)
日本瓦斯 <8174> [終値1669円]買い手自社 価格 1510円 期間 5/19〜6/17
新規公開株
コード 市場 銘柄 幹事証券 公募価格 発行株数 単位株
5/22 <3297> JQS 東武住販 東洋 1250円 410,000株 100株
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(今日の一言)
週末のNY株式市場は引けにかけて戻して小反発。
4月の住宅着工件数(前月比13.2%増、年率107万戸)や許可件数(8%増、108万戸)と相場下支えと。
半導体製造装置大手アプライド・マテリアルは2-4月期決算発表で急伸。
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約57億株、5月平均約61億株を下回る。
週間ではダウ工業株30種平均は0.6%安、5週ぶりの反落、ナスダック指数は0.5%高、2週ぶり反発、S&P500種は0.03%安、2週続落で終了。
欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
英国とフランスの主要株価指数は反発も独DAXは3営業日続落。
景気に左右されにくいディフェンシブ関連が買われる。
イングランド銀行が住宅ローン融資に関するルールを厳しくするとの観測で住宅関連が下落。
前日下落したイタリヤやポルトガルの株価指数は反発。
東京株式市場で日経平均は大幅続落。
5/7の大陰線の後の反発も往って来いのような展開も終値では辛うじて、安値を割り込まず。
外国為替市場での円高進行も嫌気されたところも。
東証1部出来高は20億4189万株、売買代金は1兆8903億円で終了。
騰落数は値上がり159銘柄、値下がり1602銘柄、変わらず46銘柄に。
週間ベースで日経平均株価は0.7%安、TOPIXは0.6%安、ともに2週続落。
マザーズ指数は3.6%安、4週続落(累計10.0%下落)、日経ジャスダック平均は2.2%安、2週続落、東証2部は1.6%安、2週続落で終了。
今週は20-21日に日銀金融政策決定会合があります。
イベント通過での「売り物」要注意も、毎回毎回の事で今回は異なるようにも思えるのですが・・・
大手住宅メーカー各社、リフォーム向けの人員増員。過去に供給した住宅のリフォーム需要を取り込む狙い。
調査会社富士経済(東京・中央)、リフォームの国内市場規模は16年度に12年度比9.9%増の8兆5586億円となる見込み。
リフォームは国内市場で成長が期待できる数少ないフロンティアとなる。
インテリックス <8940> [終値824円]首都圏中心に中古マンション再生販売。住宅会社からの依頼も。
ウェザーニューズ <4825> [終値2610円]自前で打ち上げた超小型衛星に不具合起こり、北極海の観測できなくなったと発表。
カメラや衛星の施政把握するセンサー故障。2015年夏に約3億〜5億円かけて代わりの衛星打ち上げる。
インスペック <6656> [終値911円]材料は顕在化していませんが、買いの手が現れます。何かうねりが感じられます。
中国、台湾市場での開拓の成果が出るような・・・?
UBIC <2158> [終値416円]決算発表で前期(14年3月期)赤字転落も今期(15年3月期)は黒字予想。
人工知能(AI)使いビッグデータ処理ソフト販売などこれからが注目材料となってくるところも・・・!?。
エスクロールAJ <6093> [終値4430円]不動産のネット取引解禁となれば要注目と。
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