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年金情報流出の影響広がる

2015年6月6日(土)曇り一時雨

・厚生労働省、2014年の人口動態統計、1人の女性が生涯に何人の子供を生むのか推計した合計特殊出生率は1.42。
 9年ぶりに低下。女性が第1子を生む平均年齢は30.6歳となり、晩婚・晩産が一段と進んだ。

・ウクライナ・ポロシェンコ大統領5日、首都キエフ大統領府で会見。
 親ロシア派武装勢力が実効支配する同国東部にロシアの武器や兵員が流入し続けていると指摘。
 「ロシアが2月のミンスク(停戦)合意に違反し、戦火が止まっていない」と主張。
 対ロ制裁継続し、ロシアに圧力掛けるよう日米欧に訴えた。

・安倍晋三首相、2016年の日本での羊国首脳会議(サミット)を三重県で開き「伊勢志摩サミット」にすると発表。

・東芝 <6502> [終値449.7円]不適切会計問題で第三者委員会の調査と並行して進めてきた社内調査ほぼ終了。
 現時点で重大な疑惑は新たに見つかっていないもよう。
 第三者委は、インフラ関連や半導体など4分野で指摘された会計処理の妥当性を集中的に調べる。
 今後は意図的な粉飾や組織的な関与の有無が焦点に。

・米労働省5日発表、2015年5月の雇用統計(速報値)非農業部門雇用者数、前月比28万人増。
 20万人超えるのは2ヵ月連続、市場予測平均(22万人程度)上回る。
 5月の失業率は5.5%と前月比0.1ポイント上昇。
 3月の雇用者数従来の8万5千人から11万9千人に上方修正、4月は22万3千人から22万1千人にやや減った。
 (日経新聞一面)

・年金情報流出の影響が広がる。
 甘利明経済財政・再生相が社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度と
 年金情報結びつける時期の見直しに言及。政権の目玉政策にも飛び火。

・外国人株主の存在感高まる。
 2014年度末時点で、日経平均株価構成する225社の6割強の企業で外国人の持ち株比率が上昇。
 全体では35.3%と半年前より0.3ポイント上昇、過去最高の水準。
 好業績と株主還元の増加を背景に海外マネーが株価を支える構図鮮明に。
 
 ソニー <6758> [終値3733.5円]外国人比率56.6%と半年間で4ポイント増。過去最高に。
 トヨタ <7203> [終値8470円]31.1%と半年前比0.1ポイント上昇。
 OKI <6703> [終値266円]26.4%と半年前比7.8ポイント上昇。

・企業も海外マネー取り込もうと躍起に。
 
 明治HD <2269> [終値14040円]7月に初めて海外で投資家向け広報(IR)実施。
 オムロン <6645> [終値5780円]アジアで投資家層広げる取り組み進める。
 ユーグレナ <2931> [終値1838円]従来に米英などに加え、スイスとイタリアの投資家を訪問する予定。

 外国人が重視する自己資本利益率(ROE)の向上を経営目標に掲げるなど知恵絞る。
 大成建 <1801> [終値694円]18年3月期までの中期経営計画で初めて「ROE8%以上」という目標掲げる。
 日立 <6501> [終値835.0円]三菱重工 <7011> [終値797.5円]などもROE10%以上を目標に掲げる。

・麻生太郎副総理・財務相5日、北京市内で中国の張高麗・政治局常務委員(筆頭副首相)らと相次ぎ会談。
 両氏日中関係が改善に向かっているとの見方共有、戦略的互換関係深める考え確認。
 麻生氏アジアでのインフラ整備に向けて今後5年間で1100億ドル(約13兆6000億円)投資する新しい計画説明。

・内閣府5日、4月の景気動向指数速報値、景気の現状示す一致指数が111.1と前月比1.9ポイント上昇。
 3ヵ月ぶりに改善。消費税増税直後で消費落ち込んだ昨年4月の反動、販売関連指標大幅に伸びた。
 先行指数は1.2ポイント上昇、107.2と、2ヵ月連続で上昇。
 新規求人数や在庫関連の指標が改善、株価上昇も寄与。

・三大都市圏中心に地価の上昇続いている。
 国土交通省5日発表、4月時点の地価動向報告(100地区)、1月時点比84地区で地価上昇。
 16地区横ばい、下落なし。1月の調査でも同じ100地区のうち84地区が値上がり。

・米国の政府機関狙い、外国政府が関与したと見られるサイバー攻撃が相次ぐ。
 4日に米連邦政府職員の最大400万人分の個人情報流出した恐れのあるサイバー攻撃が発覚、米政府は中国関与と。

・石油輸出国機構(OPEC)の5日の総会で生産目標の据え置き決める。
 加盟国は現在、シェア拡大のため目標上回る原油供給しており、総会はこれを黙認。
 今後はイランの市場復帰の可能性や、増産を続けるロシアなど非加盟国の動向が波乱要因となりかねず。
 原油市場では当面の供給過剰が解消する見通し立たず、相場の上値が重くなっている。

・ギリシャ交渉大詰め。交渉の期限が6月末に迫る中、
 支援の引き換えに構造改革迫る欧州連合(EU)は財政健全化の目標を一部緩めることを認めるなど妥協案提示。
 ギリシャは今月、期限迎える国際通貨基金(IMF)向け債務を一本化して月末の一括返済に切り替えた。

・塩野義 <4507> [終値4395円]大阪府摂津市に製薬工場建設。約26億円投じ、2016年度メドに稼働。
 主力の抗うつ剤「サインバルタ」などの生産能力20億錠に倍増させる。 

・エムスリー <2413> [終値2348円]医師が遺伝子検査を利用しやすくなるように専門サイト設ける。
 専門サイトで情報提供、技術普及させる考え。月内にも5社の10検査掲載、申し込めるようにする。

・あすか薬 <4514> [終値1239円]
 2016年メドに不妊治療に使われるプロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれる女性ホルモンの製造に参入。

・大和ハウス <1925> [終値2984.0円]ベネッセコーポ <9783> [終値3280円]教室付き住宅事業で提携。
 大和ハウスが建てる住宅の一角にベネッセの子供向け英会話教室設置、家主が賃料収入得られる仕組み導入。
 生徒の需要見込める首都圏で、まず年60棟の受注目指す。異業種と提携、新たな需要掘り起こす。

・不動産投資信託(REIT)市場で、物件の「高値掴み」に対する警戒感が強まってきた。
 物件取得に向けて増資発表した後に大きく下げる銘柄が目立つ。
 5日の東証REIT指数は4日続落。昨年末比4%安い水準に沈む。 

・東証2部株価指数続伸、前日比6.74ポイント(0.14%)高い4969.77と2006年5月以来、約9年ぶりの高値付けた。
 週間では70.95ポイント(1.44%)高く、5週連続の上昇となった。

・の本株の値動き、5日まで19日連続で日経平均株価の変動率(当日終値と前日終値の比較)が1%以下となった。
 2005年の29日連続以来、10年ぶりの長さ。投資家の強弱感が対立している状態示す。
 海外情勢への不安から足元で強まる様子見姿勢も一因。

・政府五日の観光立国推進閣僚会議、訪日外国人を2000万人に増やすための新たな行動計画まとめた。
 2000万人達成する年に訪日客の消費額を4兆円に倍増させ、全国40万人の雇用創出目指す方針盛り込む。
 (日経新聞)

・箱根山「噴火警戒レベル2」6日で1ヵ月。
 火山性地震の回数減り、蒸気の噴出弱まるなど、活動定価の兆しも見られる。気象庁慎重に見極める方針。

・大日本住友製薬 <4506> [終値1344円]理化学研究所系ベンチャーヘリオス(6/16IPO)の合弁会社、
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)由来の網膜細胞つくる製造拠点を神戸市内に開設する。今年度中にも着工。
 (産経新聞)

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自己株処分

東京製綱 <5981> [終値225円]1522万株 

株式分割

ブロンコビリー <3091> [終値5090円]6/30  1株→2株

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(今日の一言)

週末の海外NY株式市場は、反落。
注目の高い米5月の雇用統計、非農業部門の雇用者数前月比28万人増加。
市場予測平均(22万5千人)を上回る。
失業者率5.5%、前月比0.1ポイント上昇。市場予測平均(5.4%)となり景気の底堅さ示す一方、
米利上げが9月にも行われるかもしれないとの観測が重しに。

アップル(-0.55%)グーグル(-0.63%)ヤフー(-0.16%)フェイスブック(+0.11%)アリババ(+0.13%)
ネットフリックス(+1.24%)アマゾン・ドット・コム(-0.89%)バイオジェン(+0.92%)
ラッセル2000(+0.78%)HTG(ハイイールドファンド)(-0.30%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(+1.16%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)

3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約62億株、過去5日平均約63億株をやや下回る。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国が現状の生産目標据え置きで合意、増産懸念の下げを打ち消したところ。
好調な米雇用統計でドルが上昇、相場は一時下落も、取引終盤にかけて上昇した。
北海ブレンド先物は63.31ドルで清算。週間では3.6%下落。米原油先物は59.13ドル。週間で2%の下落で終了。

欧州株式市場の主要3指数は下落。
ギリシャが国際通貨基金(IMF)への債務返済先送りしたことで市場心理悪化と。
ギリシャの主要株価指数は4.96%下落。イタリアも2.10%下落で終了。

東京株式市場で日経平均は反落。
下げ幅一時120円超となったものの、後場は日銀の上場投資信託(ETF)買いへの期待もあり下げ渋る。
金融株が総じて安かった。
東証1部出来高は23億3232万株、売買代金は2兆4544億円。
騰落数は値上がり773銘柄、値下がり954銘柄、変わらず158銘柄に。

週間ベースで日経平均株価は0.5%安、4週ぶりの下落、TOPIXは0.4%安、5週ぶりの下落。
マザーズ指数は0.3%高、5週続伸(累計7.0%高)、日経ジャスダック平均は0.8%高、5週続伸(同6.1%高)。
東証2部は1.4%高、5週続伸(累計4.3%高)で取引を終えた。

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