
大編成時代 変化を買う
- 2020年11月22日
- 日経ヴェリタス
2020年11月22日(日)晴れ
・大編成時代 変化を買う 敵対的買収も厭わず、成長の礎に先手。
新型コロナウイルス禍で落ち込んだ日本企業のM&A(合併・買収)が復調しつつある。
M&A助言会社のレフコによると、コロナショックが直撃した4月のM&A件数は前年同月比29%減の299件だったが、
10月は6%減の336件と減少幅は大幅に縮小。
島忠 <8184> [終値5490円]のようにTOB(株式公開買い付け)を活用した企業再編が目立つ。
NTT <9432> [終値2491.5円]によるNTTドコモ <9437> [終値3876円]の完全子会社化も注目集める。
買収総額は4兆円超と国内企業へのTOBで過去最大。
NTTの存在感低下が指摘される中、グループで通信技術を底上げして次世代規格の世界標準を狙うという「賭け」が大再編へと駆り立てる。
・大編成時代 変化を買う 敵対的買収も厭わず、成長の礎に先手。
TOBが相次ぐのは、コロナ禍で親会社と子会社がともに上場する「親子上場」を解消する機運が高まっていることも一因。
例えば9月に金融子会社を完全子会社にしたソニー <6758> [終値9235円]。
吉田憲一郎社長「流出している利益を取り込み、その上でソニーのテクノロジーを生かす」と強調する。
「コロナ禍を乗り切るためグループ再編で全体最適を進める動きは今後も増えていく」(名古屋商科大大学院岩沢誠一郎教授)。
・大編成時代 変化を買う 敵対的買収も厭わず、成長の礎に先手。
「コロナ時代」のM&Aでは敵対的TOBも厭わないのも特徴。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・大編成時代 変化を買う ゲームチェンジ コロナを奇貨に
先が読めないコロナ不況のただ中、企業は買収に「規模の経済」ではなく「変化の同志」を求めるようになった。
敵対的買収も厭わない攻めの姿勢も強まる。決戦の火ぶたが切られた再編劇の舞台裏に迫る。
・大編成時代 変化を買う ゲームチェンジ コロナを奇貨に
NTT NTTドコモ 再結集でGAFA襲来に備え
NTT <9432> [終値2491.5円]は17日、上場子会社NTTドコモ <9437> [終値3876円]へのTOB成立したと発表。
国内企業へのTOBとしては過去最大となる約4兆2500億円でどこもを完全子会社化する。
「(次世代通信規格の)『6G』では移動通信と固定回線を融合したシステムにしないとGAFAとの戦いにのぞめない」。
NTTはドコモを完全子会社化したあと、
クラウドやデータセンターを手掛けるNTTコミュニケーションズやNTTコムウェアの2社をドコモと統合させる方向で検討する。
グループの経営資源の集中にも乗り出す。
さらに焦点となるのが、携帯電話料金の値下げ対応。
NTTの営業利益の6割をドコモが稼いでおり、ドコモの収益悪化の影響は大きい。
値下げをしても事業シナジーを高めて収益拡大シナリオを描けるかが株価の先行きを左右しそうだ。
・大編成時代 変化を買う ゲームチェンジ コロナを奇貨に
ニトリ 島忠 DCM TOB合戦 意中の協奏相手は
ホームセンター大手の島忠 <8184> [終値5490円]巡っては、DCMHD <3050> [終値1216円]によるTOB(株式公開買い付け)期間中に
ニトリHD <9843> [終値210585円]が対抗TOBを仕掛けた。
ニトリはDCMより3割高い1株5500円の買い付け価格を提示。
島忠はDCMとの経営統合を一度は固めていたが、1カ月足らずの間に翻意する展開になった。
インテリアのニトリとエクステリア(外構)の島忠の協奏は、概念的には家周りアイテムの一貫提供という新形態への進化を意味する。
・大編成時代 変化を買う ゲームチェンジ コロナを奇貨に
ソニー ソニーFH 利益囲い込み 変化の原資に
再編の波はソニー <6758> [終値9235円]にも及ぶ。
ソニーファイナンシャルHDを約4千億円で完全子会社化する。
「生き残るのは強いものではなく、変化できるものだ」十時裕樹最高財務責任者は強調。
ソニーは21年4月に社名を「ソニーグループ」に変更する。
事業を横断した資産配分を進める狙いがあり、エレクトロニクス事業を始め、組織の見直しを進める方針。
複数の事業を手掛ける会社の株価が割安になるコングロマリットディスカウントを打ち破れるか、正念場を迎えている。
・大編成時代 変化を買う ゲームチェンジ コロナを奇貨に
コロワイド 大戸屋HD 強硬策で経営刷新、再建なるか
外食大手のコロワイド <7616> [終値1517円]
定食屋チェーンの大戸屋HD <2705> [終値2009円]に敵対的TOBを実施し、4日に経営陣の刷新が決まった。
外食業界で敵対的TOBが成立するのは初めてとされる。
コロワイド経営陣と蔵人賢樹新社長の手腕が問われる。
・大編成時代 変化を買う ゲームチェンジ コロナを奇貨に
国内M&Aの復調 鮮明に。
M&A助言会社のレフコによると、7-9月の件数は前年同期比8%減と4‐6月の22%減から減少幅が縮小。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・大編成時代 変化を買う 地殻変動で探る「次の業界」
「日立金属・建機」売却へ/「サーティンワン」大株主不調
中長期的には人口減少など内需は競争激化が必至。
既存領域での成長性に限界がちらつくなかで、M&Aをテコに成長機会を見出しそうとする動きも。
具体的にはホームセンターや不動産と。
・大編成時代 変化を買う 地殻変動で探る「次の業界」
再編につながるビジネスモデルや環境の変化。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・イノベ企業ファイリング コパ・コーポレーション <7689> [終値5260円]テレビ通販や量販店で生活用品の実演販売展開。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/info/
・MARKET 日経平均優位が示す物色集中
11月に入って、東京株式市場で日経平均株価の上昇が先行し、物色の広がりが乏しい状況が続いている。
日経平均は17日に2万6000円台を回復し、11月の上昇幅が一時3000円を超えた。
一方、過熱感を示す騰落レシオや、東証1部で年初来高値を更新した銘柄数などは水準が高くない。
日経平均が29年ぶりの高値水準を付けた17日、日経平均を東証株価指数(TOPIX)で割って算出するNT倍率は14.99倍と過去最高。
日経平均の上昇が市場全体を上回っている理由は2つに大別できそう。
1つは「日経平均の構成比率が高い銘柄には、決算発表を機に利益成長期待の高まった企業が多い」こと。
もう一つは買いの主体がヘッジファンドなど海外の短期筋中心なこと。こうした投資家は流動性の高い日経平均先物の売買を好む。
・ランキング:3月期決算企業の純利益進捗率ランキング
1位三井金属 <5706> [終値2890円]4-9月期の進捗率 217.2% 予想PER 15.2倍 下期に200億円の特別損失見込む
2位九州電力 <9508> [終値946円]210.3% 14.4倍 定期修理控える
3位アマダ <6113> [終値1017円]187.0% 58.6倍 下期は先行投資費用増
12位オイシックス・ラ・大地 <3182> [終値3185円]98.1% 103.0倍 在宅需要拡大で会員増
14位バンナムHD <7832> [終値9094円]96.1% 57.8倍 玩具好調、下期は「鬼滅の刃」関連商品への期待も広がる
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