
扉を開いて(お宝見つけた)
- 2014年02月23日
- 株式投資・経済ニュース全般
2013年2月23日(日)はれ
・お宝株見つけた。割安株発掘する「3つの視点」
災い転じて新事業創造:企業の変身見逃さず。
プレステージ・インターナショナル <4290> [終値948円]コールセンター、ロードサービス関連売上高全体の約4割占める。
ピーシーデポ <7618> [終値732円]専門店ならではの知識や技術を生かした会員向けサービス。会費は機器3台まで月2572円。
ココカラファイン <3098> [終値2699円]調剤薬局の買収や、自宅や介護施設に活路見出す。
地域発・隠れたグローバル企業。
江守商事 <9963> [終値1787円]中国での売り上げ連結売上高の7割超。40年ほど前から海外ビジネス手掛ける。徹底した現地化。
アリアケジャパン <2815> [終値2445円]調味料は長崎工場で製造。「食のインテル」と呼ばれる。食の世界企業になりつつある。
クミアイ化学 <4996> [終値573円]米国や豪州などで販売する畑作用除草剤がけん引。
ダテじゃない「お金持ち」
不二電機工業 <6654> [終値1063円]90%を超える自己資本比率。現預金と投資有価証券合せて約60億円に対し、株式時価総額は70億円。
配当性向50%、将来のために資金温存。
日東工器 <6151> [終値1871円]株式時価総額400億円に対し、現預金と有価証券残高200億円。
燃料電池車用水素ステーション向けホース先端ノズル現在100%供給。
・お宝株見つけた。バリュー投資家の好みそうな銘柄。
倍率は時価総額からネットキャッシュ(現預金+有価証券-有利子負債)引いた値を、直近3期分の営業利益の平均値で除して算出。
北川工業 <6896> [終値1076円]倍率▲5.30倍 図研 <6947> [終値793円]▲4.48倍 バイタルKS <3151> [終値703円]▲2.99倍
日本アンテナ <6930> [終値740円]▲1.78倍 ほくたけ <3055> [終値700円]▲1.28倍
アグロカネショウ <4955> [終値718円]▲0.24倍 信越ポリマー <7970> [終値366円]▲0.02倍
・円相場の上値ガチガチに固くなりつつある。
米国の景気や中国の経済・金融情勢への懸念が渦巻く中、円買い・ドル売り進んでも1ドル=101円台後半で踏みとどまる場面増える。
日本の貿易赤字の拡大や日銀 <8301> [終値52300円]による追加緩和への思惑が積極的な円買い拒む。
100円を上回る水準期待していた輸入企業の間で、見切りをつけて円売り注文を前倒しで手当てする動きも。
市場関係者は中長期的な円の先安観に自信を深めている。
・中国国家統計局と中国物流購入連合会、3/1に2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)発表する。
英金融大手HSBCが20日に発表した2月のPMI速報値は48.3と節目となる50を2ヵ月連続で下回り、7ヵ月ぶり低水準。
国内外の需要減速に加え、理財商品と呼ぶ個人向けの金融商品のデフォルト(債務不履行)懸念など背景に
企業の資金調達コストが上昇しているため。
・歴史的な悪天候を背景に米国の足元の経済指標が目に見えて悪化。
昨年12月に量的緩和第3弾(QE3)の縮小開始決断する最大の材料になった「雇用」に加え、
景気回復のけん引役となってきた「住宅」にもブレーキがかかる。
春以降の成長率の再加速想定し、緩和縮小を継続する構えをいまのところ崩していない。3/7、2月の雇用統計が次の焦点。
・住友ゴム <5110> [終値1350円]資本業務提携する米グッドイヤーから提携関係解消申し入れ受けた。対立は長引きそう。
「ダンロップ」ブランドでの販売難しくなる可能性があり、住友ゴムの欧米戦略は見直し迫られる。
資本・業務提携解消した場合、営業利益最大で130億円程度のマイナス影響があると試算の声も。
・発掘実力企業:知られざる世界一(6)日本高度化学 <4973> [終値218000円]貴金属メッキ薬品業界のパイオニア。
高価格帯のスマートフォン(スマホ)やタブレット向けマイクロコネクターでは「100%近い世界シェア」(清水茂樹社長)を誇る。
生産は守秘義務契約結んだ上で外部委託。同社は少数精鋭の研究員による調剤薬局のような機能担う。
高シェア分野持つ強みで高い収益性維持。売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)は2ケタで推移。配当利回り3%半ばと高い。
・新興国通貨安が企業業績に影を落としている。
ユニ・チャーム <8113> [終値5869円]
インドネシア・ルピア安などが2014年3月期に50億円の営業減益要因となるため、インドネシアで紙おむつ値上げ。
第一三共 <4568> [終値1726円]もインドルピー安で為替差損が発生、14年3月期に100億円程度利益押し下げる見通し。
・日本のマスク世界の最先端。
日本バイリーン <3514> [終値614円]高機能マスクは同社の隠れたヒット商品。1月までの販売数量は当初予定の2倍に。
一般用はユニ・チャーム <8113> [終値5869円]など大手へのOEM(相手先ブランド生産)供給だけも昨年PM2.5関連お問い合わせ急増。
自社ブランドで販売も。同社の「フルシャットマスク」の特徴は直径0.1マイクロ(1ミリの1万分の1)粒子まで効率よく捕集。
花粉は直径約30マイクロメートル。直径2.5マイクロメートル以下の微粒子を約9割ブロック。
興研 <7963> [終値2690円]プロ向けから一般用マスクに進出。第一弾として昨年10月、子供向け高機能マスク「ハイラックKIDS」発売。
一般用こども用マスクに比べ空気漏れは120分の1の密着度にこだわる。
帝人 <3401> [終値242円]ナノテクノロジーをマスクに活用。ナノ繊維混ぜた不織布の密着度は綿製の2倍。
年内にも線維の太さがナノ(10億分の1)メートル単位の超極細ポリエステル「ナノファイバー」私用したマスク発売する見通し。
ダイワボウHD <3107> [終値186円]グループ会社が販売する「アレルギキャッチャーマスク」信州大との共同研究の成果生かす。
花粉やハウスダスト、超微粒子まで幅広くブロックできる。
メーカー別シェア(2012年時点)興和(23%)白元(21%)ユニ・チャーム(14%)の大手3社で半分以上、高機能マスクのシェアはわずか。
・会社がわかる 特集セイコーエプソン <6724> [終値2950円]業績急回復。前期まで7期連続減収、今期は8期ぶりに増収に転じる。
昨年3月に公表した中期経営計画、2014年3月期の営業利益目標300億円。4月の期初に見通しで330億円に。
そこから四半期ごとに370億円→580億円→790億円に上方修正。前期比では3.7倍に急増。株価はこの1年、ほぼ一本調子で上昇。
復活の象徴する製品は大型のインクタンク搭載した新興国向けのインクジェットプリンター。
小規模オフィスや学校で引き合い強く、130ヵ国に販売。インク容量通常の10倍。
新興国では非純正インクで回り、消耗品で稼ぐ収益モデル成り立ちにくい。
価格従来機のおよそ2倍もランニングコスト約10分の1。
今後の課題は成長をけん引する新たな独自商品の開発。期待の一つは4月発売する眼鏡型「ウエアラブル端末」。
「TOPIX500」の中で昨年1年間の上昇率首位。今年に入ってからアナリストの間で投資判断「買い」から「中立」に引き下げる例増加。
・日本株他の主要国の株式相場に比べ回復鈍い。1月末からの騰落率で見るとマイナス圏。
いち早く上昇に転じた米国や欧州、中国との差が開く。
内需銘柄弱い3つの理由、日銀 <8301> [終値52300円]の追加金融緩和に対する市場の見方が揺れ動いているため。
昨年異次元緩和で株価跳ね上がっていた不動産や金融株には失望売り。
消費増税がもたらす内需の下押し懸念。4月以降需要の反動減は戸建てや食品メーカー、小売業にも及びそう。
国内機関投資家の投資行動が相場を軟調になる一因も。「決算期迎える3月末控え、年末ごろから運用収益確保しようと売りに動く」。
・長期金利の低位安定が続いている。新発10年物国債利回り20日、一時0.580%をつけ、昨年11月以来3ヵ月ぶりの低さ(価格は上昇)。
株価低迷、日銀による貸出支援制度の拡充も金利押し下げ要因に働く。
・OUT Look:今週の日経平均株価は1万4000円台後半中心に、値動きの荒い展開か。
3月上旬に米雇用統計(2月分)の発表や中国の全国人民代表大会(全人代)など控え、個人や長期投資家の間では様子見姿勢広がる。
短期筋の投資家中心にした先物主導の展開が続きそう。
先週日経平均株価は552円(3.9%)上昇。週間ベースで上昇したのは7週間ぶり、今年に入って初めて。
日本企業は2013年10-12月期の決算発表が一巡。東証1部の売買代金が活況の目安となる2兆円を上回ったのは、先週の5営業日のうち2日。
先週末の日経平均は1万4865円と26週移動平均の1万4898円下回る。「この水準を超えると上値重くなる」との声も。
1万5000円を超えれば戻り売り膨らむ。
一方需給改善の兆しも。東証の売買代金に占める空売り比率は22日連続30%以上。
プログラム売買による現物株の売越額(裁定取引以外)も直近ピーク1/27-31の週の約4200億円から2/10-14には約1700億円に縮小。
「欧米市場で力強い相場が続けば、日本株市場の心理も次第に改善」とも。
・Wall Street:今週の米株式相場はダウ工業株30種平均が1万6000ドル前後でもみ合いか。
新興国市場が小康状態になるなか、投資家の関心は米景気の行方に向かう。
個人消費や住宅指標を見極めながら、売り買いが交錯する場面が増えそう。
先週のダウ平均は51ドル(0.3%)安と3週ぶりに下げた。週末の20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議控え、様子見ムード。
25日2月の米消費者信頼感指数発表。悪天候の影響が消費者心理に与える影響に注目が集まる。
26日ディスカウント大手ターゲットや百貨店JCペニーなど米小売り大手の決算発表もピーク。1月の米一戸建て住宅販売が発表。
28日昨年10-12月期の国内総生産(GDP)改定値は伸び率2.5%前後と、速報値(3.2%)から下方修正されるとの予想多く。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派44% (前回比+9)弱気派23%(同+1)中立派23%(同-10)
・ランキング:3月期決算企業で営業利益進捗率高い銘柄ランキング
1位タカラトミー <7867> [終値452円]営業利益進捗率204.29%
2位ネクスト <2120> [終値859円]130.41% 不動産情報サイト「HOME’S」掲載数業界1位。集客加速。
3位キーコーヒー <2594> [終値1592円]129.27% 4位鳥居薬 <4551> [終値3290円]128.58%
18位生化学工業 <4548> [終値1398円]103.65% 円安で関節機能改善薬「ジェル・ワン」の海外販売が伸びる。上振れ余地も。
26位スカパーJSAT <9412> [終値536円]99.92% 1-3月期販促費重点的に投入し新規獲得一気に進める。販促奏功すれば通期上振れ。
33位ニッタ <5186> [終値2339円]97.16% 伝動ベルト高利益率品伸びる。予想を3割上回る修正開示基準に達しない可能性高い。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち14指数が上昇。
上昇1位日本週間騰落率3.9%(12年末比騰落率43.0%)2位フィリピン3.2%(8.5%)3位インドネシア3.1%(7.6%)4位英国2.6%(15.9%)
下位25位アルゼンチン▲2.6%(107.2%)24位ギリシャ▲2.4%(37.7%)23位ロシア▲2.1%(▲13.8%)18位米国▲0.3%(22.9%)
2012年度比騰落利率 1位アルゼンチン107.2% 2位日本43.0% 3位ベトナムギリシャ37.9% 4位ギリシャ37.7% 5位ドイツ26.9%
最下位ブラジル▲22.3% 24位トルコ▲18.3% 23位ロシア▲13.8% 22位上海▲6.8% 21位タイ▲6.3% 20位香港▲0.4%(日経ヴェリタス)
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