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扉を開いて(若者は株を買う)

2013年3月30日(日)雨のち曇り 東京都心サクラ満開

・若者は株を買う 投資家1000人 アベ相場2年目の勝算
 マネックス証券松本大社長「(株価が)落ちている今こそ資産形成を考える絶好の時期で、考える知恵が大切です」と個人投資家に呼びかけ。
 2014年年明け、アルゼンチンペソの急落に始まる新興国懸念、ウクライナ情勢の緊迫などで株価は不安定化。
 国内では消費増税が目前に迫り、景気減速を懸念する声も多い。
 コモンズ投信伊井哲郎社長「右肩上がりで株価が上昇する局面は終わり、銘柄選別の時代に入った」

 日経ヴェリタス「個人投資家1000人調査」1年間で株式などのリスク資産をどう増減させるか聞いたところ、「横ばい」53.4%で最多。
 「増やす」26.4%、「減らす」20.3%を上回る。

・若者は株を買う インフレに備えリスク投資。
 「個人投資家1000人調査」20歳代では全体の47.1%が今後1年間に元本割の可能性がある株式や外貨預金など「増やす」と答え、
 「減らす」(11%)「横ばい」(41.9%)上回る。

・若者は株を買う 「個人投資家1000人調査」
 「買いたい銘柄」得票数首位トヨタ <7203> [終値5785円]ソフトバンク <9984> [終値7694円]イオン <8267> [終値1146円]

 「売りたい銘柄」ソニー <6758> [終値1897円]東京電力 <9501> [終値407円]みずほDG <8411> [終値202円]

・若者は株を買う 
 1月に始まった少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)。2023年まで口座が開け、毎年100万円までの投資で上げた売却益や配当、分配金が非課税。 
 「個人投資家1000人調査」でNISA口座持ってるとの回答47.0%。口座を持ってると答えた人のうち、NISA口座で取引始めていると答えたのは43.5%。
 東証1部上場の国内株で60.8%と最も多く。NISA口座もつ6割が配当や分配金の非課税メリットを開設の理由上げた。
 
・2年半ぶりの高値圏にあるユーロの対ドル相場で、上値の重たさ目立つ。
 欧州中央銀行(ECB)の要人が金融緩和に前向きな「ハト派」的メッセージ送っているため。
 8日の理事会、ユーロ上昇に歯止めをかけられるか、それともユーロ高の再来か、大きな転機になりそう。

・米国労働省4月4日、3月の雇用統計発表。事前の市場予想は非農業部門の就業者数前月比19万人増加。
 失業率についても6.6%と0.1ポイントの改善見込まれている。
 「冬場の伸び悩みから一転、反動増の大きさはどれくらいか」3月雇用統計の最大にお見どころ。
 
 雇用統計の先行指標となる失業保険給付件数(週次)も、3月の雇用統計調査週は32万1000件と昨年9月以来の低水準に減少。

・中国の景況感悪化が続いている。英HSBC発表、3月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.1と、5ヵ月連続で悪化。
 中国では輸出の不振に加え、デフォルト(債務不履行)問題など金融リスクも高まっている。

・パナソニック <6752> [終値1164円]27日の事業方針説明会で、2019年3月期の売上高を今期推定地35%増の10兆円とする目標打ち出した。
 市場関係者の評価は芳しくない。収益性への言及なく、「目標達成の具体策が乏しい」と見られたため。

・発掘実力企業:海外に挑む(4)ケンコーマヨネーズ <2915> [終値907円]
 2012年夏インドネシア総合食品企業ジャファ・コンフィールドの子会社と現地でマヨネーズやドレッシング製造する子会社設立。
 工場ではイスラム今日の戒律に従うことを示すハラル認証取得。周辺のイスラム教国への輸出も視野。14年度は5億円の売上高目指す。
 中国やアジアでは生野菜を食べる習慣があまりなく、最大手のキューピー <2809> [終値1425円]でさえ、海外売上比率はまだ1割に満たず。

・日本航空(JAL) <9201> [終値4995円]ANAホールディングス <9202> [終値223円]ともに「攻め」の姿勢強めている。
 JAL26日発表した中期経営計画の修正版は従来計画より運航規模拡大。ANAは27日、1兆7000億円強(定価)と同社最大規模の機材購入決めた。
 アジア市場拡大や景気回復受け、成長志向へとより傾きつつある。

・ヤフー <4689> [終値514円]28日急落。一時前日比11%(61円)安の488円と約4ヵ月ぶりに500円割り込む。
 ヤフーは親会社のソフトバンク <9984> [終値7694円]から国内携帯電話4位のイー・アクセスを3240億円買収すると発表も、
 市場では「買収金額が割高なうえ戦略の具体性に欠ける」と懐疑的な見方でる。

・三井不 <8801> [終値3056円]三菱地所 <8802> [終値2406円]など大手不動産の株価さえず。
 地価本格反転への期待が高まっているが、株式市場は今のところ冷静。地価を左右するオフィス賃料の動向見極めたいとする声は多い。
 市場では地価上昇への過度の期待が後退、追加金融緩和の行方も不透明なことも、不動産株の上値重くしている。

・会社がわかる 特集メイテック <9744> [終値2883円]人手不足で需要旺盛、法改正も追い風。
 幅広い分野の技術者揃えた「総合技術者バンク」になれば引き合い一層強まる。
 技術者派遣に特化、メーカーが求める人材をそろえることに注力したメイテック。一般事務派遣などに手を広げなかった戦略がいま強みに。

・日米新興市場に変調。リスクオフの予兆か。
 2014年度の株式相場実質的に始まる。27日日経平均株価は続伸したが、順風満帆な船出とは言い切れず。
 懸念の一つは米国発の材料。バイオやIT関連など一部ハイテク株のほか、新規株式公開(IPO)銘柄の勢いにやや陰りが見えてきた。
 国内でも新規上場銘柄の値動き示す指数が約半年ぶりの水準まで低下。「変調」は日本にも波及しつつある。

 市場関係者の驚き広がったのは26日、NY証券取引所(NYSE)に新規上場したゲーム開発会社「キング・デジタル・エンターテインメント」の初値、
 公開価格(22.5ドル)を9%近く下回り、同16%安い19ドルで取引終える。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数でも、バイオベンチャー株などで構成されるナスダック・バイオテクノロジー指数、
 終値で直近高値から1割安。IT関連銘柄の下げもきつい。

 クレディ・スイスが世界の株式や債券の値動きから算出する「リスク選好指数」は27日時点でマイナス0.96
 「過度な悲観」の節目となるマイナス1に限りなく近い水準にある。
 「リスクオフ」の予兆は新興市場に限らず、相場全体の重しとなりかねない。

 国内に限ると「需給悪化の影響が大きい」(ミョウジョウ・アセット・マネジメント菊池真代表)面も見逃せない。
 年初からの株式相場の下落で、個人の買い手は鈍っている。新年度になれば、機関投資家のニューマネー流入しやすくなる。

・金相場の下落基調が鮮明。安全資産とされる金からマネーを引き上げる動き相次ぐ。米国の利上げが想定より早くなるとの観測も売り誘う。

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価は1万5000円試す展開か。
 4/1の消費税率引き上げに伴う消費の冷え込みに対する懸念は、株価に織り込まれて多との見方が多い。
 足元では海外勢による日本株の買い戻しが優勢。
 テクニカル分析でも反転上昇の兆し。28日終値は25日移動平均(1万4742円)まで46円に迫る。
 直近1ヵ月の平均売買コストに近似する25日移動平均を上丸と、相場上昇に弾みがつきやすいとされる。
 ただ、日経平均が1万5000円に接近する場面では伸び悩みも想定される。
 今週は重要指標の発表が相次ぐ。日銀は3月の企業短期経済観測調査(短観)を4/1に発表。
 4/1、中国国家統計局などがまとめる3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)。

・Wall Street:今週の米株式相場は調整色の強まった一部の業種が高値圏を維持できるかどうかに注目集まる。
 先週はバイオテクノロジーやIT(情報技術)関連株に売りが目立つ中、大型優良株で占めるダウ工業株30種平均が0.1%と小幅上昇で終わる。
 一方、ナスダック総合株価指数は3%近い下落に見舞われた。
 昨年相場の先導役となったバイオ株とit株に売りが目立つため、市場では投資家の弱気ムードが他の業種にも広がるのではと懸念が強まっている。
 米経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は比較的堅調。
 今週末の米雇用統計への市場の関心は高い。市場予想は非農業部門の雇用増加数が19万5000人と2月(17万5000人)からやや増える見通し。

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派68% (前回比+23)弱気派11%(同-14)中立派21%(同-9)

・ランキング:2013年度株価上昇ランキング 

 1位日本マイクロニクス <6871> [終値4560円]騰落率1277.6% 
 昨年11月新型2次電池の量産化技術開発と発表から急動意。2次電池の成長力は未知数。

 2位ユニバーサルソリューション <3390> [終値181円]741.9% アルデプロ <8925> [終値233円]703.4%

 5位アドウェイズ <2489> [終値1555円]639.8% LINEと代理店契約結び、関連銘柄の一角として買われる場面も。

 10位夢の街創造委員会 <2484> [終値2701円]427.5% 宅配サイト好調。「出前館」運営。事業提携先拡大。

 12位ユナイテッド <2497> [終値1549円]416.3% 無料アプリ「CocoPPA(ココッパ)」注目で急騰。 

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち21指数が上昇。

上昇1位トルコ週間騰落率7.0%(12年末比騰落率▲11.6%)2位ブラジル5.0%(▲18.3%)3位ロシア4.4%(▲22.3%)4位日本3.3%(41.4%)
下位25位ベトナム▲1.2%(43.6%)24位カナダ▲0.5%(14.7%)23位上海▲0.3%(▲10.0%)22位ギリシャ▲0.2%(46.3%)21位米国0.1%(24.6%)

 2012年度比騰落利率 1位アルゼンチン117.2% 2位ベトナム43.6% 3位ギリシャ46.3% 4位日本41.4% 5位ドイツ25.9% 
 最下位ロシア▲22.3% 24位ブラジル▲18.3% 23位トルコ▲11.6% 22位上海▲10.0% 21位香港▲2.6% 20位タイ▲1.7% (日経ヴェリタス)

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