
扉を開いて(ネオTOKYOを買う)
- 2014年10月12日
- 株式投資・経済ニュース全般
2014年10月12日(日)曇り時々晴れ 台風19号警戒
・ネオTOKYOを買う。2020年へ 大改造の主役たち。
米不動産サービスのシービーアールイーによれば、今年4〜6月に海外投資家が取引した日本の収益不動産は1560億円、1〜3月期比55%増。
「変化への期待、円安進行による割安感などから、海外投資家が動き出した」と。
舛添要一東京都知事「海外との都市間競争に勝つ」。東京圏特区では、容積率の緩和などで都内10ヵ所に世界で通用するビジネス拠点整備。
さらに外国企業の進出手続きの簡略化、外国人の受け入れ基準の緩和などで世界から企業や人材を呼び込む方針。
東京都にとって真の成長戦略は、「東京国際金融センター構想」。拠点狙うのは虎の門エリア。
五輪誘致追い風に、変貌する東京。世界都市ランキング現在4位の東京、五輪前のインフラ整備などでパリ、ニューヨーク抜き首位ロンドンの次に。
・ネオTOKYOを買う。五輪プロジェクト見えてきた変貌。
舛添要一東京都知事、国際金融センター構想、東京復活の起爆剤に。
・ネオTOKYOを買う。2020年TOKYOの未来予想図
街が変わる:品川が大オフィス街に。JR東日本 <9020> [終値8075円]「民営化で最大の再開発プロジェクト」と位置付ける品川エリア。
商談の後は大手町温泉で一風呂。
三菱地所 <8802> [終値2235.0円]の高層オフィス棟と星野リゾートの純和風旅館「星のや東京」が入る宿泊棟完成。
豊洲の対岸の晴海、東京都が保有する44ヘクタールの土地には五輪の選手村。熱戦の後は1万2000人が暮らす住宅地に変貌。
周辺に三菱地所、住友不 <8830> [終値3625.0円]三井不 <8801> [終値3041円]など高層住宅次々建設。
都心部の主要道路では「電線地中化率」が100%に到達。景観向上、地震や台風による倒壊、停電リスクは大幅に減る。
交通が変わる:訪日外国人増加に対応、政府は羽田空港の国際線発着枠拡大。
羽田は「国際空港化」一段と進み、世界各国の都市から大型旅客機やビジネスジェットが飛来。
羽田と都心をつなぐ鉄道、京浜急行 <9006> [終値857円]と東京モノレールだけから「新顔」生まれる。
生活が変わる:4人い1人が65歳以上。2020年の東京の姿。バリアフリー化進み、公共施設ではエレベーターや車いす用スロープ増設。
階段の歩道橋など徐々に姿消すことに。
外国人労働者増加、リロHD <8876> [終値7180円]子会社リロケーション・インターナショナル、うれしい悲鳴。
外国人が日本に赴任する際に、ビザ(査証)取得や住宅の手配、銀行口座開設など生活に必要な手続きまとめて支援。
外国人子弟向けインターナショナルも相次ぎ開校。外国人ニーズの高い公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」も整備。
・ネオTOKYOを買う。大改造の主役企業幹部が語る再開発の青写真・
JR東日本 <9020> [終値8075円]山手線の品川-田町駅間に開設する新駅と品川再開発は、民営化後の最大プロジェクト。
品川周辺には、中長期に追い風が吹く。2020年の東京五輪では、羽田休校から来る外国人にとって玄関口。
JR東海 <9022> [終値14235円]27年開業予定のリニア中央新幹線は品川始発。
京浜急行 <9006> [終値857円]西武HD <9024> [終値2039円]都は良い協力関係築けるとも。
三井不 <8801> [終値3041.5円]日本橋本社。再開発の理念、。「残す、蘇らせる、創る」を掲げる。
日本橋、職・住・娯楽で魅力。オフィス需要喚起する街づくりが必要。
日本橋は昔から薬問屋集まっており、創薬だけでなく、医薬機器などすそ野の広いライフサイエンス系のビジネスをできるだけ誘致したい。
三菱地所 <8802> [終値2235.0円]丸の内、商機生まれる街に。
企業集積と合せ、ここへ来れば日本でのビジネスがワンストップで済むというインフラを作る。「住み心地も国際水準目指す」。
・ネオTOKYOを買う。厳選ネオ東京銘柄50社
街づくり
鹿島 <1812> [終値481円]大和ハウス <1925> [終値1921.0円]三井不 <8801> [終値3041.5円]三菱地所 <8802> [終値2235.0円]
住友不 <8830> [終値3625.0円]JR東日本 <9020> [終値8075円]西武HD <9024> [終値2039円]
新駅・鉄道工事
鉄建 <1815> [終値465円]東鉄工 <1835> [終値2378円]日本電設 <1950> [終値1589円]
リニア関連
熊谷組 <1861> [終値370円]古河機金 <5715> [終値204円]JR東海 <9022> [終値14235円]
海洋土木
東亜建 <1885> [終値182円]五洋建 <1893> [終値329円]
電線地中化
コムシスHD <1721> [終値1736円]関電工 <1942> [終値500円]きんでん <1944> [終値1030円]
道路・橋梁・耐震
PS三菱 <1871> [終値458円]横河ブリッヂ <5911> [終値1406円]オイレス <6282> [終値1957円]
防災向け情報通信インフラ
NECネッツエスアイ <1973> [終値2352円]富士通ゼネラル <6755> [終値1182円]
日立国際 <6756> [終値1433円]TOA <6809> [終値1061円]
カジノ
日金銭機械 <6418> [終値1938円]グローリー <6457> [終値2723円]
セガサミー <6460> [終値1604円]京急 <9006> [終値875円]コナミ <9766> [終値2120]
カジノ関連で治安保全
AKSOK <2331> [終値2348円]セコム <9735> [終値6232円]CSP <9740> [終値1165円]
外国人観光客関連
Jフロント <3086> [終値1318円]三越伊勢丹 <3099> [終値1337円]OLC <4661> [終値20990円]日本空港ビル <9706> [終値3750円]
翻訳、外国人向けサービス
翻訳センター <2483> [終値3340円]レアジョブ <6096> [終値2631円]リロHD <8876> [終値7180円]
スパコン関連
日立 <6501> [終値781.2円]富士通 <6702> [終値675.3円]NEC <6701> [終値346円]
自転車専用道
ダイケン <5900> [終値548円]あさひ <3333> [終値1219円]シマノ <7309> [終値12500円]
グラファイト <7847> [終値663円]シナネン <8132> [終値426円]
高齢者施設
タカラレーベ <8897> [終値386円]くろがね工 <7997> [終値134円]
・世界の株式市場で景気減速への懸念高まっている。先週は欧州株が相次ぎ年初来安値を更新、米国株も大きく調整。
欧州景気の先行き不透明感が一段と高まり、世界の景況感にも影落とし始めた。投資家はリスク回避志向強め、債券などの安全資産に資金移す。
長期金利の急低下で、米国の量的金融緩和策の出口戦略にも影響与えかねない。
投資家心理を悪化させた一因はドイツの業況悪化。特に製造業の8月の受注や生産、輸出が急減、ロシアと米欧の経済制裁応酬が景気冷やし始めた。
国際通貨基金(IMF)7日、ユーロ圏が景気後退に陥り、世界金融危機、欧州債務危機に次ぐ3番底をつける確率を4割と見積もる。
ドイツ株価指数DAXは年初来安値更新、英国FTSE100種株価指数も1年ぶりの安値付ける。
株安は米国にも波及、ダウ工業株30種平均9日に300ドル超える下げを記録。週末10日には2ヵ月ぶりの安値に沈む。
投資家の先行きの不安示すVIX指数は、年初来の最高水準に達する。
一方、ドイツ10年物国債利回りは一時過去最低の0.8%台半ばに低下、米長期金利も年初来の最低水準で推移。
・リクルートHD <6098> [IPO]16日東証1部へ新規上場。
公募・売出価格(公開価格)3100円、時価総額約1兆7800億円と1998年のNTTドコモ <9437> [終値1718.5円]以来の大型上場。
「競合のない異色の企業」と評価する声が多い。上場時には同社株保有する企業や取引先など関連銘柄をはやす動きも広がりそう。
市場では同社の成長性に期待する声多い。公開価格ベースの予想PER(株価収益率)は27倍、東証1部平均の15倍台を上回る。
主要事業はSUUMOなど販促メディア、リクナビなど人材メディア、人材派遣の3つ、情報掲載した企業からもらう広告料が収益源。
2015年3月期連結売上高は前期比8%増、1兆2900億円、純利益は1%増の660億円計画。
市場ではリクルート株保有する企業の株式含み益に注目。
特に図書印 <7913> [終値495円]は公開価格ベースで288億円と、同社の時価総額の7割相当、「影響が大きい」との見方も。
求人広告の企画・作成手掛けるクイック <4318> [終値1028円]は主要取引先がリクルートで、事業拡大の思惑浮上。
リクルートが出資するオールアバウト <2454> [終値702円]や、経営者がリクルート出身のじげん <3679> [終値788円]など注目も。
一方、事業領域重なる人材派遣のテンプHD <2181> [終値3100円]には売りも出ている。
・会社がわかる 特集三協立山 <5932> [終値2017円]収益構造の改革を急ぐ。
サッシで培ったアルミ技術、非建材に応用、自動車や機械向けの部品事業や、コンビニエンスストアの看板や陳列棚など商業施設関連事業強化。
建材以外の分野現在の2割から2020年に4割に引き上げる方針。海外展開が今後のカギ。
円安で原材料高懸念、PER(株価収益率)7倍と割安。足元の稼ぐ力の改善に注目すれば「PERは12〜13倍あってもおかしくない」との指摘も。
・株式相場のけん引役だった輸出株が一転、株価の足を引っ張る。ドル高・円安の流れが止まり、景気減速が収益に与える影響が懸念され始めたため。
9月の上昇分帳消しにする銘柄相次ぐ。日経平均株価は10日、1万5300円と2ヵ月ぶりの安値。ここ3週間の下げ幅は100円超。
欧米株安背景にした海外投資家の利益確定売りが続く。
10月の株価騰落率ランキング
下落:国際石油 <1605> [終値1343.5円]騰落率▲13.3%(9月の月間騰落率4.0%)いすゞ <7202> [終値1349.0円]▲13.0%(7.8%)
スズキ <7269> [終値3191.0円]▲12.2%(7.5%)クボタ <6326> [終値1524.0円]▲12.0%(16.6%)
三菱電 <6503> [終値1289.0円]▲11.7%(12.2%)日揮 <1963> [終値2668.0円]▲10.9%(▲0.6%)
上昇:ファーストリテ <9983> [終値37890円]3.2%(12.8%)味の素 <2802> [終値1877.0円]2.9%(7.9%)
OLC <4661> [終値20990円]1.2%(2.4%)JR西日本 <9021> [終値4945.5円]0.7%(▲0.2%)
旭化成 <3407> [終値892.1円]0.2%(+.7%)アサヒ <2502> [終値3177.5円]0.1%(▲3.3%)
・OUT Look:今週の株式相場、日経平均株価は底入れを探る展開か。世界経済の先行き不透明感は引き続き相場の重荷になる。
国内材料が乏しい中で積極的な買いは限られ、米国株と円相場にらんだ値動きなりそう。
もっとも、日本株は急ピッチで調整してきたため、下値では値ごろ感からの買いが入りやすい。
市場では200日移動平均線や26週移動平均線の水準である1万5100円が下値のめどとして意識されている。
「今みたいに市場参加者が警戒している時は、一段の暴落は起こりにくい」との指摘も。
先週までの下落で日経平均のPER(株価収益率)は14倍台まで低下、テクニカル面でも騰落レシオが80%下回り、「売られすぎ」のサイン。
東証マザーズ指数の値動き、10日は前日比2%安で取引終えたものの、取引終了にかけて安値から切り返す。
「先行性のある新興市場株は既に底入れした可能性が高い」との声も。
日本株反転のカギを握るのは米国の経済指標。15日の米地区連銀経済報告(ベージュブック)や小売売上高など、
改めて米景気の底堅さが確認されれば、米株高やドル高・円安通じて、日本株にも買い安心感が広がりそう。
一方、欧州の経済指標には警戒感が出ている。14日ZEW景況感指数や15日の9月の消費者物価指数(CPI 改定値)など悪ければ、
景気減速が再びテーマに、世界的な株安の連鎖が起こるリスクも。海外の経済指標次第で値動きの激しい相場になりそう。
・Wall Street:今週の米株式相場は世界景気と米企業決算をにらみながらの不安定な展開が続きそう。
先週はドイツなどの世界景気の閣下懸念を背景に株式の売りと、米金融緩和長期化への期待からの買いで相場は乱高下。
相場変動率は急激に上昇し、警戒感強めた投資家が「質への逃避」から、株式を売って債券などの安全資産に資金を移す動きも加速。
今週はJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど、7-9月期の金融機関の決算発表が目白押し。
アナリストによる金融機関の増益見通しは前年同期比10%程度と堅調だが、予想下回れば相場の波乱要因になりそう。
・ランキング:日経平均株価は年初来高値付けた9/25から7%下落。9/25から株価下落の大きい順ランキング
1位田淵電機 <6624> [終値929円]下落率40.9% 2位サニックス <4651> [終値562円]37.6% 3位ウエストHD <1407> [終値991円]27.5%
電力各社が相次ぎ再生可能エネルギーの新規買い取り契約停止したのが売り材料。今後業績の大幅下方修正迫られる可能性も。
10位イトーキ <7972> [終値561円]18.8% 国内景気の停滞感が影響
13位ショーワ <7274> [終値1032円]17.7% タイの販売落ち込み響く。
17位アンリツ <6754> [終値757円]16.8% 国内の計測器需要振るわず。
19位富士通ゼネラル <6755> [終値1182円]16.5% 同社は海外工場で生産したエアコン輸入で円安進行が業績悪化要因も。業績堅調で割安感。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち20指数が下落。
上昇1位ブラジル週間騰落率1.4%(13年末比騰落率7.4%)2位ベトナム1.0%(22.4%)3位上海0.5%(12.2%)4位インドネシア0.3%(16.1%)
下位25位アルゼンチン▲12.1%(86.2%)24位ノルウェー▲5.5%(0.3%)15位米国▲2.7%(▲0.2%)14位日本2.6%(▲6.1%)
2013年末比騰落利率 1位アルゼンチン86.2% 2位インド24.2% 3位ベトナム22.4% 4位フィリピン21.7% 5位タイ19.6%
最下位ロシア▲26.2% 24位ギリシャ▲13.6% 23位ドイツ▲8.0% 22位英国▲6.1% 22位日本▲6.1% 20位フランス▲5.2%
・発掘実力企業:営業最高益企業(17)クリエイトSDホールディングス <3148> [終値3710円]神奈川県地盤のドラッグストア。
地域密着で高齢者に標準合せた店舗づくりで収益力高めている。2015年5月期連結営業利益前期比14%増、102億円と2期ぶりに過去最高更新へ。
売上高に占める食品の割合は4割弱で、同業他社の1〜2割に比べると高い。調剤薬局を併設する店舗増やす。
自宅や施設に入居する高齢者に医薬品届ける訪問調剤も進める。
・スマホゲーム、群雄割拠。ヒットが出るたびン勢力図が一変するスマホゲーム業界。「戦国時代」の様相を呈している。
「1本のホームランがすべてを変える」のがスマホゲーム業界。
ガンホー <3765> [終値455円]ミクシィ <2121> [終値5420円]コロプラ <3668> [終値3395円]スマホゲームの「新御三家」と称される。
時価総額合計約1兆4000億円と元祖ゲーム銘柄の任天堂 <7974> [終値11185円]に迫る。
ゲーム関連と言えばグリー <3632> [終値810円]DeNA <2432> [終値1270円]だった。
「下剋上」の背景には、主戦場が「ガラケー」から「スマホ」へとシフトしたこと。
開発リスクは増大。ガラケー時代は開発費用1タイトルあたり1000万円、開発期間も3ヵ月程度。
スマホ専用ゲームソフト「ネイティブアプリ」だと費用1億円、期間も半年程度かかることも珍しくなく。
既存ゲームソフト大手がネイティブアプリに力、家庭用ゲーム機で培ったノウハウ生かしやすい。
スクウェア・エニックス <9684> [終値2137円]バンダイナムコHD <7832> [終値2684円]はスマホゲームで中規模ヒット生む。
「その次の勢力」としてKlab <3656> [終値1390円]マーベラス <7844> [終値1190円]注目集める。
「キャッシュを豊富に保有しているため、ヒット作が出るまで開発を粘り続けられる」としてグリーやDeNAによる「再下剋上」の可能性も指摘。
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