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扉を開いて(2/6号)

2010年2月6日(日)はれ

・ウォール街強者のDNA。規制強化と先進国経済の停滞でウォール街の金融大手はビジネスモデルの転換迫られる。
 主役が投資銀行からファンド勢に移りつつある。
 大手は高リスク路線改め安定志向強めるが利益の先細りは否めず。
 一方ファンド勢は流出トレーダーの受け皿となり、巨額の富み狙う。

・野村HD <8604> [終値521円]米国進出4度目の挑戦。米国社員約2200人と1年半前より倍増。債券ビジネスで収益稼ぐ。

・規制からの逃避、拡大そして株式公開。
 歴史が示す暴走の3条件を満たしている買収ファンド、投資も業務も急拡大しつつある。

・今週は不確実性の雲が晴れたかどうか確認する週に。
 米国の景気、雇用に明るさが見え、内外の企業業績も予想以上に好調。
 日本にも晴れ間が見え、景気の踊り場脱却の展望見えてくる。

・ソニー <6758> [終値2919円]
 危機管理モードから平時モードへのシフトが鮮明。中国やブラジルなど新興国での事業が好調。「構造改革」効果。

・新日鉄 <5401> [終値313円]住金 <5405> [終値224円]合併による規模の拡大と国際化の加速、
 世界トップの技術力を結集すれば時価総額でいずれアルセロール・ミタルに追いつくチャンス。
 株式市場では大型合併日本の産業力を見直す気運になるとの受け止められた面も。

・京王 <9008> [終値548円]高齢化対応、シルバー向けなどを意識した事業展開の打ち出しを強め、
 沿線の「開発」(不動産中心)から「維持存続」(生活サービス中心)へと投資の軸足移す。

・花粉症対策、業績プラスの影響を与えそうな企業:協和発酵キリン <4151> [終値852円]抗アレルギー薬に強み

 クオール <3034> [終値85000円]抗アレルギー薬などの処方箋枚数が増えることを想定、薬の在庫増やす。

 大衆薬では大正薬 <4535> [終値1859円]ロート <4527> [終値931円]など内服薬や点眼薬販売。

 フマキラー <4998> [終値381円]鼻腔塗布クリーム市民権得つつある。

 ファンケル <4921> [終値1197円]今年の花粉症対策の栄養補助食品(サプリメント)売上昨年比7割増見込む。

 花粉大量に飛んだ2005年春先には参天薬 <4536> [終値2981円]日本バイリーン <3514> [終値445円]
 ヨーグルトの森永乳 <2264> [終値357円]株価騰勢強める場面見られた。

・OUT Look:今週の株式相場は底堅い展開か。1月米雇用統計で失業率が大幅改善。米景気の回復期待は根強い。
 新興国の利上げや円高の懸念で上値追いの展開にはなりにくいとの見方が多い。
 日経平均株価1万400〜1万700円の範囲で動くと予想。今週も先週同様、底堅いながらも値動きに乏しい展開に。
 根拠の一つに日経平均の予想変動率示す日経平均ボラティリティーインデックス(VI)の低さ。
 10日株価指数オプション2月物の特別清算指数(SQ)算出日。「波乱SQ」となる可能性は小さそうと。 

・Wall Street:今週の米株式相場は好決算と景気回復への期待で底堅い動き続きそう。
 株価は約2年半ぶりの高値圏、エジプト情勢などが上値を抑える可能性も。
 注目決算は9日シスコシステムズ、コカ・コーラ。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が9日の議会証言で景気にどんな判断示すかが注目。 

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派47%(前回比+12)弱気派21%(同-17)中立派32%(同+5)
 米国の景気回復や国内企業のM&A(合併・買収)への期待の高まり反映。

・高騰していた「金相場」が今年に入り失速。NY相場(中心限月)4日、前日比4ドル安、1トロイオン=1349.0ドル。
 昨年12月に付けた過去最高値(1432.5ドル)を約6%下回る。
 米景気の回復期待を背景に「資金の逃避先」としての需要後押し、欧米ファンド勢が金から株式へ資金シフト。
 エジプト情勢の悪化などを材料に高値を保つ原油相場と対照的な値動きに。
 市場では1200ドル台後半を下値のメドを見る声多く。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は欧米株の堅調ぶりが目だった。
 米国の雇用改善が確認された上、消費関連の指標が市場予想を上回った事も買い安心感に。
 アジアは旧正月で香港や上海は休場日多く、台湾やベトナムは1週間休場。

・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長3日の講演と記者の質疑応答で米経済の自律回復への期待感示した。
 「消費と企業支出で自律的な持続が起きつつあるのかもしれない」
 「2010年の物価上昇率はわずか1.2%」「新興国の過剰需要の圧力を米金融政策のせいにするのは全く不当だと思う」

・日本国債、そして日本経済の行く末、3つのシナリオ 近未来図 時は2020年

 悲観シナリオ:「日本、国際通貨基金(IMF)に支援要請」
 日本長期国債8%、日経平均株価5,000円割れ、円相場1ドル=200円に下落。
 急激な円安で輸入価格が上がり国内物価高にも火がつく。
 世界メディアは「2008年リーマン・ショック上回る混乱」

 中間シナリオ:「失われたのは何年?」日本経済は緩慢ながら成長続けている。
 街角から「実感なき景気回復」消費税は10%に引き上げ。2020年代の今も財政再建道半ば。長期金利1.8% 
 円相場1ドル=110円 日経平均株価約1万2千円 
 「失われた年」また重ねる。

 楽観シナリオ:「高齢化社会でも成長できる国」「ライジングサン再び」と評価。日本「新成長戦略」奏功。
 多くの外国人が日本で生活、英語や中国語が飛びかうのは日常的光景。外国人医師や看護師による国内診療に道。
 新薬承認期間短縮。経済成長率2.0%超。政府消費税引き上げとともに財政再建の数値目標立て次々と達成。
 長期金利3% 日経平均株価1万7千円上回る。

・BRRON’S:世界的な需要増や地域的な異常気象背景に穀物の需給は極めて逼迫。先物相場は昨夏から高騰。
 トウモロコシは30ヶ月ぶり、大豆は28ヶ月ぶりの高値。
 「米国農業歳業者が供給不足を解消できるだけの作付面積を確保する」との見通し立たなければ
 相場下落に転じることは無さそうと。
 米農務省今年度の作付面積公表は3月末。  (日経ヴェリタス)

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