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昔は配ってたんですよ・・・

ミョウジョウ・アセット・マネジメント菊池真氏株式セミナー (2013.6.15)

8月 8th, 2013

  ミョウジョウ・アセット・マネジメント(株)代表取締役 菊池真氏

  約3ヵ月に一回の株式セミナーが2013年6月15日(土)東京人形町で開催いたしました。

  2月の前回(2013.2.23)は「祭り」には参加しましょうと言っておきましたね。

  ミョウジョウ・アセット・マネジメントのインターネットサイト( http://www.myojoam.net/ )で

  4/26 14000円手前で祭りから帰った方が良いと配信。

  5/2 14500円の時、「高値ではないか」とのコメントを出しました。

  セミナー開催決定   お申込み・詳細 ⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=2854

  上昇の末期症状で高値からの急落があり、上昇相場が終わりを迎えたようなところ。

  今後どういう行動すればいいのか?

  上がり過ぎたものは下がり過ぎます。

  目先は13000〜14000円のボックス。

  向こう3ヶ月ぐらいはこんなところでしょうか?

  超目先は最後にお話いたします。

  【短期的見通し】

  日経225種平均株価のEPS(1株当たり利益)900円でPER(株価収益率)14倍で1万2600円 15倍で1万35000円 16倍で1万4400円。

  14〜16倍で推移すると思われます。

  日本だけがPER20倍(1万8000円)に買われる理由はない。

  需給を考えるとPER16倍よりオーバーシュートは難しいと思えます。

  信用買い残はすごく増えました。これだけ株価が調整しても改善していない。

  ということは株価が上がるとやれやれ売りが出てくるということです。

  行き過ぎることがあるとすれば、上ではなく下と見ます。

  最も今が下に行き過ぎとも思っておりますが・・・

  今回の株価上昇も外人投資家主体でした。

  外人、特に中長期にロングオンリーの資金は超アンダーウエイトからニュートラルに引き上げ。

  2月ぐらいまでは超アンダーウエイトだった。

  「アベノミクス」も大したことがないと思っていたようでしたが、

  株が上がってネガティブリスク取ることからニュートラル(リスクなし)へと解消。

  3〜5月におこなったところ。

  今後一回ニュートラルにしたので、半年ぐらいは様子見になる。売りも買いもしないというところ。

  ここでは積極的な買いは半年ぐらい期待できないものの、売ってくることもない。

  半年先は中間決算発表からもう一度アンダーウエイトに持っていくのではないか。

  【中期的見通し】

  今年の高値は5/23の15943円は向こう数年では抜けないと思っています。

  予想EPS900円でPER18倍は行き過ぎだったと思っています。

  EPSが1200円でPER15倍となれば高値を抜けるかもしれないが、狂乱の中でフルパワーで付けた高値は越えない。

  中間決算期から中長期外人投資家が売り始める理由は二つ。

  株価上昇の背景は、円安進行、金融緩和。円安メリットで業績押し上げ。

  金融緩和で貸出残高増加、地価上昇期待。

  ・円安メリットは思った以上に大したことはない。

  円安以外の問題が大きくなる。金融緩和の効果はいつまでたっても出てこない。

  決算、下期偏重にしている企業多く、世界景気回復など円安進行以外の願望が入っている。

  下期になって回復する可能性低い。

  ・円安進行への弊害。輸入物価上昇が顕在化する。ガソリンと電力料金が顕著。

  ガソリンは原油を買う時に為替を取る。タンカーに乗せ、ガソリン精製、そしてスタンドで売る時までには半年かかる。

  4月から半年後は10月、2月なら8月から影響顕著になってくる。

  発電コストも同じようなところ。発電コストが上がるごとに電力料金上がる。

  企業にとってもエネルギーコストが圧迫する。

  業績の押し下げ要因になる。下期は業績落ちてくる。

  外人(中長期)がやっぱりアンダーウエイトで良いとなってくるのではないか。

  日本の機関投資家は見ているか売るとの選択しかない。

  下落トレンドは11月から始まり、来年1年間は売らなければ儲からない。

  株は下がり始め、EPS900円は怪しくなる。

  年末11500〜12000円、来年は8000円に逆戻りになる。

   【長期的見通し】

  前々回と前回と変わらず。

  10円の円安で日経平均株価1000円押し上げ。80円から100円の為替変動で9000円から2000円は円安進行で。

  その上の2500円は円安以外の要因=クエスチョンマーク。

  一般論としてある国の毎月10ある長期国債発行。中央銀行が7を買い入れするって、まずいんじゃないかなって思いませんか?

  いつまでも続けられるものではない。

  外人投資家に財政ファイナンスと捉えられるようになるリスクも。

  リフレ派の理論としては、2007年以降米国じゃぶじゃぶの金融緩和に対して日本はそれほどやってなく、円高となった。

  米じゃぶじゃぶで日本も負けずにじゃぶじゃぶで円安、米じゃぶじゃぶ修正で日本じゃぶじゃぶで円安圧力強まると。

  過度な円安、過度なインフレが立ち上がった場合、リフレ派は出口考えるとしています。

  今の日本に落としこんだらどうなるでしょうか?

  金融緩和止める。国債を買わなくなる。

  そんなことになったら国債市場大暴落となり、長期金利上昇。

  究極の選択で、「過度の円安進行とインフレ放置」か「出口政策で金利上昇」。

   【今一番の関心の超目先】

  株と為替は分けては考えられない。

  5/23株の急落。引きづられて円高に。

  株の調整から為替の円高が6/7まで起きる。

  6/7あたりで調整は完了していたはず。

  黒田東彦日銀総裁が6/11正午金融政策決定会合の結果、追加策なし。

  後場若干の円高・株安にはなったものの落ち着いていました。

  ところが16:00過ぎからの会見初めて「何も問題なし。すべてうまくいってる」と述べる。

  外国人が中央銀行総裁に求めるものは市場に対しての会話。

  FRBはうまい。FRB以外のメンバーに縮小など言わせる。

  市場との対話は日銀歴史的に下手。

  外人投資家は黒田氏は市場の対話はうまくやると期待していた向きも。

  アベノミクスの狙いは「円安・株高」

  ところがその時点では「円高・株安」になっており、当然そこへのコメントを待っていた。

  黒田東彦日銀総裁に対する不信感芽生える。

  となると「異次元緩和」への不信感となる。

  6月第2週(10-14日)の状況は人災だった。

  7/21参院選があり、このままでは自民党格好が悪い。

  日銀金融政策決定会合への期待で「ゼロ回答」からの下落なら期待先行と取れるが、明らかに口下手で下落したことに。

  次回7/11会合では自民党からのプレッシャーも相当加わり、バズーカ砲打てと。

  日銀の立場からみると、何もなく7/11に政策を入れたら自民党のプレッシャーに負けたとの思惑突かれるが

  この失態挽回という大義名分があるため、黒田氏は7/11にはサプライズ出してくるはず。

  もう一度為替は100円オーバーとに。日経平均株価も14000円オーバーへ。

  今週主要8か国首脳会議(G8)、そして米連邦公開市場委員会(FOMC)がある。

  FOMCでQE3縮小の流れが打ち出されて、リスクオフにならず米国株上昇なら円安・ドル高へ。

  ただ最近は出口理論でると世界中で「リスクオフ」反応。

  そうなると米国株急落、最後の円高。

  試してから7/11にかけて円安・株高へ。

  今週通過すれば大きな波乱要素はないのではないか。

  7/11には挽回図ってくることを再来週(24日)以降は織り込んでくるのではないか。

  選挙が終わって衆院絶対過半数になって成長戦略第4弾、オリンピック開催都市決定(9/7)株式市場盛り上がりの要因。

  ポジティブサプライズでは8月から9月にかけて日経平均は15000円トライも。

  ただしそこまで買いで取りに行ってはいけない。

  いったとしてもそこは売ってください。持ち株全部処分してください。

  QE3は今後の為替に影響します。

  9月に縮小、12月に終了と予想。バーナンキFRB議長来年1月に任期切れ。

  バーナンキ氏は辞めたいと思っているらしい。共和党支持者なのに良かれと思ったQEは共和党議員にたたかれる。

  「やってられんわ」との気分?学者に戻って研究に専念する?!

  2月以降バトンタッチなら止める時にはQEを残したままにするか?リセットしてからバトンタッチするか?

  リセット(QE終了)してからバトンタッチするのではなかろうかと。

  1月時点で終了に持っていくなら12月のFOMCでで終了と。

  いきなり終了するのではなく、縮小させてから終了させるのが既定路線となっている。

  1〜2回縮小させる。6月の今回の縮小はないのではないか。

  9月縮小となれば、一段のドル高要因に。

  今年10-12月あたりは株は下がるが、円安圧力がかかる。

  年末に向かって為替は105〜110円。株価は11500〜12000円ぐらいかと。

  株と為替の相関関係は崩れてくる。

  夏以降輸入物価の高騰。暖房するのは電気か石油燃料。北の方の人たちから悲鳴も。

  ハウス栽培や漁業などからも悲痛な声もあがるかと。

  今マスコミは選挙前なので政党批判していないが、選挙後批判噴出も。

  今は短期的に振れ過ぎ、6月第4週(17-21日)とどめの円高、株安(1万2000円割れもあるかも)があれば戻りを取りに入ってもいい。

  選挙後為替100円、株価1万4000円。1万4000円からの上は期待しない。

  ドル円の下値のめどとしては、フィボナッチチャート(61.8%押し)で93円58銭。

  その下は92円50銭。最悪90円50銭(半値押し)。半値押しは全値押しと言われそこまではないと思っています。

  5月までの株の上昇時は銘柄選択なし。今後は期待相場から業績相場へ。

  どの銘柄が割安か割高か選別物色が始まる。

  自動車完成車メーカー、トヨタ <7203> [終値5590円]富士重工 <7270> [終値2164円]は良いかと。

  日本企業の国際競争力、家電は地に落ちてしまった。インフラとトラックが強み。

  日立 <6501> [終値643円]いすゞ <7202> [終値727円]注目。いずれもPER11倍台です。

  これらは戻る時には大きく戻り、下がる時も最後まで残る。

  イメージだけで上がったものは戻りも鈍く、売られる時には激しく売られる。

  金融・不動産は金融緩和のメリット受けると買われるものの、いつまでたっても金融緩和の効果は出ないので手を出さない。

  金融緩和の効果が出ないのは・・・?

  金利が「ゼロ」になり、量的緩和している。リフレ派は効果が出るまでやれ!!と。

  金融緩和の効果は銀行からお金を借りて設備投資や株や不動産投資信託(REIT)を買って始めて効果。

  効果は銀行の融資残高が増えて始めて出る。

  潜在需要の借り手は金利が下がれば借りることもあるが、金利は変わらず、借り手にとってメリットなし。
 
  貸し手(銀行)の立場にとって審査する。日銀が緩和しても貸し倒れリスクは取れない。

  最終的に安倍政権が銀行の審査基準引き下げ圧力などしてきたら将来は不良債権の山になる。

  「金(ゴールド)」は商品(コモディティー)のカテゴリーに入りますが。「金」は通貨。

  何千年も前から価値のあるものとされてきた。「金」は変化していない。

  ドルが金本位制だったころは1オンス=35ドルとなっていました。

  現在1オンス=1390ドル(6/14)ドルの価値がそれだけ下がったこと。

  ドル高になる状況で「金」を持つ価値はない。ドルとの逆相関に。

  今後ドルの価値が上がるので「金」は輝かない。保有する意味がない。

  量的金融緩和の縮小=金利引き上げ、ではない。

  アメリカに短期金利が引き上げられるのは早くても2015年。それもないかもしれない。

  安倍晋三政権成長戦略、「株式会社の農地保有」「混合診療」「企業解雇基準の緩和」

  この3つの規制緩和が出れば「本気」と外人が思う。既得権益者との戦いに。

  これらが出るとなれば、外国人の一部が勘違いして一段高相場もありうる。

  外人期待は法人税引き下げではなく、規制緩和求めている。

  米国市場、積極量的金融緩和(QE3)終了→長期金利上昇→PER低下圧力で株価押し下げ要因。

  ただし、米国株はPER16倍と割高感強くない。株価上昇は企業業績成長の裏付けある。

  PER要因(16倍が15倍に低下)で数パーセントの下げでも、企業業績伸びてカバーできるかも。

  9月半ばから後半以降は「空売り目線」来年は株を売ってもうけるもの。

  来年は為替120円突破。(来年末は130〜140円)

  会場はまたしても「し〜ん」となってしまっております。

  次回はオリンピック開催が決まる頃お会いしましょう。

  9月21日(土)開催決定

  【早割】は8月末まで

  お申込み・詳細 ⇒ https://www.directform.info/form/f.do?id=2854

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