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昔は配ってたんですよ・・・

◎ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表 菊池真氏の4回目の講演

5月 16th, 2012

  ◎ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表菊池真氏の4回目の講演です。(2012年3月10日東京)

  質問は途中でも気が付いたときにいつでもどうぞとはじまりました。(株価は2012年3月9日終値)

  【前回の見通し】

  前回は相当手持ちの株を売った後でしたので、ボックス圏をどちらかに放れる時は上に放れるのではないかとお伝えいたしました。

  一度楽観がないと悲観が来ないと申しました。(セミナー概要は下のURLでご覧いただけます。)

  2/14日銀の金融緩和から1ヵ月で10%の上昇となっています。

  昨年後半にグローバルに株式配分を引き下げました。状況に変化の見られない中のNY株上昇。

  乗れてる投資家はほとんどいない・・・

  「こんなに株が上がるのはおかしい!でも下がったら買いたい」

  「高値をどんどん買い上がりたくはないものの、次の押し目は絶対買いたい。」

  今回の3日間の押し(3/5-7日)はどこまで下がるか見定めて買いたいといった状況でまた上がってしまったようなところ。

  ピンポイントでは当てられない。反発が始まると「やばい!」とそこは高値でも買ってくる。

  【短期的見通し】

  今後の見通しでは短期では大勢4月一杯までは押し目待ちの上昇トレンドが続くと見ています。

  3月中には動けない投資家もいます。

  前々回グローバル投資家の資産配分は四半期ごとに行われることも少なくない。

  需給的には4月までは持つのではなかろうか。
 
  株式を買い付ける時は理由が入ります。

  今回は10-12月期決算は思った以上に悪かったが2012年大幅増益との大義名分に。

  買われる順番は一番質の良いものから買われる。そして理由があっての出遅れの理由を目をつぶって2番手へ。

  かなりの理由に目をつぶって3番手を買う。

  ここから4月一杯の上昇トレンドを取るなら堅くいくなら1番手の押し目。

  2番手・3番手を狙うのも有効でゴールデンウィーク前に利益確定。

  ここでの1番手2番手というのはどういうものでしょうか?

  今回は過去半年の株価の動きで解ります。

  日経平均の過去半年のチャートを見ますと10月初め、11月終わり、1月半ばに安値をつけています。

  8月初めからリスク資産圧縮。持ってる銘柄を売ってきました。そのピークが10月初め。

  中間決算で業績の悪化織り込む11月終わり。そして1月半ばとなっています。

  一番手銘柄は10月初めに安値を付けています。(外人が一番多く持っていた銘柄)

  二番手が11月終わりごろ。三番手が1月半ばではないかと。

  ファナック <6954> [終値14720円]やコマツ <6301> [終値2363円]などは10月に安値。

  二番手銘柄は10月初めと11月安値がほぼ同じ。

  自動車を見ると日産 <7201> [終値836円]やいすゞ <7202> [終値462円]が10月(1番手)、
トヨタ <7203> [終値3420円]、ホンダ <7267> [終値3065円]は10月と11月がほぼ同値に(2番手)。

  3番手は10月より11月が安く、1月も同値か同値以下になっています。

  自動車とか電機セクターは銘柄数も多く業種の中で1、2、3番手とあるが、

  ほとんどがセクター自体が1、2、3番手となっています。

  大手商社5社は1番手、大手証券、鉄鋼、海運は2番手、

  3番手は不動産、電子部品(TDK <6762> [終値4310円]や日本電産 <6594> [終値7360円]は1番手)、民生電機、ガラスなど。

  シャープ <6753> [終値522円]はそれ以下です。絶対に出遅れだとしても買わないように。(戻ったら売りです)

  この4月までの戻りではこの定義は変わらないと思っています。

  どこで安値を付けたかを見てください。

  相場が変わればその時々に若干は1〜3番手などの変化もありうるところですが・・・

  2012年度大幅増益の大義名分。4/25から業績発表が始まります。

  出てくるまでは期待感。出てきたら期待感はしぼみます。企業も堅めの発表になってるはず。

  「大したものが出てこない(驚くような発表はない)」そこから先はそれ以上買い上がる材料はない!!

  先ほど4月にならないと買いに来ない投資家もいるとお話しましたが、

  4月になってゆっくり1〜2か月かけて買ってくるでしょうか?

  早めに買ってしまって5月には買う好環境は終わってしまうのではなかろうかと。

  ここからはいつ売られ始めるかを見るところか。

  5〜7月はもみ合い。(若干下へ行き始めるような)ここは中小型のテーマ材料株が動くような気がいたします。

  転機は7〜9月か?

  4-6月の決算見極め、控えめとの話となってくれば・・・

  本決算で期待がしぼみ、4-6月決算でもっとはげる!!

  米国の季節調整係数は4月分(5月の発表)より押し下げ要因となってきます。7-8月がもっとも下押すことに。

  経済統計が悪くなりやすく。米景気は好調が続くか疑問に・・・

  中国は経済調整座談会が7月行われます。新主席招かれ新主席の経済戦略発表へ。

  銀行不良債権と中小企業への貸し渋りにおいて、不良債権が増えても中小企業に金を貸す政策。

  無理やりな景気浮揚策で目先は良いが・・・

  7-9月ブラジル国債大量償還、ブラジルの景気財政状態痛んでいます。将来誰が損をするか?

  ブラジル国債はスペインが多く持っております。中南米発の欧州金融危機にならないとも・・・?!

  7-9月の転機は下でしょうか?!

  【フェーズはやはり下落が濃厚】

  例年5月、8月は下落の転機になる傾向が強い。

  本決算や4-6月決算受けて売られる形に?!

  ユーロ加盟国の選挙、4月のフランス選挙注目。

  【下落のシグナル】

  上昇過程で買われたものほど売られてくる。

  1/16からの上昇波動は8、9月に売られた銘柄が上がった。

  下落が始まるときは三番手とよく上がった二番手が売られる。

  【為替】

  為替はもう一度円の高値を見に行くのではないだろうか。7-9月から株が売られるときに。QE3なども話題に。

  日本株が上昇中は円安に。後半は円高を試す。77円ぐらいでしょうか?

  ここでは円をドルに換えて、ドルを証拠金(担保)で円を売る。

  【AIJ投資顧問問題】

  他の投資信託からの年金資金解約などで清算に伴うような株価への影響はなかろう。

  なぜか取次ぎを行った信託銀行への責任問題が話題にもならないのがおかしいと思う。

  しっかりと運用を確認して顧客に報告する義務があるはずと。(強い口調で・・・)

  【まとめ】

  日経平均株価は前回の通り高値10800円どころ(10500円)

  下値最大6000円(8000円どころか)

  ヨーロッパ発のグローバルな金融危機があれば6000円に。

  ゴールデンウィーク前に引っこみましょう。

  5〜7月もみ合いなら中小型株、材料株で。

  そして7月からは空売りも。

  次回は6月辺りを予定しています。

  ぜひ本日ご参加していただけた方は次回もよろしくお願いいたします。

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20年以上の日本株運用経験を持つ代表取締役 菊池真のマーケット・コメント、
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