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昔は配ってたんですよ・・・

ミョウジョウ・アセット・マネジメント 菊池真氏  株式投資セミナー(2013.2.23)

5月 3rd, 2013

  ミョウジョウ・アセット・マネジメント(株)代表取締役 菊池真氏

  約3ヵ月に一回の株式セミナーが2013年2月23日(土)東京人形町で開催いたしました。

  「昨年11月に『円安恐慌』という本を出版いたしました。

  円安進行で株・金利などどうなるかというシナリオを描いた本です。」との一声から始まりました。

  ただ一つご理解していただきたいことがございます。

  今は円安進行で株が上がっています。

  為替は対ドルで80円割れから93円と15円ぐらい円安となり、株価は8500、600円〜11000円ぐらい約3000円上がってきました。

  為替15円で株価3000円。為替と日経平均株価の関係で為替1%で株価2%動くところ。

  これが未来永劫続くのでしょうか?!

  為替が110円になった時株価は1万4500円、125円で1万7500円に行くでしょうか?150円で3万円上がるとは・・・

  円安と株高はいつまでもパラレル(平行)にはいきません。

  為替は状況の変化で青天井となることはありますが、株価は業績×バリエーション。

  株価の上昇にはおのずと限界があります。

  株価が3万円とか言ってる方がいらっしゃいますが間違いです。

  とここまでは前振りです。

  さて前回見通し(2012年12月15日)「円安進行歓迎相場」第2ラウンド(日経平均株価上値10500-11000円)に上値は甘すぎました。

  日経平均株価上値のメドは1万3000円。

  過去20年間振り返ってみると大相場は4回あります。

  1996〜97年、99〜2000年、03〜04年、2005年後半であり4回ともおよそ50%上昇しており、

  11/14日経平均8665円起点で50%上乗せで12998円となります。

  また今期日経平均EPS574円、来期強気予想は6割増益で計算すると921円。

  PER(株価収益率)は米国12-13倍、欧州10倍、プレミアム乗せて14倍とすると12900円。

  ただ今回は水準よりも時期を優先するところ。

  時期は安倍晋三首相にとって一番重要なことは参院選大勝利が目標。

  その参院選大勝利したら「アベノミクス」6ヶ月経ちアベノミクスの検証に入る。

 検証でボロが出てくる。

  個人的には相場の展開が早くなっており、6月あたりに相場の天井になるようなところも・・・

  6月に買いポジションから降りることを。

  7〜8月は上がったとしても頭と尻尾はくれてやれです。

  現時点では個人投資家と同じように中長期の外国人投資家も買えていない状態です。

  個人投資家は押し目を買おうとしていますが、今回は押し目を待たずにとりあえず買っていきましょう。

  押し目が来たらラッキーとそこでは買い増しで。
 
  今買いポジションがほとんど何も持ってないとしたら押し目待ちはありえません。

  2月後半、3月前半は買っていきましょう。

  今は「お祭り」が始まっています。

  斜に構えることなく、祭りに参加しましょう。

  一番手堅いのは日経平均指数ではないかと。上場投資信託(ETF)や先物・・・

  【短期的見通し】

  日銀総裁人事では安倍晋三首相は学者好き、麻生太郎副総理・財務・金融相は学者嫌いと多少の違和感はありますが・・・

  武藤敏郎・大和総研理事長だったらネガティブかと。それ以外なら誰でもいいといったところ。

  個人的には黒田東彦(はるひこ)アジア開発銀行総裁が無難かと思っております。

  総裁人事固まれば「アベノミクス」実行へ。

  4月-5月にかけて本決算では各社かなりの大幅業績回復発表見通し示されるものの、

  アナリスト予想より低く、会社見通し慎重すぎといったところを囃し立て株価上昇に弾みも。

  そうなると買い遅れていた中長期の外国人投資家が買わざるを得ないところも。

  【中期見通し】

  参院選前後までには日経平均株価は高値(13000円どころか)に。

  その後もみ合いとなるのではないか。

  「アベノミクス」効果の本格的な検証は10〜11月。

  結論としては「期待外れ」になる。

  為替感応度が期待したほどでないと市場が気づく。

  プラザ合意以降各企業円高対策をやり、円高デメリットを小さくさせている。

  ということは円安メリットも小さくなっているということです。

  ニコンがいい例ではないでしょうか。

  製造業は原材料を買い、製品に加工して売る。

  原材料を買う通貨と製品を売る通貨が違うから為替感応度となる。

  優秀な経営者は為替感応度を「ゼロ」にするようにしていたはず。

  海外に工場つくり、現地で売る。

  ニコンは工場は日本(日本でつくり)原材料をドルで買う。

  ドル建て決済で海外生産しているのと同じに。

  電機・素材セクターは為替感応度「ゼロ」に近いところ多く。

  自動車は為替感応度は期待以上に出る。

  為替以外の要因が業績不振の原因だと浮き彫りになる銘柄も多く出てくる。

  【長期の見通し】

  前回の見解と変わらず。

  日経平均の高値は参院選前後かと。

  中間決算あたりで「アベノミクス」の化けの皮がはがれてゆくかと・・・

  為替はずっと円安傾向になっていきます。

  中間決算発表以降は円安・株安が訪れる。

  来年は鮮明な円安・株安となる!!

  日本株はショートのみのポジションと。

  20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議でアメリカが「アベノミクス」に文句ないどころか支援に回った。

  アメリカはドル高政策に政策転換をした。

  昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第三弾(QE3)国債追加で失業率6.5%以下、インフレ2.5%見通し上回ると止めると。

  米連邦準備理事会(FRB)は失業率低下より、インフレリスクを懸念しだしたところ。

  1月のFOMC議事録では参加者の多くがインフレリスクが立ち上がってきたら速攻QE3は縮小へ。

  今までのQE3の終了からQE3の「縮小」または終了という言葉が加わる。

  850億ドルづつ買っているものを少なくするというフェードアウトする議論盛り上がる。

  かなり高い確率で年内1回目の減額があるのではないだろうか。

  11-12月あたりかと思うが1回目の減額でマーケットは先を読む。

  ドルは全面高となっていくことなるかと。

  為替は100円というレベルは大丈夫と言ってはいるが、100円を超えたらまずいことになるとわかっている人が多い。

  これまでは円の独歩安による円安誘導。

  アメリカの金融ステージが転換するステージとなれば、ドルの独歩高となり日本でのブレーキはかからない。

  「大円安時代」に突入。

  その時には日本株は上がらない。

  相当なところに為替が行くとインフレが立ち上がる。

  長期金利上がる。

  債券業者・銀行など保有残存期間を短縮する。

  円安・株安は12月は入り口で来年本格化。

  円安となってきてもガソリン価格が上がってないといった質問を受けますが、ガソリンなどタンカーに積む時の為替価格で決済されます。

  12月に買ったガソリンは4月に店頭に並ぶ。

  その頃から円安の影響が出てくると思われます。

  電気料金が大きく値上がりするのが今年の後半。

  円安の影響はタイムラグの後にこれから起こってきます。

  円安の弊害(輸入物価の上昇)が表面化へ。

  12月は各所から悲鳴の声が聞こえてくると。

  今は「アベノミクス」やれやれ!!が実際に円安の弊害になったら怖い。

  目先は「お祭り」に参加して「買って」6月あたりで降りて、しばらく見てる。

  10-11月に業績が期待外れとなったら「売り」で取る。

  ドルはいつ買ってもいいと考えています。

  まずやらなければならないことが自分の資金100あるのなら5をドルでレバレッジかけて100買う。

  国内で何もやらないとしたら円をロング(買い)している状態です。

  為替のポジションではFXでもドルを買っておくことです。

  必ず2年後には結果が出ています。

  やっておかなかったら大変なことになっていたと安堵する時が来るはず。

  ここから4、5、6月に向けて何を買えばいいのか?

  外人中長期投資家がこれから買ってくるのですから外人投資家好みの銘柄です。

  外人の好みと言えば低PER(株価収益率)高ROE(自己資本利益率)時価総額が大きいアナリストレーティングが高い銘柄。

  これから日本株を買ってくるような外人投資家は昨年10月までは日本株なんて見ていない。

  買うとしたらアナリストの評価高い大型銘柄。

  当然その先に売られる時も今回買われる銘柄です。

  レーティングが高く、時価総額3000億円以上の銘柄。(別表参照 個人的に黄色が好み)

  ミョウジョウ・アセット・マネジメント インターネットサイト http://www.myojoam.net/

  次回の株式セミナーは6月15日(土)に予定しております。

お申込み⇒https://www.directform.info/form/f.do?id=2854

今までにアスリーム主催で行った株式講演の講演内容をまとめてございます。

第一回の概要 

第二回の概要

第三回の概要 

第四回の概要

第五回の概要 

第六回の概要

第七回の概要

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